何度くりかえしたら気がすむんだ英会話とダイエット #書く習慣
いったい何度、挫折してはくりかえして来たことだろう。英会話と、ダイエット。
もうかれこれ20代の頃から何度もトライしている。今年こそは、って毎年思っている。それで、ダイエットはちょっと置いといて(置いとくんかい)わたしはこの春、また英会話を始めようと思っている。
きょうもいしかわゆきさんの「書く習慣」1週間プログラムのお題にそって書いている。きょうのお題は「この春、チャレンジしてみたいことは?」だ。
そう、わたしのチャレンジしたいことは、英会話だ。
20代の初めにイギリス旅行をしたわたしは、英語がちっとも喋れなかった。いっしょに旅した当時の彼氏(現夫)にからかわれるくらいの喋れなさ。
それでもすっかりイギリスに惚れたわたしは、ブリティッシュ・カウンシルの英会話スクールで猛勉強をした。1年半もすればそこそこ日常会話くらいはできるようになったが、仕事の忙しさにかまけてスクールを辞めたとたん、あっというまに何もかも忘れてしまい、結局元のもくあみになってしまった。
その後、子育てで英語どころじゃなくなり、また勉強を再開したのは2017年。そこからはゆるく独学を続け、2020年には英検を受けたりもした。しかし、コロナになってからイギリス旅行が夢のまた夢になってしまったこともあり、大学に入ってからは英語の勉強をすこしもできていなかった。
単語アプリの「mikan」だけが毎朝7時に、そろそろ学習を始めましょうよ!と誘ってくるが、完全に無視。もはや時報がわりにしていた。
そんなわたしがまた英会話を始めようと思ったきっかけもまた、大学だった。
わたしはいま通信制大学の文芸コースに通っている。昨年春に3年次入学をし、ヒーヒー言いながら1年でなんとか43単位を取得し、この春から卒業研究(小説)に入ることができた。学芸員課程も履修している。
ある日ふとオンラインで大学のマイページを見てみると、「募集」というお知らせに目がとまった。なんと、通信制大学の受講生は、DMM英会話がなんと月々2000円で受けることができるという。これは始めるでしょ。と、後先考えずに申し込んだ。
オンライン英会話。なんとなく憧れていた。いやでもちょっと待ってよ。ブランクがありすぎて急には話せない。それに申し込んではみたものの、このままズルズルやっていたら意味がない。目的を明確化させようと思った。
わたしの目的は
ヴィンテージウェディングドレスを仕入れて、日本の花嫁さまに紹介する
自分のリメイク作品をイギリスで販売するため、プレゼンテーション能力を身につける
イギリスでヒストリカルドレス(中世のドレスなど)の勉強・研究をしたい
一度でいいから、旅行じゃなくて一定期間以上暮らしてみたい
何よりもまたイギリスに行きたい
というもの。目的を書いたらくっきりしてきたぞ。
スキマ時間で英語を学べるおすすめアプリ
オンライン英会話は5月から始まる。それまでに準備をしようと思った。しかし、わたしにはとにかく時間が足りない。本業も副業も主婦業も学業もある。そのためわたしが現在採用しているのが、「アプリによるながら学習」だ。
BBC Sounds
まず、朝、仕事場に向かうときは、「BBC Sounds」のスマホアプリ。BBCニュースを無料で聞くことができる。何言ってるか完全にはわかんないんだけども、まあなんか聞き流しとくだけでもいいかと思って聞いている。
朝(イギリスだと深夜)のお気に入り番組は、チャンネル4のShiping Forecastという船舶のための天気予報だ。
これがまた、落ち着いたいい声のアナウンサーがイギリス各地の港町の天気予報を読み上げてくれる。わたしの目の前には海が広がる。あるところは太陽が差し込み、あるところはシャワーのような雨が海へと降り注いでいる。そんな景色が浮かぶほどの美声だ。
時々、咳払いなどが聞こえてくるのもかわいい。NHKはすでにAIがニュースを読み上げているけど、やはり咳しても噛んでも、生の人間の声のほうがずっと愛おしい。思わずうっとりと聞き入ってしまう。
そのあと、ミッドナイトニュースを聞く。
帰り道は、チャンネル1に変える。チャンネル1は音楽系のチャンネル。最近のUKチャートがわかる。アイルランドのFontaines D.C.も、ウルフ・アリスも、ファッションアイコンとばかり思っていたハリー・スタイルズの名曲もここで知った。
▼ウルフ・アリス
こんなに可愛くて歌が上手くて名前がアリスって。
▼ハリー・スタイルズ
ドレスを着こなすファッションアイコンとして大好きだったけど声も素敵。
mikan
電車に乗ったら、合間時間に単語アプリの「mikan」を。単純なテストに答えていくアプリで、こんなんでほんとうに覚えられるんかな? と思っていたが、mikanのおかげでBBCニュースを聞いていて聞き取れる単語が確実に増えている気がする。
TED、YouTube、Instagram(のコメント)
あとは、TEDで好きなジャンル(ファッション、アート、環境問題)のスピーチを聞いたり、YouTube のドレス系の動画を流しながら作業をすると、とってもいい感じだ。召使いが姫君のドレスを着せている動画はドレスを縫うときにぴったり。気分はイギリスの召使いになれる。
あとはドレス系のInstagramの文章を読んだり、気に入った文章を抜き書きをしている。ポイントは、Instagramの投稿だけじゃなく、読者のコメントを読むこと。いまのカジュアルな言葉を知ることができる。絵文字の使い方とかも、リアルな感じを学ぶのに役立つ。
こんな感じで、効果は少ないかもしれないけど、「やってないよりは耳もなれるだろう」という感じでやっている。ポイントは、好きなこと、好きなジャンルで英語を勉強することだと思う。
これがつまり、「agency エージェンシー」を持つということなのかもしれない。
「agency エージェンシー」を持つということ
ジャーナリストのトニー・ラズロはそれをこう言っている。
つまり、自分の好きなやり方で、「自分ごと」にして学ぶってこと。自分の得意な分野で好きな方法で学ぶっていうことは、これからとくに必要になるスキルのようだ。
よし、好きなやり方で学ぼう。まずは楽しいのがいちばん。久しぶりの英語学習、楽しみだ。
って、写真をいまみてたら、多分わたし、このときからだいぶ太ってる。
やっぱりダイエットも、チャレンジしないとね…。
ドレスの仕立て屋タケチヒロミです。 日本各地の布をめぐる「いとへんの旅」を、大学院の研究としてすることになりました! 研究にはお金がかかります💦いただいたサポートはありがたく、研究の旅の費用に使わせていただきます!