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夏休みとタイムライン
息子がそろそろ小学校初の夏休みを迎える。当時の自分は何をしていたかなぁと思ったりするが、あまり覚えていない。
ふと思うのは、子供の時には背が低いから親と立って並んだり向かい合ったりすると、親を見上げるようにして見る。そんな自分が今は背の低い息子を見下ろすように見ている。
時間も場所も相手も異なるのだけど、昔と今が交差するような感覚がして、親から見た時の自分はこんな感じだったのかな?と、逆の視点からのイメージを想像する。
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時間を超えて二つのイメージが溶け合っていくような。そんな感覚。そして、時が経つのはあっという間だなと改めて思う。不思議なものだ。
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幼い時は時間が長く感じたものだ。毎日毎日続くたくさんの夏休み。まだまだあるなぁ、暑いなぁとかそんな風にぶらぶら過ごしていると、ある時夏休みも終わりを迎える。あ、今日で終わりか、と最初は思う。
それを繰り返していくと、あー、そろそろ夏休みも終わりだなぁとか最終日の少し前から思うようになる。
当時も過去の自分を無意識に振り返っては、夏休みの終わりに思いを馳せていたのかもしれない。
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息子を見て過去の自分を振り返る。どことなく感じる共通点。考えるタイムラインの帯が長いだけ。
もしかしたら、人生の終わりに思いを馳せるようになってきたのかもしれない。
少しずつ、少しずつ。
いつの間にかタイムラインの帯は長くなる。
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