神様からのギフト
今日は私の尊敬するアーティストがその才能を開花させるきっかけとなった話。
時は数十年さかのぼり、とあるアメリカの小学校での出来事
そこでちょっとした事件が起った。
理科の授業時に実験用のマウスが教室内のどこかに逃げ出してしまったのである。
予測のつかない事態に生徒はもう大騒ぎ、
生徒全員で必死に探し回りましたが、マウスは見つからない。
そこで授業を担当していた女性教師はあるアイデアを閃いた。
まず、一度生徒全員を教室の外に退出させ、ある一人の生徒を呼びだいた。
なんと先生は呼び出したその生徒1人に逃げ出したマウスを探すように頼んだ。
全員で探して見つからなかったにも関わらず、なぜひとりの生徒だけに探すよう頼んだのか?
そして生徒一同はざわめき、ついに1人の生徒が
「彼にネズミを見つけ出すことは不可能です」
と言った。
なぜ彼がそのようなことを言ったのかというと実は先生の指名した生徒は”盲目の生徒だった”からだ。
目の見えない彼にネズミを見つけだすことはとても不可能だということは他の生徒達の意見だった。
それに対して先生はこのように答えた。
「確かに彼は目が不自由です。
だから彼には無理だとみなさんは思うかもしれません
でも先生は彼にはマウスを見つけることが出来ないと思っていません。
なぜなら彼はは目が不自由でも
、神様から素晴らしいギフトを頂いているからです。
それは彼の人並み外れた【聴力】です。
彼がそれをいかせば必ずネズミを見つけてくれると先生は信じています。」
先生のこの言葉は盲目の彼の気持ちを大きく揺さぶった。
そして先生の気持ちに応えるべく、見事ねずみを探したのだ。
この事件がキッカケで彼は自分の才能を信じるようにった。
盲目の彼の名前は【スティービー・モリス】
後に【スティービー・ワンダー】としてシンガーソンライターでデビューし、世界に知れ渡るアーティストとなる人物だ。
当時を振り返り、スティービー・ワンダーはこう語った。
「あの日を境に私は生まれ変わることが出来た
私はそれまで目が見えないことを心の中でとても重荷に感じていた。
けれど先生は目の見えない私をみるのではなく、私の聴力を神様がくれたギフトだとみてくれた。
だから私は自分を信じることが出来た」
スティービー・ワンダーにとってこの出来事がなかったら今日の彼は生まれていなかったかもしれない。
このようにあなた自身にも自分で気づいていないギフトがあるかもしれません。
あなたはそのギフトを見抜いてくれている人に会っていますか?
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