見出し画像

誰もがもつ[IF]ストーリー

今日は嫁さんと某メジャーバンドのライブに行ってきた。

かつて私はインディーズレーベルに所属していたが、一般的なライブハウスに足を運んだり、フェスなどで演奏を聴くことはほとんどなかった。

他の参加者のようにはしゃいだり、熱気ある会場の空気感を楽しめるタイプではない。

大抵はのライブは完全に人混み負けしてしまって、ライブが終わった頃には苦行を終えたように。疲れてげっそりしている。

演奏しているアーティストには失礼極まりないうえに、なんとも情けないミュージシャンである。


だから今回にように近しい人を通して誘われない限り、基本ライブに足を運ぶことはしないのだ。


疲れている理由のひとはと他の参加者と視点が違うというところだろう。

ライブを楽しめる人はライブ会場で感じるエネルギーや感情に大きな価値を感じて参加するのだと思うが

私はというと、そのアーティストのバックグラウンドやクリエイティビティをみて楽しむ。


彼らが影響を受けたアーティスト、価値観とか、世界観とか、芸術性を感じるポイント、音の組み合わせや浮かんでくる情景だったり、もしPVが作られるとて映像を想像してみたりするのだ。


というより音楽に限らず、芸術はある種、自分の内面にあるものを如実に投影しているもののように思える。


今回、ライブを観ていて思ったのが、夢追い人から離れた人によくある”IFストーリー”だ。


もし、あのままアーティスト活動を続けていてば、自分も目の前で演奏しているアーティストのように影響を残し、良い音楽を届けることが出来ただろうかと


そしてステージに立っている自分を想像してみるのだ。


パラレルワールドの理論によると、想像できる世界は実際に存在している。


つまり、今この瞬間、過去の夢を叶えている私の世界と、

過去の夢から離別した私の世界が同時に存在していることになる。



もちろん、そんなIFストーリーには意味はないし、人によっては後悔に苛まれる人もいるだろう。


でも時折、そんな空想に想いを巡らす時間も悪くはないんじゃないかなと思えた。

過去の夢を諦めた分、今生きている世界で大きな結果を出そうと活気wになれるからだ。




日々物書きとして修行中の身です。記事が読みものとして評価に値するならサポート頂けると大変嬉しいです。 ご支援頂いたものはより良いものが書けるよう自己投資に使わせて頂きます。