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家づくりを始めるご夫婦とのお話⑤

先日より、私とお会いする前に、
とある建築家と家づくりをされていたのですが、
それを解除されてこられた、ご夫婦のお話です。

少し会わないうちに詳細な設計が進んでいて、
最終図面を提示されたご夫婦。

一部内容に気になるところがあって、
次回お会いした時に変更を申し出ようとしていました。

ちょうど連絡を受けて、お会いすることに。

今日はその続きですよね。

建築家に会ってすぐに、ご主人から気になる点を
変更してもらえないかを切り出します。

何か理由をつけても突き通すつもりだったそうです。
その返答は。。

実施設計を完了している状況なので、
これからの変更はさすがに厳しいのですが、
必要に応じて、対応していきます。

との返答。
理解を示してくれて、ご夫婦は一安心されます。

気になる点を一通り伝えた後
今度は私からということで建築家が話をし始めます。

実は、最終図面をもとに、工務店に見積をしたのですが、
その結果、お伝えしてた予算の2倍近い金額とのこと。

途中(おそらく基本設計完了時)の概算では、
予算内でできますねと言っていたはずではないか?
とご主人が問いかけました。

当初は、あくまで概算ですし、
ここ最近物価が上昇してるので、当初通りは難しい。
いずれにしても、現状この金額なんです。

愕然とするご夫婦をよそに、建築家から一枚の紙が
提示されます。

そう。減額案ですね。

各項目は、外装や内装の仕上げとか設備について
変更や取りやめした場合の金額が入っています。

その項目について話をするのかと思ったら。。

すべてを採用しても、増額の半分にもならない。
ということで、規模の縮小をしないといけません。
と切り出されます。

ご主人はここでピンと来ます。

最初に要望した間取りの変更について理解を示したのは
予算調整のため必要になったからなんだと。。

そもそも。
増資は難しいですか?と問いかけられたそうですが、
当初予算で進めたいですと返答されました。

そもそも、納得のいく内容ではないのに、
予算を上げるなんて、考えられないと思ったそうです。
(納得の内容だったら、増資も考えたそうですが)

建築家からは。
規模の縮小は、次回までに考えて提示するので、
減額案は全て採用でいきましょう。
と伝えられて、事務所を後にされます。

ちなみに。
奥様は、打ち合わせの間ずっと、下を向いたままで
一言も発言されなかったそうです。

ご夫婦がどうされるのか。
明日に続きます。

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