「早期英語教育」の第一歩は「読書好き」にすること!?
日本語ネイティブ、普通の保育園に通う娘が、特にガリ勉するわけでもなく、各英会話スクールで「帰国子女クラス」に推薦されるほどの「英語力」を身につけた…という話を、これまで書いてきました。
また、前回の記事では、英会話スクールは週に一回2時間のみなので、残りの日/時間をどうやってお家で過ごすかこそが「英語力」を育てるためには大切だ、とも書かせて頂きました。
では「おうち英語」/「早期英語教育」を行う上で、まずはじめにやるべき「ファーストステップ」とは何なのでしょうか?
実は、高額なビデオ教材を買い込むことでも、聞き流しを行うことでもなく、「子どもを本好きにすること」そして「子どもとの信頼関係を築くこと」なのです!
母語(日本語)の土台をしっかり作る
「子どもを本好きにするべき理由」は、いくつかあるのですが、ひとつの大きな理由は「母語の土台を作りあげるため」です。
「早期英語教育」批判の中で、最も声高に叫ばれているのが「どちらの言語も中途半端になる」説なのですが、これは「母語の土台ができていない」ために起こります。
これまで書いてきた通り、「早期英語教育」は「なる早」でスタートするべきだと思っていますが、どちらの言語も中途半端にしないためには、「母語の土台作り」が欠かせません。
そしてその「母語の土台作り」に欠かせないのが、「読書」なのです。
まずはひたすら「読み聞かせ」!
何事も、アウトプットとして出てくるまでには、その数倍のインプットが必要だと言われています。
たとえ母語であっても、充分なインプット無くしては、充分なアウトプットは行えません。
なので、まずはただひたすら「読み聞かせ」を行って「インプット」を増やしていきます。
インプットを行いながらも、お子さんとスキンシップが取れるので、写真のように「膝にのせてひたすら読み聞かせる」のがオススメです!
CDのかけ流しや、テレビを見せる…もインプットのひとつの手段ではありますが、近しい人の肉声を聞いたり、くっついたりしている時間は、子どもにとって最も心地よく感じられるひとときです。
そこには「言語情報」以外の「インプット」があり、また、お子さんとの間に信頼関係の基礎を築くことができます。
これは、これから長く長く続いていく「英語教育」を伴走していくうえで、最も大切なものになっていきますので、ぜひ、できる限りの時間を使って、お子さんと触れ合いながら、「インプット」を楽しんでみてください!
文字や数字も自然に覚えられる!
ちなみに、先ほど紹介したポーズで読み聞かせると、自然に文字を覚えられるようになるというオマケも!
だんだんとおしゃべりが上手になってきた頃、娘は「今どこを読んでいるの?」と読み聞かせの途中で何度も質問してくるようになりました。
今思い返すと、娘はずっと、文字を目で追いかけ、耳から聞こえてくる音と照らし合わせながら「学習」していたのだと思います。
その甲斐あってか、ただひたすら「読み聞かせ」を続けるだけで、娘はひらがなもカタカナも数字も、多少の漢字も…そしてアルファベットまで自然に身につけることができました。
長くつづく「英語教育」マラソンの第一歩
これから長く続いていく「英語教育」というマラソンの第一歩が、「日本語の読み聞かせから」、というのに、驚かれた方もいるかもしれません。
「英語耳」と「マルチリンガル(バイリンガル)脳」は、週1回の英会話スクールで。
おうちでは「読み聞かせ」で「日本語の土台作り」を。
どちらもバランスよく、根気強く続けていくことで、バランスの良いバイリンガルになれるはずです。ぜひ一緒に頑張っていきましょう!
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