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❨864❩1974.1.10.木.曇→雪/ゼイタクな時間/トルコ→イラン
頭痛が抜けた。
イランに近付くにしたがって、雪が深くなる。
汽車の乗り替えで、午後2時 降りる。
明日まで次の汽車はないという。
軍の連中が、駅へドヤドヤ入って来た。
どれも、坊主頭にキリッとしている。
良いものを見た感じだった。
トルコ人は、信仰心が厚い。ある時間になると、立ったり、うつ伏したりして、空ー一太陽の方角ーーに向かって、何度も礼をする。
南米の人間の気の長さに呆れた俺も、最近は、待つ事に平気になってきた。
何もしないで、ボ〜〜としておれるようになって来ると、スバラシク気分がいい。
こんなゼイタクはないだろう。そのことのみに、時間を費やすのだ。
そして、その時間が全て自分の為にのみあると思うと、何んとも云えない。
こんな事を、ストーブに当たってボンヤリ考え、この日記を書いている。
徒然の 旅の想いを 書き残す
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