見出し画像

❨465❩1972.12.9.土.曇/『峠』後編を読み終えた/ベレン:ブラジル

午前中、ベッドに横になったまま「峠」後編も、遂に読み終わった。
歴史を学んだ様な、心理学を学んだ様な、俺にとって質・量共に十分満足出来る小説だった。

ここに俺は、自分を恥じなければならない。
いつもの事だが、一編の本を読み終え感動するものはいつもあり、同意するところも山とあった。
しかしながら、もし批評を書けと言われた際、まだ自信を持って書き表す事が出来ない、という事だ。

それは、本を読んだとはいえ、誠に文を読み 取った事ではない、という事を認めねばならない。書を見る目を養う必要がある。
それはいずれ、人を見る事にもつながる筈で ある。

初めに云うことは、その本が考えるべきものを持ったものか否かを、素早く知らねばならない。そして、文を追うのだ。

この記事が参加している募集

読書感想文

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?