柳下貴士 | さんかく農園

農家 | 1994年生まれ 神奈川県藤沢市で、 無農薬・無化学肥料栽培で、農作業体験が…

柳下貴士 | さんかく農園

農家 | 1994年生まれ 神奈川県藤沢市で、 無農薬・無化学肥料栽培で、農作業体験ができるさんかく農園を運営しています 生産に触れることから、消費について考えられるように 全てのアイデンティティが、農園に参加できるように 農園作りを模索しています さんかく農園 代表

マガジン

  • さんかく農園について

    さんかく農園の理念、運営システムなど、さんかく農園が大切にしている部分を詳細に言語化した記事をまとめたマガジンです。

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僕が農家になった理由、表現したいこと

2022年1月1日、無農薬・無化学肥料栽培で、農作業体験ができる農園、 さんかく農園をオープンしました。 現在、たくさんの方々に来園して頂き、一緒に農作物を楽しむことができています。 ここで、 なぜ僕が農家になろうと考えたのか、 また、農家としてどのような表現をして どのうような社会を目指すのか、ここに記したいと思います 最初のきっかけ僕のさまざまな活動のきっかけになったのは、振り返るとやはり 2011年に起きた東日本大震災だったと思います。 神奈川県に住んでおり、当時高

    • さんかく農園 8月の活動報告

       今年の8月はたしかに暑かったですが、僕の感覚では、昨年ほどではなく 過ごしやすい日が多かった印象です。  さんかく農園、8月の活動報告です。 畑の様子 夏野菜が獲れ始めるのが遅く、8月になってようやくたくさん獲れるようになりました。  さんかく農園で栽培していた夏野菜は、  ミニトマト、ナス(真黒、加茂、水、白)、ピーマン(緑、白、黒、万願寺とうがらし)、ゴーヤ、きゅうり、空心菜、枝豆、など。  さんかく農園としては、初めて、苗から育てた野菜たち。畑に植え付けてから実が獲

      • さんかく農園 7月の活動報告

        皆さま こんにちは。 執筆現在、さんかく農園は台風を迎え撃っています。 さんかく農園、7月の活動報告です。 畑の様子 6月に大活躍したじゃがいもが終わり、夏野菜が勢い付かない7月上旬。  1週目まではじゃがいもに粘ってもらい、2週目くらいから少しずつ、夏野菜の収穫ができるようになってきました。  さんかく農園で栽培している夏野菜は主に、ミニトマト、キュウリ、ナス、ピーマン、空心菜、ゴーヤ、枝豆など。  中旬あたりから本格的に収穫でき始め、執筆現在、もう8月半ばですが、

        • さんかく農園 6月の活動報告

          あっさりと終わってしまった梅雨。 台風もこのまま被害少なく終わってほしい。 さんかく農園、6月の活動報告です。 畑の様子 6月はひたすらじゃがいも掘りができました。メークイン、シャドークイーン、キタアカリ、アンデスレッドの4種類のじゃがいもが、たくさん掘れました。  採れていた野菜は他にも、人参、ベビーリーフレタス、フダンソウ、ニンニク、など。  そして、6月下旬から一気に気温が上がり、夏野菜が元気になる一方で、上記の野菜は世代交代の準備をし始めました。  夏野菜、執筆現

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        • さんかく農園について
          5本

        記事

          さんかく農園 5月の活動報告

          畑の様子 印象的に、4月は雨がともかく多かった。5月は、少なかった気がします。 夏野菜の準備ラッシュ。夏を想定し、畑を作っています。夏野菜は、トマト・ピーマン・ナス・キュウリ・空芯菜など。さんかく農園では、自作の小さな育苗スペースを使って夏野菜の育苗をしています。苗が育ってきたら順次畑に植え付けて、空いた育苗スペースにまた第二弾の育苗を始める、といったことを繰り返しています。  4月の活動報告でお伝えしたのですが、春野菜は大苦戦でした。夏は、さんかく農園として初めての育苗に挑

          さんかく農園 5月の活動報告

          おいしいのかたち・TOKYO FM出演後記

          この記事は、さんかく農園マンスリーサポーター、さんかくクラブに登録して下さっている皆さんにお送りしたものを、見出しごとに区切ったものです。 さんかくクラブに登録して頂いている方は、過去の分も合わせて全て閲覧することができますが、試しに一つ読んでみたい、という場合は個別にこちらでご購入下さい。 記事では、毎回、畑の様子、農作業体験の様子に加え、さんかく農園がどのような思いで活動しているか、活動していくか、などを共有しています。 さんかくクラブは、さんかく農園の応援を表明する

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          おいしいのかたち・TOKYO FM出演後記

          農作業体験と移動支援

          この記事は、さんかく農園マンスリーサポーター、さんかくクラブに登録して下さっている皆さんにお送りしたものを、見出しごとに区切ったものです。 さんかくクラブに登録して頂いている方は、過去の分も合わせて全て閲覧することができますが、試しに一つ読んでみたい、という場合は個別にこちらでご購入下さい。 記事では、毎回、畑の様子、農作業体験の様子に加え、さんかく農園がどのような思いで活動しているか、活動していくか、などを共有しています。 さんかくクラブは、さんかく農園の応援を表明する

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          農作業体験と移動支援

          4/18さんかく農園の畑の様子・農作業体験の様子

          この記事は、さんかく農園マンスリーサポーター、さんかくクラブに登録して下さっている皆さんにお送りしたものを、見出しごとに区切ったものです。 さんかくクラブに登録して頂いている方は、過去の分も合わせて全て閲覧することができますが、試しに一つ読んでみたい、という場合は個別にこちらでご購入下さい。 記事では、毎回、畑の様子、農作業体験の様子に加え、さんかく農園がどのような思いで活動しているか、活動していくか、などを共有しています。 さんかくクラブは、さんかく農園の応援を表明する

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          4/18さんかく農園の畑の様子・農作業体験の様子

          フェアトレード・ティータイムイベント振り返り

          5/15㈰、さんかく農園で上記イベントが開催されました。 今回は、そのイベントを振り返ります。 世界フェアトレードデー フェアトレードとは、「公正、公平な貿易」を指す言葉で、生産から売られる過程において、生産者や環境が守られる貿易の仕組みのことをいいます。  5月の第二土曜日、今年は14日が、世界フェアトレードデーでした。今回のイベントはそれに合わせて、農作業とフェアトレードの商品を楽しむイベントでした。 農作業とフェアトレード商品 さんかく農園では「生産から消費をより公

          フェアトレード・ティータイムイベント振り返り

          環境を守りながら、農業をすること

          さんかく農園では、なるべく環境を守りながら生産活動をすることを心がけています。 世界一環境を破壊している産業、農業(主に大規模畜産ですが)。 僕たちが、どのように環境を守りながら農業をしているか、お話していきます。 そして、僕としては、なにかをただなにかを批判したいわけではなくて、自分も正しいかはわからないけど、ただ環境を守るにはどうしたらいいか、考え模索している道中です。 二酸化炭素の排出を防ぐ大規模な農園では機械化が進み、人がするはずの多くの作業を機械が負担してくれて

          環境を守りながら、農業をすること

          さんかく農園 4月の活動報告

          ともかく、雨が多い。 そんな4月でした。 さんかく農園は、 理念 ◎生産から消費をより公正に ◎農園を包摂的な参加の場に を掲げ、 〇農家対お客さん、一人対一組、短時間交代制の農作業体験 〇0~50,000円、お客さんが値段を決めるお支払いシステム を特徴とした農作業体験特化型農園です。 そんな 僕たちさんかく農園の4月の活動報告をします。 畑の様子まだまだ端境期(季節の変わり目で野菜が少なくなる時期)を抜け出せきれず、採れると思っていた作物もあまり採れず、苦戦は続いて

          さんかく農園 4月の活動報告

          TOKYO FM サステナ✳︎デイズに出演して

          4/14(木)、TOKYO FM サステナ✳︎デイズに出演する機会を頂きました。 radikoタイムフリー 12:15頃からの出演です。 今回はその感想と、今の気持ちを記します。 サステナ✳︎デイズについてサステナ✳︎デイズは、「子どものあした おとなの今日」をテーマにしていて、SDGsに則した様々な取り組みや活動を、パーナリティの方とゲストの方の対話などを通して伝えていくTOKYO FMのとても素敵な番組です。 環境問題についても多く取り上げられているので、僕も以

          TOKYO FM サステナ✳︎デイズに出演して

          さんかくクラブの設立目的、利用方法

          さんかくクラブ設立目的さんかく農園は、ただ野菜を作って売って、という農業がしたくて 始めた訳ではなく、問題と思っている社会問題の解決に向けた実際の アクションの一つとして始めました。 僕たちの活動理念は、 ①生産から消費をより公正に ②農園を包摂的な参加の場に 農作業体験の場の提供、だけでは解決しきれない部分のアクション、 活動といった表面の部分だけでなく、その裏にある思想の共有、 など、農作業体験の場の提供だけではできないことがたくさんあると思っています。 また、さん

          さんかくクラブの設立目的、利用方法

          なぜ、値段を決めないのか

          僕たちさんかく農園では、農作業体験に定価を設定していません。 なぜ、値段を決めないのか。 値段を決めずにやってみて、実際どうか。 今回お話ししたいと思います。 ①買う際の価値を自分自身で決める機会を提供したいから理由の一つ目は、上記、買う際の価値を自分自身で決める機会を提供したい、という部分にあります。 僕が農業を始めたきっかけの一つに、消費者が安いものを求めれば求めるほど生産者に届くお金は少なくなって、生産者と消費者の経済的な格差が生じたり、安い労働を求めるがために児童

          なぜ、値段を決めないのか

          なぜ、農家対お客様、一対一組で農作業体験を行うか

          はじめに 僕ら、さんかく農園は、農作業体験特化型農園として運営しています。 農作業体験には、お客様一組につき、農家1人が付き、 農家対お客様一対一組の関係性の中、作業を進めます。 今日は、なぜ、そのような、一対一組のシステムで運営を始めたか その理由と思い、実際にやってみてどうか をお話したいとおもいます。 市民農園やシェア畑、 コミュニティ農園との違い、差別化市民農園、シェア畑と コミュニティ農園 僕が一対一にこだわる理由は、人間関係などの理由により、農に触れられなく

          なぜ、農家対お客様、一対一組で農作業体験を行うか

          さんかく農園 3月の活動報告

          こんにちは。 4月に入ったので、3月を振り返りつつ、活動報告をしたいと思います。 畑の様子3月上旬、急に気温が上がったので、 それに合わせて、かつ、後半に大きなイベントがあったので、それを見込んで 少し慌てつつも、種を蒔きました。 蒔いた種は、小松菜、水菜、わさび菜、赤からし菜、カブ、二十日大根、人参 などなど、育てやすい、春野菜を中心に。 あと、じゃがいもも植えました。 昨秋のじゃがいもは量が少なすぎて後悔、今回は注文しすぎて後悔しました。 植えるのが大変だった分、多

          さんかく農園 3月の活動報告