【盆踊りあるある】あるかもないかもパート1!
こんにちは!
9月になって、もう少しで盆踊り1年目が
終わってしまう寂しさをひしひしと感じ始めました、、高尾可奈子です!
今回は、ないかもしれないしあるかもしれない、盆踊りをやっていると遭遇することを
あるあるにして、お届けしてみます!
もし、あると思ったら、いいねマークを押してくださいね!
では、あるある言います。
【盆踊りあるある その1】
推しと一瞬でお友達!
盆踊り会場で一際目を引く、踊り上手な方々。初心者にとって、正確で美しく、自由な彼らの踊りは、憧れです。
いろんな会場に通うにつれて、踊る人によって踊りにも個性が見えるようになってきます。そうすると、「推し」が誕生します!
艶やかで、女性以上に色のある踊りをする男性や、ペアで息の揃った踊りをする方々、ため息の出るような優雅で常人ではないオーラの女性など。だんだん好みが見えてきます。
推しができると、会場で偶然会ったときは、ラッキー!と心で思います。最高のお手本を間近で見ながら、最高の練習&本番が迎えられます。
そして、実はその「推し」の方も、「最近入った新しい人がいるなぁ!」と気づいていることが多いんです!!
推しから認知してもらえるというこの現象、
盆踊りの際立った特徴ではないでしょうか?
盆踊りコミュニティの究極の狭さが、可能にしていることですね。
誰でも最初はゼロからのスタート。サービス精神旺盛でフレンドリーな方が多い盆踊りのコミュニティなこともあるのか、「推し」がそっと見守ってくれたり、近くで分かりやすく踊りを見せてくれたり、声をかけてくれたり、、
有難いこと、この上ないですね!
私が本気すぎて、お手本の方を360度穴が空くまで見ちゃっているのもあるかと思いますが(笑)、
路上で細長い輪になって踊る会場に参加した際、中央で推しの方がお手本役をしていたのですが、隣に来てくれて振り付け3周分くらい真横でみっちり道連れになってくれました!温かさと上手さに感動、、
楽しさを伝えられる盆ダンサーって踊りだけじゃない素晴らしさが存在感として放たれていて一番凄いな、、と思います。
推しと一瞬で仲間になれる盆踊り。
映像や舞台とはレベルの違う距離感には今でもびっくりすることがあります。
でも近いからといって、干渉しすぎには注意ですね!あくまでも踊るための盆踊り。
推しも踊るために来ています。お互いを尊重してみんなで楽しみましょう!
【盆踊りあるある その2】
盆踊りは大喜利だ!
X(旧Twitter)にて盆踊りのアカウントから情報収集。皆さん行った会場の感想や曲目や参加者、行きたい会場などつぶやきが沢山。
そして見ていて、思ったこと。
盆踊りって、ネタの宝庫??
笑えるつぶやきがどんどん出てくるんです。
一番なるほど~と思ったのが、「盆休み」。
そのままなのですが、どうやら盆ダンサーにとって、
盆踊りを踊らない日=盆休み
しかしながら、盆踊りとはもともとお盆期間に地上に舞い戻ってきたご先祖の霊を鎮めるためのもの。
そのため、盆踊りのピークはまさにお盆!
つまり、盆ダンサーにとって、盆休みは盆休みではないんです(笑)世間でのお盆前や過ぎた頃が、盆休みとなります!
他にも、踊られる曲の名前もキャッチーで語呂合わせの良いものが多く、書き出すだけでおさまりよく様になります。
盆踊る人=盆踊ラーという名前は、割りと知られていますが、「ラー」と略されて使われていたり。
(知らない人にとっては、油?中華?っていうくらいネーミングが進化してますね。)
歌舞伎などもそうですが、どうして日本の伝統文化的なものの名前ってこんなにキャッチーなのでしょうか。魅力に溢れています!
【盆踊りあるある その3】
見た目年齢マイナス50歳?!
老若男女、年齢性別国籍問わず、みんなが楽しく踊っている盆踊り。
生涯現役で踊り続けられる、また夜通し踊り続けられる、身体に自然に馴染む天才的バランスの運動量の踊りです。
輪になって踊るとどうしても踊り手の後ろ姿ばかり見ていて、案外真正面からお顔を見られる機会が少ないのですが、、
先日とある踊り手の方のお顔をしっかり拝見する機会があり、そのときにびっくりすることがありました。
私が、自分より年下かな?(高校生くらいの女の子!)と思っていた、目を引く踊りのお上手な女性。小柄で線の細い骨格で、足の運びも軽くとにかく若さ溢れる可憐な雰囲気なんです。
可愛らしい愛嬌ある動きと首使い、音の取り方も早めで瞬発力のある感じ。
私も動作を真似させてもらっていました。
ある日、向い合わせで踊ることがあり、初めて目を合わせたのですが、その方、なんと、
還暦を過ぎた女性だったのです!!!
確かに、お連れの方もシニア世代の方で、よく考えたら納得できることですが、
本当に高校生だと思ってきたので、ひそかに衝撃を受けたのです。
(丸いおでこを出して、お綺麗な方でした。表情に、年齢を重ねた豊かさがあって、より魅力的。)
よく後ろ姿に素の状態が出ると言われますが、後ろ姿で何十歳も若返ってしまうなんて、、凄いスキルと精神性です。
更に憧れの存在になったのでした。
足取り軽く、活気ある踊りをされる男性で、多分この方も実年齢は何十歳も上なんだろうな、、と思われる方、ちらほら見かけます。
心も身体も若いから盆踊りをしているのか、盆踊りをしていると気持ちも動きも少年少女のようになれるのか、、気になるところです。
(オペラの世界でも、何十歳も若い歌手がゴロゴロといるんです。それは、深い呼吸のお陰かな?)
盆踊りは、希望だらけですね!!
【盆踊りあるある その4】
振り返りはYouTubeチャンネルで!
盆踊りは、踊る専門の人、太鼓の人、運営する人、観る人と、色んな楽しみ方がありますが、中でも「撮る専門」の人は、気になる存在です。
彼らは、シーズンになると毎日会場をはしごして可能な限り大量の盆踊りの曲目を撮影しているようなんです。それも何年も!!
試しに、YouTubeで盆踊りと検索してみて下さい。全国の大小さまざまな盆踊り会場の踊りの様子が沢山出てきます!
この映像、実は文化的価値が非常に高い、大切に保存すべきアーカイブ資料ではないかと思われるのです!
というのも、盆踊りという慣習自体が、無形の口承文化。カメラが発明される前からずっと続いていますから、踊りを撮影して残すという考えはいまだに馴染みがないから。
もちろん、今はメディア時代。踊りを撮影してSNSに上げる若い世代も多いですが、踊る輪を妨害したり、乱暴に踊ってみたり、、
他の人のことを考えられない残念な行動がしばしば見られるのも、理由のひとつかも。
盆踊りは、その地域の町会、婦人会が主催していることが多いのですが、上の世代の方が多く、大々的に記録撮影する姿もほとんどありません。
しかし、無償でひたすらに盆踊りを撮影して、編集して、曲目をつけて、公開し続ける彼らは、まさにその道のプロ!
まず、盆踊りの細かなマナーも全て知った上で、場所の確保から。一番外側の踊り手の人の道も塞がず、踊りの輪全体を撮影できる場所を見つける。
そして静かに撮影しています。
見た目も他の観覧者と変わらず、正直いまだに人物特定できていません。
それくらい、場に溶け込む腕が凄いんです。
そして、計算された機材。
GoPro小型カメラに長い撮影棒を使っていたり、繊細な表情まで分かる4Kカメラなど、撮影方法へのこだわりも凄い。
そんな盆踊り専門YouTubeチャンネル、私もすっかりお世話になっております!
踊りって自分で撮影出来ないし、他の人を連れてずっと撮ってもらうのも難しい。
でも、分かりやすい動画で、過去の自分の動きを確認できてしまいます。
より上達を目指す盆ダンサーにとっては、有難い存在です!
知らない振り付けを予め予習するのにも、行きたい会場の下見にも、色んな活用ができるので、これからも注目していきたいですね。
皆さん、最後まで読んでくれて
ありがとうございます!
盆踊り好きの方には、あるある~と、
盆踊り知らない方も、面白い!と、
感じてもらえていれば嬉しいです。
また、あるあるシリーズは続けていこうと思いますので、お楽しみに、、!
以上、高尾可奈子でした!
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