高尾可奈子盆踊り2年目のダンサー

2023年夏、ふとしたきっかけで盆踊りに狂い踊り始めた、イベントモデルでダンサーの高尾…

高尾可奈子盆踊り2年目のダンサー

2023年夏、ふとしたきっかけで盆踊りに狂い踊り始めた、イベントモデルでダンサーの高尾可奈子が、盆ダンスの溢れる魅力と楽しみ方を教えちゃいます!

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参考書籍一覧

⭐︎ニッポン大音頭時代 「東京音頭」から始まる流行音楽のかたち /大石始 ⭐︎踊りの宇宙 日本の民俗芸能/三隅治雄 ⭐︎民謡地図⑨盆踊り唄 踊り念仏から阿波踊りまで/竹内勉 ⭐︎実技日本舞踊の基礎/花柳千代 ⭐︎近代はやり唄集/岩波文庫/倉田喜弘 ⭐︎ええじゃないか 民衆運動の系譜/講談社/西垣晴次 ⭐︎日本の流行歌 栄枯盛衰の100年、そしてこれから/ミネルヴァ書房/生明俊雄 ⭐︎新版上 日本流行歌史/社会思想社 ⭐︎絵が語る知らなかった幕末明治のくらし事典/遊子館/本田豊

    • 【一年目最後の記録】雨の日の盆踊りは忘れられない

      夏は突然に、雨が降り出す。 それは、先祖供養の、かつてから今もずっと、大衆が解放される特別な日にも、振り始める。 盆踊りは、旧暦から新暦までお盆の期間に集中して、至る地域で踊られる。 七夕の日に大雨になると、離れ離れになって会えない織姫と彦星が悲しみの、そして一日だけ出会えた喜びの涙で、天が濡れた証だと言われたり。 梅雨時期も重なり、夕刻からパラパラと降ってきたり、突然雲の影がやってきて、激しく地を打ちつけたり。 雨は、人々を鎮ませ、大地を循環させ、空気を涼しげに澄

      • 【芸能には共通?】上手な踊りは、解像度が高い?!

        皆さん、踊りを楽しんでいますか?? こんにちは、高尾可奈子です! 古今東西問わずに、日々様々な芸能・文化・芸術を鑑賞、実践、考察、記録している中で、 あれ?もしかして、、!と思うことがあります! それは、、 芸を高めていくと、芸の解像度もどんどん高くなっていくのでは、、!? という発見です! 恐らく、多くの方にとっては、 解像度とは??分かりやすく言うと??と ハテナも多いかと思うので、細やかに考察していければと思います! 文章の解像度も上げていきたいと思います

        • 【日本三大盆踊り!】西馬音内盆踊りの魅力5選!

          こんにちは! 高尾可奈子です。 2024年も7月に入り、じわじわと都内では盆踊りの開催日が増えて来ています。 土日は既に、複数会場で開催されていたりと、踊り好きの方々が、、身体が5つは必要だ!と話しているのをよく耳にします! さあ、今回は、、 西馬音内盆踊りについて! 徳島県の阿波踊り、岐阜県の郡上踊りと並ぶ、日本三大盆踊りのひとつ。 秋田県の羽後町西馬音内に古くから続く、盆踊りです! 先日、都内で西馬音内盆踊りが観られるという、とてもレアな機会がありまして、、

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          【踊りが一気に上手に?】踊る靴の重要さ!

          こんにちは! とうとう盆踊りのシーズンがスタートして、盆踊り好きの皆様は、動きだしていることかと思います! まもなく盆踊り2年生に突入する、高尾可奈子です! 今年は、どんな方々が新たに盆踊り沼にハマるのでしょうか。 どんな新しい盆踊りが生まれ、どんな素敵な踊り方を目撃できるでしょうか。 とても楽しみですね!! さて、今回はどんなダンスや踊りにも共通して、重要となるかもしれないポイントについて考えていきます。 普段そこまで意識する機会も少ないかもしれませんが、踊るとき

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          【エンタメ盆踊り】会場を熱狂の渦にする踊り方とは?!

          こんにちは、高尾可奈子です! この盆踊りコラムもおかげさまで、多くの踊り好きの方に読んでいただいているようで、高尾さん〜!と声をかけてくれて感想もいただけて、嬉しく思っています! 高尾山マニアの高尾さんで覚えてくださいね。(高尾山の全ルート、食事・軽食、お土産、季節の楽しみばっちりなので、ツアー参加希望の方は是非ご一緒に、、笑) 話は逸れましたが、先日ついに初めて櫓ダンサーとして踊ってきました! 盆踊り歴の長い皆様も、きっとはじめての日はあるはず、、そして覚えていらっ

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          盆踊り上手とは、上手く踊れる<踊らせる人?!

          こんにちは! ありがたいことに、一年目にして盆踊りを披露する場で踊らせてもらっている、高尾可奈子です! 踊り手デビューした私ですが、いざ「踊りに行く」立場に加えて「踊らせる」立場にも立つようになると、見える世界も360度変わってきます。 今回は、視野が広がった中で少しずつ気づき始めてきている、盆踊り上手とはどういうものなのか? これについて私なりに考えていこうと思います! 盆踊りのリードは難しい! 盆踊りを知らない人々に、盆踊りを見せることは想像以上に難しい、、?

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          【盆踊りとバレエ】肩を下げる、とは?

          今回は、かなり個人的な探究心からきた話題。 私、もともと極度の猫背で。 酷い姿勢で、人生の半分以上を過ごしてきました、、 昔の写真や踊りの動画を見ても、ありえないくらい肩がガチガチで上に上がっていて、背中がぐいっときついカーブになっているのです、、 ストレスを溜めやすい内気な性格で、緊張しやすかったのも大きな理由かもしれません。 極度の猫背だと、見た目はもちろんよろしくないのですが、気分も落ち込みやすくなり、とても肩凝りが酷かったり、身体全体のバランスが悪くなり、踊り

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          【盆踊りと同時にあった?】古典芸能と盆踊り

          〈参考文献〉 日本古典芸能史/精興社/今岡謙太郎 舞台の光と陰/アカリ屋談義/岩崎令兒 伝統芸能の教科書/文学通信/藤澤茜 祭りの儀式が固定化して習慣化していく流れで、芸能の形式が整っていく。 儀式は繰り返す間に、熟練・批判の対象・鑑賞などの自由が生まれる。職業化され演じ手と受け手に分かれてゆく。 日本芸能は型を持つ。多神教のシャーマニズム芸の祭りから生まれた伝統芸能は、神の祟りをおそれて進行の手順が厳しく定められている祭から生まれその娯楽要素が高まっても、そのまましきた

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          【ざっくり、踊りの道?】あなたのわたしの盆踊りレベルはどこでしょう?

          こんにちは。 ジャズダンス歴ゆるーく20年の、踊る人間 高尾可奈子です! ひとつの踊りの上達には、それまでに通る道の大まかな流れがあります。 ひとつの道を極めると、その後他の道を学んでいくのもスムーズに進むと言われていたり。 何かを上達させていくのに、その順序やそれまでの障壁や向き合い方などは、何か共通の形があるのかもしれません。 盆踊りも、淡々と踊りを繰り返していくスタイルですから、娯楽・エンターテイメントでありながら同時に職人的な?芸能的に磨き上げていける要素を

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          【実は無敵?】盆踊りの色気のひみつ。

          みなさん、盆踊りを楽しんでいますか? 知れば知るほど、盆踊りの世界の深遠さに気づいてきた、高尾可奈子です。 今回は、踊りとして、表現としての 盆踊りの位置付けや立ち位置ってどういうものだろう?ということについて考えます。 それでは、スタートです! 盆踊りはどんな種類のダンス? 盆踊りは、開かれた日本的な踊りです。 元々は仏教思想と土地に根ざした祖霊信仰が結びつき、踊念仏から次第に大衆の娯楽として踊られるようになったようです。 先に生きた者や死者を敬う考え方は、ほ

          【実は無敵?】盆踊りの色気のひみつ。

          【盆踊りに役立つ】日本的なしぐさを深掘り!

          〈参考書籍〉 しぐさの民俗学 ミネルヴァ書房 常光徹著 ちちんぷいぷい「まじない」の民俗 小学館 神崎宣武著 日本の風俗起源がよくわかる本 大和書房 樋口清之著 民俗学がわかる事典 角川ソフィア文庫 新谷尚紀著 盆踊りを日々考える、高尾可奈子です! 盆踊りと身体観について、このところ興味が高まっていまして、身体の身体による身体のための踊りについて見ていくと世界が無限に広がっていくように感じます。 盆踊りはいくつかの決まった振り付けを揃って踊るところに楽しさ、面白さがあり

          【盆踊りに役立つ】日本的なしぐさを深掘り!

          【共存できる?】AI時代の盆踊り!?

          こんにちは! 4月に入りましたが、次第に暖かい日が増えて 盆踊りが始まる夏が楽しみで仕方ない、、高尾可奈子です。 さあ、今回は、、 いつもの記事とは少し違うテイストです! チャット形式や画像生成やシステム利用など、 現代の私たちの生活に少しずつ使われ始めている AI技術。 さらに先の未来ではきっと、AIが私たちの社会の中心・なくてはならない存在となるのでは、、と思います。 そして、その未来の世界では、 AIと盆踊りは共存できるのか? ふと、こんな考えが思い浮か

          【共存できる?】AI時代の盆踊り!?

          【勝手に解剖学】盆踊り、テンポではなく、「間」で踊る?

          こんにちは。 高尾可奈子です! このところ、都内の盆踊り超愛好家たちによる盆踊りの会に参加させていただいています、、 盆踊りを愛する方々の踊りは素晴らしい! 魂込めて踊ることが、やはり盆踊りの起源にも通ずるし、人類が踊る根本的な目的にも通ずるし、、ポイントなんだなぁと体感しています。 さあ、今回は、盆踊りを紐解くポイント身体の構造を考えていきますが、、 構造的な解剖学というよりは、身体「感覚」的なもの、より主観的なリズムについて考えてみたいと思います。 (読みや

          【勝手に解剖学】盆踊り、テンポではなく、「間」で踊る?

          【勝手に解剖学】盆踊りの要は、首の動きと、ねじれ空間!?

          こんにちは! 高尾可奈子です! 皆さん、盆踊りを踊っていますか?? きっと、夏がまだまだでも、色んな場所で楽しんでおられることでしょう! さて、今回は盆踊りをワンシーズン経験して見えてきた、盆踊りの踊りの特徴を考えていこうと思います! どうやら、西洋的ダンスと似ていたり、はたまた正反対だったりする要素がある模様、、 独自の考察、ある意味で想像的なお話です! では、早速、、 盆踊り、想像以上に渋カッコいい。 盆踊りの一般的なイメージは、正直なところ、、 少し

          【勝手に解剖学】盆踊りの要は、首の動きと、ねじれ空間!?

          【盆踊りあるある】オフシーズン!冬にあるあるなこと後編!

          おはようございます! 高尾可奈子です。 盆踊り界隈の挨拶って何だろう、、 ふと思ってしまいましたが、例えば舞台稽古ではおはようございますとか、界隈によってはごきげんようとか?色々ありますからね、、! さて、今回は前回のこちらの記事に引き続きまして、冬だからこそ起こりがち、ありがちな盆踊りでのあるあるを書いていこうと思います! それでは、早速みてみましょう。 【冬の盆踊りあるある その6】 年中行事が、盆踊り化! 盆踊りという概念が拡大されて、、 お盆に踊るもの

          【盆踊りあるある】オフシーズン!冬にあるあるなこと後編!