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【多様な教育を見てみよう】NPO法人・さいたまユースサポートネットにインタビューしてきました!vol.3

こんにちは!
早稲田大学文化構想学部 高野ゼミ教育班です!
「子どもたちにとって多様な教育機会を広げる」ことを目標に研究を行っており、その一環として多様な教育の最前線に関わっていらっしゃる方々に対してインタビューを行っています。
今回の記事では、特定非営利法人さいたまユースサポートネット、ならびに代表理事の青砥恭さんへのインタビューを掲載します。

感想

ここからは、今回の青砥さんに対するインタビューを経て私たちが感じたことをまとめていこうと思います!
(お忙しい中インタビューに応じてくださった青砥さん、ありがとうございました。)


 今回一番印象に残った部分としては、「既存の学校教育が子どもたちの間に競争を生み出してしまっている」といった部分です。正直自分自身が小・中学生だったころ、このような感覚を持って過ごしていたわけではありません。ただ、今回の青砥さんのお話を受け、この記事を書くにあたって自分自身でも振り返ったところ、知らず知らずのうちに様々なカテゴリの中で「序列化」といったものがなされ、それがある種のコミュニティーの中でのヒエラルキーにも直結していたような気がします。

勉強面でいえば、「良い高校、良い大学に将来的に進むために、今から勉強をする」というある種の価値観が学校教育全体の根底にはあったような気がします。おそらくそこの最前線に関わる、一条校の教員の方々は「良い高校、良い大学のため」のような思考を強く持っているわけではないとは思うのですが、ある種の漠然とした文化的な側面としてこれがあったことは否めないでしょう。しかも、学校には行かないとといけないという価値観も同時に存在することによって、否が応でも子どもたちが競争のなかに存在せざるを得ない環境が作られてしまっています。


 そのため、競争に馴染めなかった子どもたちの存在が生まれ、結果として現在不登校児童や自主休校をする子どもが多く存在するという現状に繋がっているのでしょう。この構造や文化的側面を短期間で抜本的に改革するのは現実的に困難だとは思いますが、長期的には「学校=競争」だけではなく「居場所」としての価値を提供できるような変革が求められているのではないか、と感じることができました。

今回インタビュー調査に応じてくださった青砥さんが運営を行っている、さいたまユースサポートネットホームページはこちらです。

https://saitamayouthnet.org/

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