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【車中泊旅2024春5/15~】6/1 Day18:山口県下関市 昨日の唐戸市場のモヤモヤをリベンジ解消!そして山口県北西部の魅力的な観光スポット巡り、自炊で豪華海鮮昼・夜食事。

下関で鮮魚を扱う唐戸市場。金土日と祝日は「活きいき馬関街」という名前で市場の各店舗が寿司を売る「寿司バトル」イベントを繰り広げています。昨日の金曜日の朝に市場を訪れ、各店舗が売り出す寿司の特徴を見物し、それに群がる外国人観光客も見て、自らも何貫か買って食べてみました。

確かに美味しかった。しかし何か踊らされてしまったという釈然としない後悔が喉元に上がってくる。一生に一度しか来ないかもしれないというテンションの外国人に交じって買ってしまった寿司。美味しかったけれど、あんな風に祭り状態の中で買うのはどうしても納得がいかない。

そんな事を昨日の夜の食卓で愚痴ったところ、夫が「それなら観光客が来ない時間帯に行って、自分が買いたい物を買えばいい!」と神発言。そこで、今朝は7時半に市場に行ってお買い物をする事になりました。

昨日私が市場を見渡して感じたのは、唐戸市場の「フグ推し」と握り寿司人気。これを外さないと唐戸市場の本当の魅力は見えてこない。そんな視点で市場観察をしたところ、山口県の地元産のウニを買うのが今の自分には一番魅力的に思えてきました。そこでウニのお店で地元産のウニ80gの瓶詰め(2000円)を購入。ミョウバン未使用の塩水だけにつけたというウニ。これは美味しいに違いないとランチが楽しみになりました。

市場では他に、アジの一夜干し、生サザエも購入しました。どのお店も保冷剤や氷でぎっちぎちに商品を固めてくれました。物凄い衛生管理体制です。それを我が家の保冷バッグに入れたので、夕方まで鮮度は抜群に保たれました。。

それでは本日行った事。


〇唐戸市場でランチ用の食材を朝7時に購入

唐戸市場では地元山口県産のウニとチリ産のウニを扱っているようです。私が買ったお店では、地元産は80g、チリ産は100gでいずれも2000円。他のお店の値段や食堂で出しているウニ丼の値段と比較しても妥当だと思います。こちらのお店の売りは「ミョウバン」を使っていないので、ミョウバン独特の苦味がない事だそうです。

同じお店でサザエも買いました。大粒6個で1000円。この後、山口県内北部の道の駅2箇所を訪ねましたが、そこと比べても安かったです。

本日のイチオシの塩水生ウニを買いました。
サザエ1000円で大小含め6つ
アジの一夜干し2枚1000円

〇ウニ店のご主人直伝の観光スポット「福徳稲荷神社」

朝の唐戸市場でウニを買った時に、店のご主人が観光スポット「福徳稲荷神社」を教えてくれました。後に訪ねる元乃隅稲成神社と同様、京都の伏見稲荷のようにたくさんの赤い鳥居が並ぶ事で、最近、観光客の人気を集めているスポットだそうです。私たちが買ったウニは、この神社の目の前で取れているので、是非観光していった欲しいと言われて、立ち寄る事にしました。

神社はかなり急こう配の坂を上がった場所にあります。本殿の左側から赤い鳥居が下方に向かって並んでいました。それをたどって行った先が展望台になっていて、そこからの眺めがとても美しかったです。

この目の前で獲れたウニを買ったんだなぁと感慨深く美しい景色を眺めました。

〇道の駅「豊北」見物、ご飯を炊いてウニ丼と干物で昼食

こちらの道の駅は2018年トリップアドバイザーのコンテストで道の駅人気一位に輝いた店舗だそうです。どうしてかな?と店内を巡ってみて、私なりに感じた魅力ポイントはこちら。

・店内に生きた魚が泳ぐ水槽があって、その魚を買える
・鮮魚だけでなく、握り寿司、ウニ丼など買ってすぐに食べられる商品も豊富
・どれも割とリーズナブル
・食堂から人気観光スポットの「角島大橋」が見られる

鮮魚売り場が充実
左手の建物内にレストラン
レストランから角島大橋が見える

こんな感じでしょうか?

我々は駐車場に車を停めて、ハッチバックを開けて車の後部でご飯を炊き、干物を焼き、ランチを準備。テーブルと椅子を出して、ウニ・マグロ丼と干物とご飯の定食風を作って頂きました。私はウニ評論家ではありません。普通の日本人として普通のウニの量を消費してきた人間だと思います。そんなレベルですが、このウニ、甘味があってすこぶる美味しかったです。80gって何となく少ないと思うじゃないですか。でも軍艦巻きのウニの15貫くらいあるんですよ。そんな量を一度に食べるなんて、ウニ好きとしては至福の体験でした。あまりウニが好きではない夫には理解を超えた範疇らしかったですが。

アジも脂が乗って美味しかったです。
このウニ、そしてマグロ。至福の自家製海鮮丼。

〇角島大橋観光

白い砂浜に深さによって濃淡を変えるエメラルドグリーンの海。そこにまっすぐにかかる大橋。CMのワンシーンに出て来そうな、とても美しい光景の場所でした。

角島大橋は本州側から見るのと島側から見るのでは、断然、本種側から見た方が美しかったです。というのも、本州側の橋の両脇は砂浜になっていて、白い砂浜にかかるエメラルドグリーンの海水の美しさと点在する黒っぽい岩が、とてもフォトジェニックだったからです。角島側は黒い砂利のビーチなので、本州側のようなエメラルドグリーンの美しさが見られません。

また、本州側から橋を眺めるスポットとして大きく3か所あるかと思います。

1.角島大橋展望台

2.展望台と反対側の駐車場からの眺望

3.駐車場が面している道路から一本南東側の高台を走る細い道路沿いからの眺め

1の魅力は、橋の左側に広がる白砂のビーチが見える事
2の魅力は、橋の右側に点在する黒い岩と海のエメラルドグリーンのコントラストが楽しめる事
3の魅力は、1と2よりも高い視点で橋を真正面から見られる事

どこのポイントからもそれぞれ魅力的な風景が見えるので、最終的な評価は個人の好みになるかと思います。3のポイントは駐車場がない狭い道路なので、さくっと車を停車して短時間で観光して去るのがマナーかと思います。駐車場に車を停めて徒歩でこのポイントまで来ている人が多かったです。

〇元乃隅稲成神社観光

本日二つ目の稲荷神社です。ネットなどの観光スポットで有名なのはこちら。朝訪ねた福徳稲荷神社の駐車場が無料だったのに対して、こちらの神社は自動料金徴収の駐車場ができていて一律500円だった事からも、どちらが人気かは推して知るべしという所ですね。

神社の本殿から海に向かって赤い鳥居がたくさん並んでいる様は、福徳稲荷神社と同じ。しかし、元乃隅稲荷神社は赤い鳥居の終点が大きな岩に乗っている。しかもその岩が地球外の惑星から来た岩みたいに赤くてごつごつしていました。手すりなど一切ないので、青い美しい海に吸い込まれたら落ちそうな恐怖感もありました。こうした危うさと美しさが同居している事で、神社という存在の何か霊的というか神秘的な物が強く感じられるのが、元乃隅稲成神社でした。

〇道の駅「センザキッチン」にてサザエと干物の夕食

こちらの道の駅では、道の駅で買ったり持ち込んだ食材を炭火で焼いて食べる事ができるサービスがあります。炭火のBBQ場の使用料金は何と200円。できれば、今日持ち込んだサザエや一夜干しのアジを焼いて食べたいと思っていたのですが、観光してお風呂に入ってから道の駅に到着したのが午後4時。BBWQ場の受付は午前10時から午後3時まででしたので、間に合いませんでした。

そこで役立ったのが、ひとつ前に訪ねた道の駅「豊北」のサザエ売り場に写真付きで張り出されていた「サザエの調理方法」。いわく
―まずサザエは2-3分茹でる
―茹でたサザエはフライパンに口を上にして並べ
―口に酒・醤油・みりんを1:1:1の割合にしてたらす
―フライパンにフタをせずに、そのまま3分火を入れたらできあがり

私は、フライパンにサザエを並べて8割くらい水を入れてフタをして火をつけました。、沸騰してから3分後、火をとめてフタをはずして、サザエの各口にまずはお酒、それから醤油を入れました。再び火をつけて、フタをして3分加熱。火をとめて人肌に冷めるまで放置してから食べました。

結果、酒の作用で肉質が固くならなかったサザエは、肝にも十分に火と醤油の味が入っていて、とても美味でした。この方法は家でも試せますよね。今までサザエはBBQしないと食べられないと思っていたのが、目からうろこの発見でした。

柔らかくて美味しかったです。
道の駅「豊北」で買っておいた焼き鯖寿司。大葉とネギがアクセント。
目の前が海、花、山。絶好のロケーションでした。

アジの一夜干しは生かと思うほどの身の柔らかさと一夜干しならではの旨味の凝縮のバランスが素晴らしかったです。

ということで、朝一番で唐戸市場で買った今回の食材は、観光後の道の駅で素晴らしい自炊で頂く事ができました。昨日の気持ちの消化不良もすっかり解消。

私は「食べる事が観光」の場所で人気の物を食べると騙されたような気分になって素直に喜べない、ひねくれた性格の持ち主です。それ故、昨日の寿司バトルで買ったモノは満足できなかったのですが、今日の唐戸市場の使い方かなり気に入りました。

人気の製品は外して、その他の製品から勝負をかけるのが私のお好み流らしいです。

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