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漫画と書籍から学ぶ…「事実」は変わらない、変わるのは「解釈」

事実は変わらないけど、
解釈は人によって変わるから気をつけよう…

失敗の科学」と「スピリットサークル
からそんことを考えました。

書籍「失敗の科学」

問題が単純なら、非難にも効果があるかもしれない。注意を怠ったために起こるミスなら、罰則を強化すればミスを減らすこともできるだろう。 しかし、ビジネス、政治、航空、医療の分野のミスは、単に注意を怠ったせいではなく、複雑な要因から生まれることが多い。その場合、罰則を強化したところでミスそのものは減らない。ミスの報告を減らしてしまうだけだ。

多くの場合、失敗は複雑な要因が絡みあっている、
ミスを責める組織では、結局ミスを隠すだけになる…

なんてことを学べる良書です。

事例が豊富かつ「これが実話?」というストーリーで
物語に引き込まれます。

こんなチープな言葉ではなく、
もっとうまく伝えたいけど、文章力不足が否めない…


事例のなかでも「謎に包まれた民間機銃撃事件」
というものを読んでいて、
スピリットサークルを思い出しました。

「非武装の民間機をイスラエル軍が撃ち落とした」
という事実に関するもので、
それぞれの事実を読み解いていくうちに、
なぜこんな事件が起きたのかがわかっていきます。

パッと見ただけだと
「非武装の民間機を撃ち落とすなんて!」
と反応してしまいますが、
問題はそんなに単純ではないということがよく理解できます。

詳細は是非本書をお読みください!

漫画「スピリットサークル」

▼あらすじ

桶屋風太は平凡な中学生生活を送っていたが、額に傷のある美少女転入生・石神鉱子の出現によって、自分の様々な前世の人生を視ることに!?輪廻転生スペクタクル!


ここにあるように男女ふたりの輪廻転生の物語。

過去の出来事を追体験するという話ですが、
起きた事実はひとつでも、
桶屋風太と石神鉱子では見てる視点が異なり、
解釈が変わるということを学べる漫画でした。

風太から見ると紘子が悪く映るけど、
紘子には紘子側の背景があり、
お互いの正義がぶつかってしまう… 

「失敗の科学」にもあったように
何かが起きた原因は単純ではない
ということの意味がよく理解できます。


全6巻で、すでに完結しているので読むハードルも低め。


「事実」は変わらない、変わるのは「解釈」


冒頭に書いたように
「事実は変わらないが解釈は変わる」

「失敗の科学」と「スピリットサークル」から
そんな共通点を発見し、
「やっぱり漫画も学びになる!」
とテンションが上がってました。

そして、情報を受ける時も発信する時も
こういう視点を持っているのが大事だと思えました。

受け手としては、
事実を客観的に捉えることを意識することで
他の人の解釈に揺さぶられ過ぎないようになるのかな…
なんて思えました。

ポジショントークなんかも気をつけられるかも。


逆に発信する側としては
自分のフィルターを通した発信を意識できる。

例えば、本を読んでひとつの事実を学んだとしても、
自分の解釈でアウトプットすることで
自分が発信する意義があるんじゃないかと思えました。


どちらの本もおすすめなので是非ご一読ください!

失敗の科学

スピリットサークル

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