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自信とは

バーンアウト後の復帰。

借りてきた猫状態でもなく

エゴで人を喜ばせようとか

人の期待に応えるとかでもない

「本当の自分」で

最初から最後まで

本番を終えられた。

常に大きな存在と

繋がることと

自分の行動のすべてを

受け入れることに専念した。

空間に満点の星空が

何度も自分の目に映っていた。




今までになく冷静に。

全然不思議ではない体験。

期待せずに

とにかく自分の可能性を信じる。

ニュートラルな心が

常にくっついている。

心は動揺しない。

しっかりと全てを

大きな繋がりに預ける。

けれど

私は操り人形でもないし

自分のモーターで動く。

感傷的にもならず

優しい流れ。



自分の深いところから

自分を100点満点で

受け入れ続け

何が起きても

全て快く受け入れる。

間違いなど一つもない。

自分をすごい、と褒めるわけでもない。

ニュートラルに。

ジャッジという観念を捨てる。

自分のキャパを

8割まで使う。

目一杯も精一杯もない。

2割は冷静で楽しむ力へ。




魔法という

自分が場の空気を動かせる力は

前から知っていたし

それを使えばうまくいくから

今までそれを利用していたけど

今日は利用しなかった。

それをしたら

身を削るから。

それを避ける方法で

「本来の自分」で

やってみたかった。

二つのサイドにある

2人の自分が

融合する。




青空の心のまま

ノスタルジーを描いたり

掠れたいところの音が

思い通りに掠れたり

自在に好きなところに

泳いでいける。

そこに常に

ニュートラルな心が

寄り添っている。

どちらの自分も

ちゃんと半々でいる。

どちらが勝つことはなく

中立を保っている。

そんな感覚だった。




終わった時は

清々しい気分だった。

すべてを受け入れたことへの

達成感が気持ちよかった。

終演後

今回のプロジェクトで

多大な貢献をしてくださった

民族音楽学のジル・レオトー先生から

思いもかけない賛辞をいただく。


「以前よりも

心から湧く解釈に発展して

素晴らしかった。

貴女の仕事に本当に感謝している」




先生の言葉に思わず

涙が溢れそうになる。

すべてその言葉の意味が

私に伝わったからだ。

今日は

感動させるために

演奏したわけではない。

先生が私に伝えたいことが

手に取るようにわかった。

私が行ったことは

《図書館に並ぶ録音を

生きる人間のツールで

ただ通すこと》




その作業が

確実に《心》を運ぶのだ

ということ。

ただ通す作業に専念し

ジャッジせず

ニュートラルな心で

受け入れ続ける。

それをすることで

より深いところまで

持っていくことができたのだ。

ジル先生のお弟子さんも

私のところに来て

何度も感動をお礼を下さった。




私が今日したことは

すべて

自分のためだった。

最悪まで落ちた現在の自分を

何とか受け入れることに

専念しただけだ。

自分と共演者と場の空気を

受け入れ続けて達成した。

そしてそれが

観客と深い喜びを

分かち合える結果になった。

エゴでも

お人好しでもない方法だ。




音楽によって

エゴに偏り

それを避けたくて

お人好しになり

ずっとその狭間で

苦しんでいた。

エゴが強くなる自分が嫌で

簡単に自分を譲って

周りとの調和を作った。

それが今までのやり方。

でも

身を削るばかりだった。

ようやくわかった。

このやり方だ。

見つけた、これだ。




音楽だけに言えることではなくて

本当に悩んでいるのは

人生そのもの。

そのために現在

心のトレーニングをしている。

本来なら

仕事をストップしてでも

トレーニングに専念したほうが

いいのだけど

今日の本番はお試しだった。

この法則で本番が超えられるかどうか。

結果は100点。




オチがないのだけど

自分の記録のために

つらつらと書きました。

私が今日得たものは


《本当の自信》。


学者や観客からの賛辞をもらわずとも

正直一人で嬉しかった。

でも

その率直な感動を連続で聞けて

「ああ、やはりこれでOK」と確信。

堕ちたから

ここまで見えた。

自分すごいじゃんw




もし

同じようなことで

自信がない人とか

このメモが役に立ってくれたらと

思って公開しました。

私みたいに

どん底まで落ちる必要はないと

思うので

ぜひ参考にしてみてください。

自分の心が

すべてを受け入れ

大きな繋がりと

一直線で繋がっていることが

自信の根源になるはずです。

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