髙橋史朗

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最近の記事

「髙橋史朗塾」へのnoteアカウント移行のお知らせ

7/1〜、日々投稿しているnoteを有料化したため、新しく「髙橋史朗塾」というアカウントにてnote発信を始めた。 今後も毎日更新し、発信内容も一層充実させていくつもりだ。 以下参照↓↓ このアカウントにて一年以上にわたって投続を続けてきた。これまで読んでくれた読者に改めて感謝したい。 塾長・髙橋史朗の教育論を学び、教育力を高めたい方は、noteメンバーシップの「理論コースプラン」にぜひお申込ください(月額990円/税込)。 ※理論コース選択は以下のURLから↓↓ 【髙

    • 大沢真理『男女共同参画社会をつくる』への四つの疑問

       男女共同参画を推進している人々のバイブルになっている大沢真理著『男女共同参画社会をつくる』(NHKブックス)の疑問点について問題提起したい。  まず第一の疑問点は、「少子化高齢化を乗り切るためにも、男女共同参画は有効である」という論点についてである。大沢は「少子化の主な原因は、性別分業が固定的なために結婚の”敷居”が高く、若い人々が結婚を先送りしていることにある」と述べて、「若い人が結婚を先送りする原因」として、「母親に子育て負担が集中」している点を強調しているが、「母親に

      • 第60回男女共同参画会議「体罰」に関する意見書(令和2年3月16日、首相官邸)

         「非認知能力」を育む子育てに関する科学的知見に基づく「体罰によらない子育て」啓発を要望する 文科省の「情動の科学的解明と教育等への応用に関する調査研究協力者会議」の提言に基づく10大学と16教育委員会が連携した「子どもみんなプロジェクト」は、長期的追跡調査によって裏付けられた科学的エビデンスに基づき、「対症療法」にとどまらない「予防」を重視する「子育て支援学」や「メンタルヘルス支援学」を核とした「情動発達研究」を5年間積み重ねてきました(別紙参照)。  ノーベル

        • 翼一東日本大震災時の妻の詩(129)

          春色の木々 新芽が上を向いて 「私はこれからですよ」と言っています 瑞々しく 愛らしく この一ヶ月 どれだけ泣いた事でしょう ずっと下を向いて歩いたような気がします 涙さえ出ない悲しみや絶望感もあることでしょう 日本中が不安と悲しみの中 桜の花は咲きました たんぽぽの花も咲いています 逞しいなあ それぞれを生かす理念の中で咲くのでしょうか 寒さの中で この季節に咲く準備をしていたのですね 土佐みずきが 一斉に太陽に向かって「こんにちは」と咲いています どんな時にも 

        「髙橋史朗塾」へのnoteアカウント移行のお知らせ

          いよいよ7/1~第4期髙橋史朗塾開講一noteアカウント移行と有料化のお知らせ

           7/1~始める予定の第4期髙橋史朗塾は、学びを目的とする〔理論コース〕と、実践・モデル化を目的とする〔実践コース〕に分けて、各種活動に取り組みます。「実践コース」については、既に20名以上の方からお申込をいただいております。誠にありがとうございます。 [理論コース〕:有料note(月額990円)を購読し、塾長による教育研究を中心とした問題提起、課題、解決のヒント等について学ぶ ※有料noteについて、7/1~新しく「髙橋史朗塾」という名前のnoteアカウントにて発信して参

          いよいよ7/1~第4期髙橋史朗塾開講一noteアカウント移行と有料化のお知らせ

          「法の番人」に「法の賢慮」を求める

           平成25年10月31日、子育て支援センターの全国セミナーが宮崎で開催され、「子どもの育ちと家庭支援の課題」をテーマに特別講演をさせていただいた。少子化対策の問題点や従来の子育て支援策に欠けていた点について歯に衣を着せずに問題提起させていただいたが、講演後、厚生労働省の雇用均等・児童家庭局総務課の少子化対策企画室長が「大変感動しました」と感想を述べられた。従来の少子化対策を真正面から批判し、「親育ち」支援としての親学の重要性を訴えた内容を真正面から受けとめていただいたことが、

          「法の番人」に「法の賢慮」を求める

          ロサンゼルス・アトランタ総領事館主催ラウンド・テーブル講演(2017年8月29日)

           韓国は日本軍慰安婦に関する歴史認識問題を外交カードとして利用し、グレンデール市で人口の約3割を占める政治的影響力の強いアルメニア系住民に取り入り、日本軍が二十万人の慰安婦を強制連行して性奴隷にした戦争犯罪は第一次世界大戦中にオスマン〕トルコ帝国で起きたとされるアルメニア人虐殺と同種の大量虐殺の犠牲であるかのように宣伝して、慰安婦像の設置に成功しました。また、ユネスコ「世界の記憶」「日本軍『慰安婦』の声」共同申請書において、「日本軍の慰安婦制度はホロコースト(ユダヤ人虐殺)に

          ロサンゼルス・アトランタ総領事館主催ラウンド・テーブル講演(2017年8月29日)

          NY総領事館主催ラウンドテーブル講演(2017年8月25日)

           第三国における歴史問題の一つとして全米各地に設置されている慰安婦像・碑問題について問題提起したい。私たちは昨年「歴史認識問題研究会」を設立したが、慰安婦問題、歴史教科書問題が第三国でも関心を集め論議を呼んでいる。  これらはいずれも日本のマスコミが事実をゆがめた誤報によって中国、韓国の反発を招来し、歴史問題が外交カードとして利用されてきた。慰安婦像・碑は全米各地に設置され、ユネスコ「世界の記憶」遺産として、「日本軍『慰安婦の声』」が9カ国によって共同申請され、まもなく国際諮

          NY総領事館主催ラウンドテーブル講演(2017年8月25日)

          総領事館主催ラウンド・テーブル講演(2017年8月25日~9月1日)

           私は戦争プロパガンダを中心に、米英加などの国立公文書館所蔵の第一次史料を長年にわたって研究してきました。それぞれの国の歴史には光と陰の両面があり、曇りのない眼で虚心坦懐に歴史の事実を客観的に見つめ、実証的に研究することが重要だと考えております。 この観点からユネスコ「世界の記憶」遺産として一昨年登録された「南京大虐殺」資料や昨年9カ国によって共同申請された「日本軍『慰安婦』の声」資料には、「世界記憶遺産保護のための一般指針」に照らして、明らかに不当な資料が含まれております。

          総領事館主催ラウンド・テーブル講演(2017年8月25日~9月1日)

          私が私へ贈る讃歌一(128)

          おお 永遠の彼方から いつも 私にささやきかける 新しい心の呼びかけ もう やめましょう あなたが あなたを責めることばを この世に送るのは やめましょう 私は 光 私は生命 私は あなたのめぐし子 私は あなたの祈りの中に いつも いつも 生かされてる 私は 光 私は生命 私は 神のいとし子なれば いつも いつも いつも いつも 見つめられて 守られてあり 心の悩み 心の憂い すべてを 私に託しなさいと 大いなる神が 私に歌う 心無し この道は ただ光の道 絶対愛 

          私が私へ贈る讃歌一(128)

          LGBT理解増進法について考える⑵一寛容は双方向でなければならない

          LGBT理解増進法をめぐる論点と課題について考察したい。まず令和元年6月に自民党政務調査会性的指向・性自認に関する特命委員会が公表した「性的指向・性同一性(性自認)に関するQ&A」の要点の確認から始めよう。同「Q&A」によれば、平成28年2月に、稲田朋美政務調査会長(当時)の指示により、古谷圭司衆議院議員を委員長とする同特命委員会が自民党内に設置され、ヒアリングを積み重ねてきた。 ●特命委員会の主要な論点 「Q&A」の主要な論点を列挙すると、 ⑴ 性的指向や性

          LGBT理解増進法について考える⑵一寛容は双方向でなければならない

          「包括的性教育推進法」制定と埼玉県LGBT条例の問題点

           全国に広がりつつあるLGBT条例の推進団体が「包括的性教育推進法」を国会で成立させるための全国ネットワークの結成を目指し、安倍政権下で「過激な性教育・ジェンダーフリー教育の実態調査」を踏まえて、3年間の中教審論議を踏まえて学習指導要領に明記された「性教育の歯止め規定」を撤廃し、性道徳・性規範の解体を目指していることに注意喚起しておきたい。  note拙稿で論じてきたように、道徳教育を全面的に否定する「包括的性教育」推進過激派団体をリードしている埼玉大学教授らがLGBT条例の

          「包括的性教育推進法」制定と埼玉県LGBT条例の問題点

          LGBT理解増進法について考える⑴

           昨日、ベルサール虎ノ門イベントホールにおいて一般社団法人グローバルチャレンジ主催の公開シンポジウム「岸田政権1000日を検証する」のパネリストとして登壇し、「LGBT理解増進法」と埼玉県LGBT条例について、諸井真英埼玉県議会議員らと討論した。  1年4カ月前から毎朝明治神宮参拝前に投稿しているnote拙稿で最も反響が大きかったのは、私のウェルビーイング論で、2番目に注目されたテーマがLGBT問題であった。私のnote拙稿に注目しているLGBT法連合会理事・事務局長(早稲田

          LGBT理解増進法について考える⑴

          『反日種族主義「慰安婦問題」最終結論』出版記念講演会報告

           東京に続き大阪でも朱益鐘著『反日種族主義「慰安婦問題」最終結論』(文藝春秋)出版記念講演会を開催し、参議院の杉田水脈議員も駆けつけ、国連の危機的状況について訴えた。歴史認識問題研究会の事務局を担当し、髙橋史朗塾の塾生でもある長谷亮介氏が、同研究会のHPに掲載した講演会報告を転載したい。 <6月15日と16日に歴史認識問題研究会は公開研究会「朱益鍾著『反日種族主義「慰安婦問題」最終結論』出版記念講演会」を開催いたしました。東京、大阪会場共に多くの方がご参加され、大盛況となり

          『反日種族主義「慰安婦問題」最終結論』出版記念講演会報告

          LGBT「先天性説」への異論一「自由」の名によって「自由を破壊」する新しい全体主義

          6名の韓国人学者らの共著『同性愛は生まれつきか?』(楊尚眞氏訳)によれば、21世紀になって同性愛の後天的な要因を示唆する多くの研究が生まれた。日本政策研究センターの小坂実研究部長が『明日への選択』で「LGBT『先天性説』への異論にも目を向けよ」と題して、以下のような最新の研究動向について詳述している。  第一に、幼児期の虐待と同性愛に正の相関関係があるという。2013年、幼年期の身体的又は性的虐待が同性愛を誘発させるという研究が発表された。同性愛者は異性愛者よりも、幼児

          LGBT「先天性説」への異論一「自由」の名によって「自由を破壊」する新しい全体主義

          歴史認識問題と慰安婦問題の真相一朱益鐘出版記念講演会を踏まえ「公開討論」を求める!

           昨日14時から新宿で歴史認識問題研究会主催の出版記念講演会を開催し、『反日種族主義「慰安婦問題」最終結論』(文藝春秋)の著者である朱益鐘氏が「嘘の歴史に振り回された慰安婦運動時代の終焉」と題して講演した。  485頁に及ぶ大作をパワーポイントを使って見事に説明したプレゼン力に感服した。講演後、名刺交換をして御礼を述べたところ、私の論文「『朝鮮人虐殺』映像についての一考察」(歴史認識問題研究会編『歴史認識問題研究』第3-4号、モラロジー研究所歴史研究室[2018ー19年刊〕所

          歴史認識問題と慰安婦問題の真相一朱益鐘出版記念講演会を踏まえ「公開討論」を求める!