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甘いお菓子を食べると体が痒くなるのはどうして?②(73/100)

こんにちは!
和らぎと美と健やかさをお届けする華道家。
『ずっと健康に、もっと美しく』の伴走者
なっちゃんの保健室こと、髙坂夏子です(*^^)v
『あなたの治す力、第一主義!』北海道サンタの町のタカダ薬局の嫁です。

では早速、昨日の続き、いきましょ~
なぜ、甘いお菓子を食べると体が痒くなるのか、アトピーの症状が悪化するのか? でした。

砂糖は低分子(分子の小さい)糖質で、吸収されやすく、血中に入りやすく
エネルギーとなりやすい という性質があります。
それによって、余剰エネルギー(ざっくり言うと、使い切れていない糖質)が多くなり、その余剰エネルギーの増加がアトピー体質の悪化を招くという
単純に「痒み」だけでなく、「体質」の悪化にも作用するそうです。

ちょっとここから専門的に、詳しく書いていこうと思います。
(保健師勤務時代が懐かしい…(笑) )

糖類(糖質)には大きく分けて2種類。
単純糖質と複合糖質。
単純糖質は分子がばらばら。1つ1つばらけた状態です。(上記の低分子のこと)
それに対して、複合糖質は、糖質の分子がくっついた塊の状態。
例えて言うなら
とうもろこし1粒1粒か、とうもろこし1本まんまか、
板チョコ1かけら(1区切り)ずつか、板チョコ1枚まんまか、
みたいな、そんな感じ。(逆に分かりにくい?!( ;∀;) )
1粒や1かけらだと、すぐに口の中からなくなるけれど、
1本まんまや1枚まんまだと咀嚼→嚥下(噛んで飲み込むまで)に時間がかかるように
糖質も分子がばらばらの単純糖質はすぐに血液に吸収されるけれど、
塊の複合糖質は血液に吸収されるのに時間がかかる!

どれくらいの違いがあるかって言うと、
同じ糖質の量で比較してみると…。

ご飯50g(白米で茶碗1/3杯程度)と、栄養ドリンク100mlが
それぞれ糖質18~19g(約20g)です。
これを口に入れると…吸収されるまでに
ご飯は約2時間程度かかります。
緩やかに血糖値(血液に溶け込んでいる糖の量・率)が上昇して、緩やかに下降していく。
なだらかな丘のイメージ。
対して、
栄養ドリンクは、何と、たったの50~60秒!!
一気に急激に血糖値が上がって、そして、インスリンが一気に投入(分泌)され血糖値が急激に下がる。
で、また空腹を感じて、一気に食べたり…。
激しい乱高下です。急斜面の山を登り、深い谷底へ急斜面を下る感じ。
(この乱高下、血糖値の急激な変化が血管を傷つけると言われています)
そして更に、吸収され余った糖質は脂肪になっていきます。

最初の話に戻ると、
この余った糖質が脂肪細胞になることで、(昨日の話に繋がる)
脂肪細胞からアディポサイトカインなど炎症を悪化させる物質が分泌され
アトピー体質が悪化する ということなんですね!

ん~~~
保健師として理解していたはずのことが
我が子のアトピーとなると繋がっていなかった…。

今日はここまでー!

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