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【詩】サンドイッチ

今作ってる自主制作アニメとは全く関係ないんですが、昔シナリオの勉強をしている時に、詩の本を読む事があって、pixivに練習でいくつか投稿したんでこっちにも投稿してみます。

「サンドイッチ」


ああ!なんていい天気かしら!ねえ、あなた?そう思わない?

なんですって?今、何ておっしゃって?

太陽が明るすぎるのよ、それに周りの木々のざわめきも
鳥たちが歌い、風がそれを私の耳に響かせ、奏でているの
全てが私の注意を引き付けて、あなたの声が届かなかったのよ

もう一度、聞かせて下さる?あなたが何と言ったのかを


ああ、そうだったわね!もちろん、頂くわ!
せっかくあなたが、作ってくれたお弁当。食べない訳がないじゃない!


でもね、つい見惚れてしまうの、あの全てを包み込むような大空に!

私を照らす太陽も、

周りでささやく木々達も、

風と奏でる鳥達も、

私の世界のものは全部、あのひろく、ひろく、広がった大きな空に、まるで飲み込まれているみたい。
あなたの作った、このサンドイッチを、私がすっかり飲み込んじゃうみたいにね。

不思議ね。不思議だわ。とっても不思議。


私の世界が…

輝き、
時に瞬き、
暗闇に染まる、
このひろい世界が、あの空に包まれているとしたならね、

もし、そうなら、あの空は
    その空に包まれた私達も含めて
         一体何に包まれているのかしら?

不思議だわ。不思議よね。本当に不思議。


え?なに?
あなた、今、何かおっしゃった?

ごめんなさい、私ったら、また空に見惚れてた。


さあ!食べましょう!あなたの作ったお弁当!
まあ!とっても美味しそうじゃない!

ねえ!食べましょう!
全てを優しく包み飲み込む、あの大きな空みたいに!




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