コンテンツを発信する、人物を見られる
「退職学™️」をインタビューしていただくだけでも嬉しいですし、さらに嬉しいことは話した内容を解釈していただけることです。
人間の未熟や闇の感情をプラスに転換する
佐野さんは自分もふくめて人間の未熟や闇の感情を受け入れられる器があって、それをプラスに転換できてる。出会いの価値を感じてる人ですね。
これは完全に聴いている音楽や、読んでいる本の影響ですね。好きな音楽からも本からも、「ネガティブな経験にどんな意味づけをするか」を教えてもらっています。
ネガティブな経験を「それは実はポジティブだ」と書き換えるわけでもなく、ネガティブに飲み込まれてしまうこともなく。ネガティヴだと自分が思ったらそれはネガティブだと受け止めて、そこに何かしらの意味づけをしていく。それはポジティブな意味づけでなくてもよく、「無意味だ」「何の価値でもない」に落ちることだけは避ける。
そんなことを音楽や本から学んできました。気がつけば「退職学™️」にも反映されているようです。
こうして「退職学™️」を解釈いただけて本当に嬉しいです。どんどん独り歩きしていって、「退職学™️」も分派していって、気がつけば「どこ行った?」と探しに行けるくらいになっていることが目標です。
コンテンツを発信するとき、人物も見られている
もうひとつインタビューをしていただいていて驚いたのは、「退職学™️」だけでなく「このひとはどんなひとなのか」という人物に興味を持っていただくことです。
意外でした。「退職学™️」についてはおもしろがっていただける自信があるのですが、佐野という人間におもしろみがあるかはあまり自信がなく。自己肯定感が地に落ちてめり込んでいますし。
でも、人物とコンテンツは切っても切り離せないので、人物に興味を持っていただくのは自然なことかもしれません。「このコンテンツは本物なのか」を確かめる意味合いだってあるかもしれません。
「退職学™️」を発信するとき、佐野創太も一緒に問われているんですね。自分がどんな経験をしてきて、なぜ「退職学™️」を研究していて、これからどうしていきたいのか。ここがつながっていないと「なんだ、ハリボテか」とがっかりさせてしまいますし。
「いえいえ、私なんて。それよりも退職学の話を」とはならないんですよね。佐野創太という人間から「退職学™️」が出てきていることも、しっかりお話しできるように練習します。実際に、私の最低の退職と最高の退職が原体験ですし。
人物を見られる怖さと試される楽しさが同時に襲ってきます。これまで経営者の方やミュージシャンの方をインタビューしてきましたが、こんな気持ちだったのでしょうか。立場が変わると見える景色が変わる楽しさを経験しています。
退職学・佐野創太
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