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怒りを管理下に置く「アンガーマネジメント」とは?

こんにちは!矢上です。


セクハラやパワハラなどのハラスメントが注目されるようになり、感情のままに行動し、過ちを犯すと、取り返しのつかない世の中になってきました。

そんな中、現在注目されているのが、怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」という考え方のトレーニング方法です。


怒りや悔しさがモチベーションになる時もありますし、人は叱られることによって気付くこともあります。
「アンガーマネジメント」「怒らない」ということではなく、「怒りを調整する」という役割を持っています。

そんな「アンガーマネジメント」とはなんでしょうか。
まずは怒りのメカニズムから見ていきます。


人はなぜ怒るのか

端的に言うと、「~すべきだ」という自分のこだわりと違った出来事が起きた時に人は怒ります。
そして、それはその日の体調や天候、相手によっても違ってきます。

例えば
「仕事で疲れている自分に彼女は美味しい料理で出迎えるべきだ」
という価値観を持っているとします。

その時に料理を作って待ってないと、
「なぜこんなに疲れているのに労う気持ちもないんだ!!」
と怒りのスイッチが入ってしまう人もいます。

これが疲れてなかったら、彼女じゃなかったら、また違う反応になっていたかもしれません。

これと同じで「時間を守るのは当たり前」「真っすぐ想いを伝えるのは当たり前」と人それぞれ違った価値観を持っています。

この「~すべき」という価値観が守られていない時に不満が積もっていき、一定値を超えたときに、怒りが爆発します。

これが怒りのメカニズムになります。人によって価値観が違うので、怒るポイントが違うのも当たり前になってきます。


怒りをコントロールするには

ここで本題、怒りをコントロールする「アンガーマネジメント」についてです。
怒りの原因を把握したら、あとはそれに対策を打っていくのみです。
例えばこんな方法があります。

①自分の「~すべき」という価値観を把握する
「~すべき」という価値観に反する時に怒りの感情が湧いてきます。
逆に言えば、怒りの感情が湧いた時に自分が大切にしてる価値観が現れます。

この大事にしてる価値観を把握すればどんな時に自分が怒るかを把握することができます。
怒る現象が起きた時に「この時に怒るな」と事前に把握すればある程度コントロールすることができます。

そして自分の価値観は「共通ではない」と認識することも重要です。
人それぞれ大事にしてるポイントは違いますし、怒るポイントも違います。

自分の怒るポイントを把握しておくことも大事ですが、家族や仲間、パートナーの怒るポイントを把握することも大事になってきます。

②「6秒ルール」を実践する
怒りの感情が湧いた時にそれをすぐ行動に落としていては自分にも周囲にもよくないです。

ムッとしたら一旦落ち着き、深呼吸でもしてみましょう。
6秒立てば感情は落ち着き、冷静になってきます。
それは怒ったほうがいいのか、冷静に対処したらいいのかが理性で判断できるようになります。

すぐ行動に落とさないことを意識するだけで、コントロールできることも増えてくると思います。

6秒でも怒りが収まらない場合は一旦「その場を離れ」、水でも飲みに行ってみるといいでしょう。
「頭を冷やす」とはまさにこのことかもしれません。


以上が「アンガーマネジメント」という怒りのコントロール方法でした。
日常でも多くの怒りの場面があると思いますが、少しの意識で、それを管理下に置くことが可能です。

怒りをコントロールできれば、さらに受け入れられる器も広がっていくでしょう。
僕自身も意識して、怒りを管理下に置いていきます!!

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