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私の思ったこと

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1日の中で、感じたこと、思ったこと、考えたことを毎日更新しています
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2020年1月の記事一覧

人が忘れやすいこと

人が忘れやすいこと

Netflixのオリジナルに、「ブラックミラー」というドラマがある。

ざっくり言うと、世にも奇妙な物語のテクノロジー版といった1話完結の物語で、そのシーズン3、第1話に『ランク社会』という話しがある。

中国の「信頼」を独自にスコアリングしているシステム「芝麻信用」のようなもので、このドラマの中でも人々には信用ポイントが持ち点としてあり、日常の中で人と関わる度に(挨拶や道を譲られたり、落としたも

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あなたが引き継ぎたいもの

仕事中に、移動中に、トイレで、お風呂で、それこそありとあらゆるタイミングで、脳ミソはいろんなことを突然思いつく。

そこで思い付いたようなことを、この毎日のnoteに書いたり、その思い付いたまま出かけてみたり、誰かにその場で連絡して未来の約束にしたり、リストに記録したりするわけです。

なぜそうするかと言うと、思い付いたことというのは、すぐに消えてしまうからです。

そういえば昼間思い付いたあのい

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いいところを伝えること

いいところを伝えること

人はじぶんの言葉や行動について、人に反応して欲しい。

いやむしろ人に反応して欲しいが故に、何かを話したり、行動していると言っても、決して言い過ぎではないと思う。

子どもがやんちゃをするのも、ヤンキーが髪を染めるのだって、根っこはオレはここにいる、とじぶんに関心を持ってもらいたいからなのではないだろうか。

そう考えると「愛情の反対は無関心」とはまさにその通りだと言える。

人がそういう生き物だ

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休みの日がうれしいってこと

休みの日がうれしいってこと

10年後にあったらいいなぁと思うものは?
という一問一答が中学校の卒業文集の項目にあった。

僕は『週休5日制』と書いた。

半分本気、半分冗談で。

だが、同級生の答えを見て驚いた。

「マイベイビー」とか「マイホーム」だとか「かっこいい旦那さま」とか「ワールドカップのトロフィー」だとか、どうやら質問の意図は未来のじぶんの理想像だったらしく、なんだか圧倒的にじぶんがナマケモノの気配が漂う回答にな

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映画好きが求めている出会い

映画好きが求めている出会い

映画が好き。

という人はそれはそれは大勢いると思われる。

あの時代の、あの国の、あの監督の、あの俳優の、あの劇場の、あの作品が、いいんだよ。
っていうのは、仮に映画好きと公言していなかったとしても、何かしらあるくらい、映画というのは僕らの生活に染み込んでいる。

映画館の良さは、暗くして目も耳も作品以外に集中できないようにする臨場感(没入感)と、その回に同じ作品が観たいと偶然居合わせた人々と、

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かっこいい大人とは?

かっこいい大人とは?

かっこいい。

みんなそれぞれの、様々なじぶんの、誰かのかっこいいがあると思う。

子ども時代の僕が思っていたかっこいいは、『困っている人を助けられる』のが、「大人」であり、「かっこいい」だった。

それは子どもの僕が誰のことも助けられず、不満や違和感を感じても何もろくに変えられず、助けられることがほとんどであったからだと思う。

でもそういう意味での「大人」は子どもの僕の目から見たら、「大人」が

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不安定のすゝめ

不安定のすゝめ

世界は必ず調和に向かう。

例えば新しい靴を買うと、今まで持っていたものでは違和感を感じるようになり、それにより合うソックスやパンツなどを探してしまう。

新しいお皿を買うと、今まであったその他のお皿との相性や使うカトラリー、はたまた作る、食べる料理まで変化することもあるかもしれない。

小さなガラスの一輪挿しを買うと、自然と花屋さんや道や公園などに咲く花や草木に目がいくようになるし、美しい花の挿

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あなたの選んだもの

あなたの選んだもの

僕は気付くと身の回りのものにイギリス製のものが多いと気付く。

パスポートケースは「スマイソン」。
傘は「フォックスアンブレラ」というところで、冠婚葬祭用の革靴は「エドワード・グリーン」という靴メーカーで、スーツケースは「グローブトロッター」というブランドで、類似品の中からそれが必要なときに一つ一つ選んだ結果なので、何かしらの意味はありそうだ。

イギリス製品の特長は地味で武骨な佇まいで、どこか使

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うまく話せるときのこと

昨日はうまく話せた。
と思った夜は、いつもと何が違ったのか?

生きてきて、その中で何度も何度もしつこく考えてしまうことというのは、話す人やシチュエーションが違うとしても比較的うまく話すことができる。

話す相手の人が聞き上手で、相槌や質問も上手で、思っていること、思っていなかったことまで引き出してもらえて、うまく話せた。
なんてこともあるかもしれない。

あるいはもう何を話すか決めてあって、論理

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いらないことの必要性

いらないことの必要性

それいらない。
それほんとうに必要ある?

といった会話が、テクノロジーの発展によって巷でも所々で聞かれるようになってきた。

書類やハンコウなどは元より、社会生活に欠かせないお金なども物質化は必要ないのでは?とさえ言われている。

そして今まで誰かの仕事、誰かの動きを見るということを仕事にしていた人達や、フィジカルな移動を要した会議なども必要ないと言われ始め、いろいろなものが必要ないのでは?

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忘却と記憶と死

忘却と記憶と死

人はなぜ忘れ、なぜ覚えているのか?

人は何を忘れたくて、何を覚えていたいのか。

それにはどこか死が関わっているような気がしている。

あるとき、じぶんより長く生きている親しい人がはたと動かなくなる。

またあるときにもまたその親しい誰かが動かなくなる。

そうすると気付くわけです、じぶんもいつか必ず死ぬのだと。

でも「じぶんもいつか死ぬ」という思いって、実際に誰かの死を目の前にしたときは強く

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走ることで感じられるもの

走ることで感じられるもの

引っ越して住んでいるところから、徒歩圏内に大きな公園がある。

引っ越す前は隅田川の川辺に住んでいて、散歩やランニングをする習慣があったので、今も休みの日は気晴らしにそれを続けている。

外出せず運動不足。食生活の乱れ。睡眠不足。
それらがあるだけで、不機嫌になりやすいと聞いて、運動不足解消と、筋肉は使わないと衰えるという原則を恐れて時々走っているが、走っている効果は筋肉以外のところにも感じること

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伝えてくれる人の存在

伝えてくれる人の存在

「友だち」や「仲がいい」というと意見や考え方が同じで、同意や賛成の多い関係性のような印象がある。

しかし思い返してみると、人は人に同意や賛成の方がしやすいし、されたいものでもあるということ。

つまり同意や賛成の方が、ハードルが低いということがわかる。

そうとわかっているのに、賛成や同意の方が相手も喜んでくれて、じぶんにも負担が少ないのに、それでも「それは違うと思うよ。」だとか、「君らしくない

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他者であるじぶんにできること

人は人に影響を受ける。

人はコントロールできないし、変えられない。

ま反対のようだが、どちらかが違っていて、どちらかが正しいということでもなく、どちらもあっていて、それぞれが存在しながら存在し得ると思うのだ。

僕は仕事で人の商売の現場にお邪魔することがあり、そのときにいくつもある中で、特に強く意識するお店が二ヶ所ある。
入るときに喉の状態を確認して、いつも以上に特に声がきちんと通るか気にする

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