他者であるじぶんにできること

人は人に影響を受ける。

人はコントロールできないし、変えられない。



ま反対のようだが、どちらかが違っていて、どちらかが正しいということでもなく、どちらもあっていて、それぞれが存在しながら存在し得ると思うのだ。



僕は仕事で人の商売の現場にお邪魔することがあり、そのときにいくつもある中で、特に強く意識するお店が二ヶ所ある。
入るときに喉の状態を確認して、いつも以上に特に声がきちんと通るか気にするお店なのだ。


その二つのお店はとにかくよく通る声で、いつお邪魔しても気持ちよく迎えてくれる。
だからかこちらもそれに少しでも応えたいという思いで、なるべく通る声で、お店の空気をくれぐれも変えないように、壊さないように、挨拶をする。

そうするといつも通り、いや、いつも以上に気持ちのいい挨拶と空気が返ってくる。
では、次は、僕はもっと……。

という循環が、起きている。

そしてその変化の源は、気持ちのいい挨拶をするお店から僕は影響を受けている。
お店の人は僕を変えよう、コントロールしようとまでは思っていないはずだ。
だが、僕は影響を受け、現に変化している。


他者のことはコントロールできないし、変えられない。
が影響を与えることはできる。

人は返したい生き物だ。
挨拶をもらえば挨拶を、元気をもらえば元気を、敬いを、慈しみを、愛情をもらえば、それぞれ返したくなるものだ。


僕らが他者にできることは、まずあげること。
じぶんがいいと思う影響を与えることではないだろうか?


だって人は影響されやすいのだから。



今日も最後まで読んでくださってありがとうございます。
繁盛するお店は、商いは、まず気がいいんです。



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