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「湯村温泉」温泉街散策録【兵庫県・新温泉町】

本格的冬の到来を迎え、温泉を目指して民族大移動が活発となるシーズンになります。兵庫県にある湯村温泉ゆむらおんせんと言えば、有馬温泉ありまおんせん城崎温泉きのさきおんせんに並ぶ、北近畿三大温泉の一つで、山や高原、渓谷に囲まれた自然豊かな温泉地です。無色透明で肌に優しいお湯は「美人の湯」として有名です。元湯(源泉)の荒湯あらゆからは 今でも98℃の高温泉が湧き出ており、その湯で作った温泉玉子を頬張りながら、足湯に浸かってのんびりすれば 湯村温泉ならではの風情を満喫できます。今回はその温泉街散策レポです。🙂



湯村温泉

湯村温泉ゆむらおんせんは、兵庫県豊美方群新温泉町にある温泉です。奈良時代の木簡もっかんに湯村温泉と思しき記述があるものの、一般的には平安時代(848年)に慈覚大師円仁じかくだいしえんにんが開湯したと言われる歴史ある温泉地です。山陰地方日本海側の鳥取県に隣接する地域で、山・高原、渓谷などに囲まれた自然環境豊かな場所にあります。春来川はるきがわ沿い湧く元湯(源泉)は、荒湯あらゆと呼ばれ98度の高温泉毎分470Lも湧き出ており、今でもその泉量・泉質とも衰えを見せません。泉質は無色透明の弱アルカリ泉でお湯に浸かると肌がツルツル・スベスベになる「美人の湯」としても有名。また、身体の芯から温まるので冷え性の方にもお薦めの湯です。荒湯は湯けむりが立ち上るのぼる温泉街の中心部にあり、7mある日本一長い足湯(当時)も備えています。観光客が足湯に浸かりながら、高温泉で茹でた玉子や野菜を楽しむ風景は湯村温泉ならではと言えます。1981年放送の吉永小百合主演のNHKドラマ「夢千代日記」の舞台に新温泉町街が選ばれたことから、一気に知名度が高まり全国的にブレイク。以降夢千代の里と呼ばれるようになります。平成16年(2004年)には「夢千代館」(資料館)もオープンし、館内にはドラマのセットの一部が再現されています(入館料:大人300円)🤓


有馬温泉へのアクセス

                  湯村温泉公式観光サイト/アクセス・周辺情報より抜粋
湯村温泉の所在地


温泉街散策マップ

温泉街の散策には、「湯のまち湯村散策絵図」が便利です。以下のサイトからダウンロードできます。

湯村温泉パンフレット|パンフレットダウンロード

湯のまち湯村散策絵図

また、同じ「湯村温泉公式観光サイト」からは【湯村温泉 おさんぽマップ】も閲覧できます。こちらは、「湯村散策絵図」に比べ、位置関係が多少アバウトなマップですが、より親しみやすい絵柄とデザインのマップです。

【湯村温泉 おさんぽマップ】新登場!!|お知らせ

湯村温泉おさんぽマップ


散策(駐車場~八幡神社~薬師堂~荒湯天狗像~(荒湯)~夢千代像~正福寺)

マップの上部にある(P)(駐車場)からスタートします。🙂👉
駐車場のすぐ向かいが八幡神社はちまんじんじゃです。

八幡神社京都石清水八幡宮の但馬の国、勝楽寺別宮としてご奉祀された神社」
社殿/1930年に再建されました」
夫婦杉/縁結び、子宝にご利益があるご神木」
「境内にある稲荷神社京都伏見稲荷大社の分霊を奉祀しています😌」
五輪の石塔日本三古塔の一つで千年釜いぼ神様(どんないぼも「いぼいぼ渡れ、この橋渡れ」三度唱えると消えてなくなるらしい)とも呼ばれています。😮」

八幡神社横の道を南下、9号線を横断して少し進むと左手に薬師堂があります。

薬師堂の由緒他が掛かれた看板」
「あの~こっちの看板って割れたままなんですけど?🤨」
薬師堂/848年創建。湯村温泉を開湯した慈覚大師円仁の徳を称えて建立されました。」
薬師堂/堂内には薬師如来像円仁上人の尊像が安置されています」
「辰年にぴったりの見事な龍の彫刻」
慈覚大師円仁の尊像😌

薬師堂の横にある坂(安参道)の石段を下りると、本町通りに出ます。左方向へ進み最初の十字路(ネボケの辻)を右折した所に荒湯天狗あらゆてんぐが鎮座しています。

荒湯天狗天狗まつりの主役。・・・えっ恵比寿さん?いや大黒様にも見える・・・🤔」
「見事なピノキオぶり!・・・目元が藤岡弘に似てね?🤔」

荒湯天狗から少し南下すると直ぐに春来川はるきがわに架かる湯村橋に到着しますが、その橋は渡らず川沿いの細い路地を進むと、荒湯あらゆに辿り着きます。🙂

荒湯の湯壺/ごめね~。また後で来ま~す😓」
森下橋/夜には照明でレインボー橋になります😮」
夢千代像
吉永小百合さんがモデルの像なだけあって・・・似てますね🙂」
吉永小百合さん手形/意外と・・・」

夢千代像のある道(夢蛍ゆめほたる石の道)沿いを少し北上すると正福寺しょうふくじへ続く道があります。👆🙂

「細い道を進むと石段の上に正福寺しょうふくじが見えます(トラックじゃまだよぉ~!😟)」
正福寺鐘楼門/鐘を打つところがあります」
正福寺桜/「花びらが50~100枚の八重咲きで雌しべが1~4個つく非常に珍しい品種」だそうです。う~ん春にまた見に来たい!🤔」
正福寺本堂慈覚大師円仁が湯村温泉開湯した際に開創したと言われているお寺です」
観音堂
夢千代地蔵菩薩


散策(ひよっ子屋~杜氏館~湯村温泉観光協会~猫時間~おばぁかふぇ~はまだ)

正福寺の石段を下りた所が「夢蛍ゆめほたる石の道」。その道沿い すぐお隣にひよっ子屋(但馬牛串、クレープ)がありますそのまたちょっとお隣りに、杜氏とうじ館、湯村温泉観光協会が並んでいます。「夢蛍石の道」は「天神通り」に直結しており、道沿いに猫時間(猫カフェ)、おばあかふぇ(おばあちゃんカフェ)、はまだ(但馬牛コロッケ)のお店があります。😋

荒湯・足湯の全景」
「春来川沿いのこの道↑(夢蛍石の道~天神通り)沿いに立ち食い店やカフェが並んでいます」
ひよっ子屋/但馬牛串【大1000円、特大1500円、小700円】大が一番お得なんだそうです🤤」
牛串以外にもクレープメニューが豊富です!🤤」
牛串の味付けメニュー/迷ったらヒマラヤ岩塩だって・・・じゃヒマラヤ岩塩で!🤤」
但馬牛串大(1000円)/足湯に浸かって食べよ~っと。😊」
杜氏館とうじかん/日本酒造りの資料館です(温泉むすめ:湯村千代もいます)」
杜氏館内/日本酒ができるまでをパネルで解説。酒造用道具の展示もあります🤔」
湯村温泉観光協会/杜氏館のま隣りにある観光案内所。資料やパンフが無料でもらえます🙂」
「観光協会入口横のディスプレイ」
猫時間/猫と触れ合えるカフェ【500円/20分、1280円/1時間】※里親希望面談もできます😮」
「遊月亭・おばあかふぇ/おばあさんが切り盛りしているカフェ」
「商品は遊月亭の商品。ところどころにおばあさんのコメントが・・・」
おばあの根性焼セットは栃の実コーヒーとセットで600円」
「おばあさんに記念撮影をお願いしたところ、いやや~と背中を向けられました😮」
「おっ、こんなところに小石丸!」
おばあの根性焼200円栃餅入り大判焼きです。90歳のおばあちゃんが焼くことも・・・」
根性焼/甘さ控え目で小豆の味がしっかり味わえるあんこが絶品!😋」
はまだ但馬牛たじまぎゅうを扱うお肉屋さん」
但馬牛コロッケ150円(税込162円)/牛肉汁が沁み込んだ甘い口当たりのコロッケ。う~旨い!🤤」


散策(夢千代館~アオギリの湯~薬師湯)

但馬牛コロッケの「はまだ」のお隣が「夢千代館」です。「夢千代館」の敷地内には足湯の「アオギリの湯」。その裏の夢千代橋をわたると「薬師湯やくしゆ」があります。🙂👉

夢千代館/NHKドラマ【夢千代日記】の資料館(入館料:大人300円(イオンカード提示で1割引))」
「ドラマで使ったセットの一部」
「ドラマで使った小道具」
「ドラマのセットの一部」
「花湯まつり(菖蒲綱引き)のジオラマ」
「荒湯界隈のジオラマ」
「ドラマの撮影風景/・・・北大路欣也さん若いね🙂」
「吉永小百合さんのレコードジャケット集・・・小百合さん若いね😊」
ハンビー/昭和のオート三輪」
「オート三輪が飛び出るトリックアートです😮」
アオギリの湯/足湯です」
アオギリの湯の由緒」
「足湯に浸かりながらひよっ子屋で買った牛串をここで食!🤤お肉柔らかくて美味しかった~」
夢千代橋を通過中」
薬師湯/公衆浴場(大人700円)。でも時間がないので湯舟には浸かりません😟・・・その代わり」
タロンボの湯(足湯)/こっちこっち!😊」
「ガ~ン!今日は足湯お休みだ~!😭」


散策(荒湯~ポケットパーク)

薬師湯正面の細い道をひたすら川沿いに進むと荒湯に辿り着きます。🫡

「荒湯へ続く小路(後15m)」
荒湯に到着しました・・・湯けむりがすごい😮」
慈覚大師・円仁上人像
荒湯の源泉です」
荒湯地蔵尊
「荒湯から目と鼻の先のお店で温泉たまご用の生たまご野菜が売っています🤤」
ブロッコリを150円で購入、他にも玉子は5個250円さつまいも200~300円ジャガイモ100円トウモロコシ(売り切れ)など」
「ゆで上がったブロッコリにマヨネーズを付けていただきました。🤤まだ芯があったので6分位浸けとけば良かったかな?🤔でも野菜そのものの味がして美味しかったです😋」
「もちろん、足湯に浸かりながら・・・結構ぬるかったけど🙂」
ふれあい手形散歩道
「芸能人やスポーツ選手など有名人の手形が並んでいます(写真は武田鉄矢さん)。手形の総数は60個以上もあって、とても全部見切れませんでした。なので一部だけ・・・。」
「左上から時計回りに、北大路欣也田中邦衛桂三枝アグネスチャンイルカ常田富士男
「荒湯センター/おみやげ屋さん」
Cafe98℃/2021年オープン。新温泉町の地域おこし協力隊が切り盛りしています🙂」
ポケットパーク/フォトスポット」
慈覚大師円仁のモニュメント/20分毎にある変化がありますよ😮」
ポケットパーク全景/左の塔は薬師湯の源泉(株湯)を保護する保護塔。休憩所(右)やトイレもも備えています🙂」

ポケットパーク横の石段(安参道)を上れば、スタート地点(八幡神社)へ戻れます。🫡

・・・湯村温泉・温泉街散策レポはここまでです。


感想

湯村温泉の醍醐味と言えば なんと言っても、足湯に浸かりながら、高温泉で作った荒湯たまごの丸かぶり。ただ、玉子茹で上がるのって12~13分も掛かるので、事前にトウモロコシ(5分茹ででOK)に的を絞っていました。😏ところがどの店もすでにモロコシは売り切れ状態。😮じゃ代替になるものは?・・と探したのですが、さつま芋で30分栗に至っては1時間だって!😱「エ~もっと早くゆで上がるものないですか~?」とお店の人に直訴すると、「じゃ、これなんかどうですか?」とお薦めされたのがブロッコリー(5分でOK)。おー !茹でブロッコリーなんてヘルシーでイイかも?と、即決→即湯壺に投下・・・待ち切れず4分位で引き上げ、セットのマヨネーズを載せてガブっ。「モグモグ・・・ん?多少芯があるけど美味しい!」。ふと気が付くと、お湯に浸した肌がツルツル・スベスベになり「おぉ、さすが美人の湯!」。😊👍京都からの日帰り温泉でしたが、そこそこ 湯村温泉満喫できました。でも次回は泊まりで来たいなぁ・・・🤔


まとめ

今回の散策ルートを「おさんぽマップ」の方に描き込んでいます。

今回の散策ルート

最後まで本記事にお付き合いいただき、ありがとうございます。😌

おまけ

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北近畿三大温泉シリーズです。お時間ある時にでも見て頂ければ幸いです。


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