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「城崎温泉」外湯めぐり録【兵庫県・城崎町】

本格的冬の到来を迎え、温泉を目指して民族大移動が始まるシーズンになります。城崎温泉は、有馬温泉湯村温泉に並ぶ 北近畿(兵庫県)三大温泉の一つで、1300年以上にわたり人々に愛されてきた温泉地です。今では古い街並みを残しつつ、足湯、カフェ・食べ歩きスポット、お土産屋なども充実し散策も楽しい温泉街になっています。そして、城崎温泉の代名詞と言えば「外湯めぐり」。ここでは個性豊かな7つの外湯が楽しめます。今回はその外湯めぐりレポです。🤗



城崎温泉

城崎温泉きのさきおんせんは、兵庫県豊岡市城崎町にある温泉です。開湯は奈良時代にまで遡ると言われ、717年に城崎を訪れた道智どうち上人がこの地で千日間の修行を行った後、720年に温泉が湧き出し城崎温泉が開かれたと言われています。山陰 但馬地方の山深い場所にあり、温泉街には大谿川おおたにがわが流れ、湯けむりがが上がる川沿いには柳や桜が立ち並び、木造建築のレトロな風情あふれる旅館が軒を連ね、浴衣を着てそぞろ歩けば まるで明治・大正時代の街中を散策しているかのよう。城崎と言えば、志賀直哉が自身をモデルとして書いた小説「城の崎にて」が余りにも有名ですが、直哉のような文豪をはじめ1300年の間人々に愛された城崎温泉には7つの外湯(公衆の大浴場)があります。7つの温泉は端から端まで歩いても20分程。これら7つの温泉はその開湯時期も雰囲気や特徴までも全く異なり、これ程狭いエリアに趣の違った大浴場が共存する、希な温泉地と言えます。🤓


城崎温泉へのアクセス

◆電車
 ・JR東京駅より→JR新幹線のぞみ→JR京都駅→特急きのさき→ JR城崎温泉駅(4時間40分)
 ・JR大阪駅より→特急こうのとり→JR城崎温泉駅(2時間40分)
 ・JR京都駅より→特急きのさき → JR城崎温泉駅(2時間20分)
◆車
 ・大阪から
  中国道・吉川JCT→舞鶴若狭自動車道・春日JCT→北近畿豊岡自動車道・但馬空港ICから下車県道50→R312→城崎温泉(3時間30分)
 ・京都から
  京都縦貫道・与謝天橋立ICから下車→R312→豊岡→城崎温泉(約3時間)

城崎温泉・きのさき温泉観光協会公式サイト・アクセス→城崎温泉までの交通案内より抜粋
城崎温泉の所在地

温泉街散策マップ

温泉街の散策には、城崎温泉公式HPにある「お役立ち資料ダウンロード」から「城崎温泉そぞろ歩きMAP」や「城崎温泉ゆニバーサルマップ」などが、ダウンロードできて便利です。

城崎温泉ゆニバーサルマップ


7つの外湯めぐり(JR城崎温泉駅~さとの湯~駅通り~地蔵湯~北柳通り~柳湯)

7湯めぐりは、JR城崎温泉駅からスタート。🙂👉

城崎温泉駅
「駅を出てすぐ右隣りにさとの湯が見えます」
さとの湯/残念ながら当日(月)は定休日でした😔」
さとの湯の足湯/こんな立派な足湯見たことない😮・・・もちろん無料」

駅通り地蔵湯を目指して散策を続けます。

山よし/駅から歩いて1分ほど。かにの山よしなのに但馬牛笹包みおこわあり?🤔」
城崎足湯♨カフェ/温泉街お約束の足湯カフェ・お客さんで混んでました🙂」
短編喫茶Un(あん)/喫茶なのにかに酒かにスープだって・・・キュッと一杯いきたいねぇ🤤」
いなば/えっ、かに道楽じゃないのにデカいカニ発見!😮」
但馬デリカ茶屋/食べ歩きの但馬牛まん牛串など。ほら、カップルさん迷わず行けよ、行けば分かるさ・・・🤤」


地蔵湯/温泉源から地蔵尊が出てきたのが名前の由来です😮」
「トレードマークのお地蔵さん」
「JIZOUYU BATH?・・・Spaじゃないの?」
「脱衣ルームは貸し切りだ~!😀」

湯温は熱かったけど、こじんまりした落ち着いた雰囲気のお湯でした・・・でも、シャワーは欲しかったなぁ。さて、次の湯を目指して、北柳通りを進みます。🙂

北柳通り
「もし焼せんべい寺子屋本舗/おっと、かに身マヨネーズ乗せのぬれおかき!うまそうだけど食べにくそう🤔」
円山菓寮風雅かりんとうもいいけど、ゆらゆら湯あがりプリン食べて~🤤」
GUBIGABU/テイクアウトありの地ビールレストラン。グビグビ飲んでガブガブ食べた~い🤤」
柳湯/柳湯さんは15時から営業だって・・・残念、今回はパスです。😔」
柳湯は外湯の中では一番小さい温泉です😉」
柳湯の足湯/足湯だけちょっぴり・・・😓」


7つの外湯めぐり(一の湯~湯の里通り~四所神社~木屋町小路~御所の湯)

一の湯/江戸時代に天下一の温泉と称賛され、新湯(あらゆ)から一の湯に改名したそうです😮」
一の湯の足湯/屋根付きなので雨雪を防げます」
「さっそく男湯へGo!🙂」
「脱衣場/これ以上は撮影禁止・洞窟のような露天風呂が特徴的です🤔」
湯の里通り
「お土産市場・花兆庵/地酒ソフトや焼き肉まん、地ビールに但馬牛入りフランクフルト・・・も~たまらん🤤」
城之崎てんぷら(ふるや)/一番人気はかにねぎ串天(450円)だそうです🤤」
四所神社ししょじんじゃ/城崎温泉の守護神と呼ばれています😌」
四所神社社殿/大正14年に焼失、昭和3年に再建されました」
温泉祖神四所神社由緒
木屋町小路御所の湯のほぼ向いにある2008年オープンした休憩スポット」
「グルメ、スイーツ、お土産店、伝統工芸、エステなど多様なお店が軒を連ねています」
木屋町小路内の雰囲気」
「休憩スポット三十三間広場

御所の湯後堀河天皇の御姉安嘉門院あんかもんいんが利用されたことに由来して名付けらました。さすがセレブ御用達だけあって、露天風呂から見る裏山から流れ落ちる滝の眺めが最高に素晴らしかったです。🫡

「堂々たる御所の湯の門構えです」
御所の湯入口
御所の湯入口横の池/庭園にある池も何だか品があります」
「浴場は撮影禁止でしたが、この優美な襖絵は撮影許可をいただきました😉」


7つの外湯めぐり(蓮成寺~鴻の湯~極楽寺~まんだら湯)

御所の湯のほぼお隣りに浄土真宗のお寺蓮成寺れんしょうじがあります。ここから月見橋方面に進み、左へ行くとまんだら湯、右へ行くと鴻の湯です。🙂

蓮成寺/山門はオープンですが、観光寺ではありません🤔」
蓮成寺本堂/本堂は国の指定文化財です」
月見橋/橋をわたるとスパ&ガーデンズ湯楽(旅館)が見えます(橋を渡らず右折します)」
薬師橋/橋を渡るとロープウェイ山麓駅があります」
鴻の湯/全景・・・おっと右前方に2羽の・・・」
「鶴にしか見えない鸛(コウノトリ)?」
鴻の湯入口」
「入るとこんな雰囲気・・・これ以上は撮影禁止/浅底岩の露天風呂で絶妙の湯加減でした😉」
鴻の湯由緒/なんと1400年前とは・・・まんだら湯よりも古い(飛鳥時代)!😮」
極楽寺山門/城崎町指定文化財です」
極楽寺のお堂/お庭は枯山水式石庭(雪かぶってますが・・・😓)」
水掛地蔵鳳観音おおとりかんのん浪切不動尊が見えます」
曼荼羅橋上から見た大谿川
まんだら湯1300年前に道智上人が開湯したと言われる歴史ある温泉」
まんだら湯入口/おっ、中にリアルなお坊さんの像が見える!」
道智上人像/まんだら湯の開祖さまです😌」

すみません・・・時間の制約でまんだら湯にはゆっくり浸かっていません(露天風呂で陶器のような浴槽から観る裏山の景色が良かったような・・・)😓。

・・・7湯めぐりレポはここまでです。


感想

訪問当日(12/18)、京都駅ではそれ程寒くなかったものの、城崎に入るといきなりの雪景色。いや~でも温泉街には雪が似合うもので、冷えた身体で熱い温泉に浸かって温まると、もう「極楽極楽」とつい独り言が口からもれちゃいます。どの湯も個性的でお湯の温度や特色、露天の景色など全然違ってるところがまた楽し。温泉街もレトロな雰囲気のある街並み、街のあちこちにある食べ歩きグルメもすごく充実していて、そぞろ歩きが本当に楽しい温泉街です。当日は休湯日のお湯あり(平日は必ずどこかがお休みです※1)、時間の制約ありと7つの湯全てに入湯はできませんでしたが、次回チャンスがあれば是非制覇したいと思います。もし外湯めぐりをするなら、各外湯の入浴料が800円(「さとの湯だけ」が900円)なので、お湯入り放題の「1日入浴券(1500円)※2」が断然お得(2湯入れば元が取れます)です。🙂👌

※1:外湯の休湯日と営業時間
※2:1日入浴券/各お湯場で販売しています・他のお湯場へ入場するときはフロントでQRコードをかざすだけ。

最後まで本記事を読んでいただき、ありがとうございます。😌


まとめ

今回の散策ルート


おまけ

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