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クリームパンから考える、学校制度の問題点。

学校という教育システムが日本には強く根付いています。

ほとんどの人が学校に通います。

学校に通わなければならない!

こんな風に思っている人も未だに多いです。

学校に毎日登校する必要はないし、

5教科と呼ばれる英数国理社の勉強を強いられる必要もない。

もっとゆったりと、学校に行く事は選択肢の1つなんだと、思ってもいいのでは?と感じます。

帰り道にある美味しいパン屋さんに立ち寄るのは、毎日しなくてもいいですよね。

そんな感じで、選択肢の1つなのです。

学校制度に縛られることの不思議さ。
5教科勉強が学生の仕事だと思い込むことの危険さ。

を考えていただければ幸いです。

「そんなこと言ったって学校は行くのがいいよ」
「高校課程は基礎教養だからやっておくべきだよ」

という方もいるはずです。

是非とも、

「こういう考えもあるんだな〜」と優しい気持ちで以下をお読みくださいm(_ _)m🙏🙇‍♂️

第1章 チョココロネ食べてみたいな、、。

これから、ある街のパン屋さんで起こったお話をします。(フィクションです笑)

あるパン屋さんに、A君とお母さんが2人でやって来ました。

そこのパン屋さんには色々な種類のパンがあります。全種類食べるなんて一生かかっても無理なくらいです。

A君は16歳です。まだそんなに多くの種類のパンを食べたことはありません!せいぜい6種類くらいかな。

美味しそうなものから、そんなに美味しそうじゃないやつも、賑やかに棚に並んでいます。

お母さんは、お母さんの分とお父さんの分を選んでいます。

お母さんとお父さんがえらんだパン、A君にときどき食べさせてくれるやつです。でも、そんなに好きって訳じゃない。両親とは味覚の趣味が合わないみたいです。

お母さんは、次にA君の分を買おうとします。

いつも通りのコーナーに向かい、
いつも通りの質問をA君にするのです。

「食パンがいい?それともクリームパン?」

ああ、まただ、、。
A君は思います。
かれこれ10年ほど、この2択です。

「クリームパンかな、。」

近くの棚には、
チョココロネも
抹茶蒸しパンも
明太フランスパンもあります。

いつもいつも、お母さんはA君に食パンかクリームパンのどちらがいいかを問うのです。

A君は内心、「チョココロネ美味しそうだな。」
と思っています。

まじめなA君は、お母さんに控えめにこう言いました。

「チョココロネ食べてみたいんだけど、」

A君の言葉を聞いてお母さんはこう答えました。

「クリームパンを食べなさい。」

レジの向こうで聞いていたパン屋さんの男の人も、

「君は若いんだ。今のうちにしっかりクリームパンを味わいなさい。大学生になったら、チョココロネだってなんだって自由に食べられるから。」

A君は、チョココロネを食べたいという本心を押し殺してクリームパンを食べます。

大して好きじゃない。

でも、世界の貧しい人達の中にはクリームパンですら食べられない人がいるそうだ。だから僕は恵まれている。クリームパンを食べないなんてそんなことは言ってられない!

「今は我慢してクリームパン食べるか!」
A君は諦めて、クリームパンを食べるのです。

この状況のA君をみて、あなたはどう感じますか?
どうしてお母さんやパン屋さんがA君にクリームパンを食べることを半ば強制的に勧めるのか?

チョココロネ食べても全然いいですよね!?

若いうちにはクリームパン?!、謎理論です。

※チョココロネがとてつもなく高価だとか、クリームパンは体にいい等の条件はありません。

第2章 クリームパン早食い大食い選手権

さらに、A君は親の勧めで、クリームパン早食い大食い選手権に出場します。

この選手権はパン屋さん主催です。

両親からも幼い頃からクリームパンを食べさせてもらって期待されているんだと自覚するA君。

まじめなA君は、優勝を狙います。

しかし、A君は、本心ではこう思っています。

「そんなにクリームパンは好きじゃない。」

「小さい頃からずっとこれ。ウンザリだ。」

食べ進めるA君ですが、同じ会場には、
B君とC君がいます。

B君は、根っからのクリームパン好き。
クリームパンを心から愛しています。

一方でC君は、胃袋がブラックホールです。
永遠に食べ物が吸い込まれていきます。

残念ながらその日の選手権でB君C君に敗れ、A君は優勝することが出来ませんでした。

家に帰ると、お母さんがA君にこう言います。

「あんた、しっかりしなさい。」
「普段の食べが足りないのよ。もっと頑張りなさい。」
「あんたの将来の為を思って言ってるのよ!」

なんだこの世界は!怒
クリームパンなんて食べて何になるんだ?
将来クリームパンなんて絶対食べないからな!

心の中で煮えたぎるイライラをA君は感じています。

それでも、言うことを素直に聞くまじめなA君はその夜一日を振り返って見て思うのです。

「自分の為に言ってくれてるんだ。それに、今のうちに食べておかないと選手権に負けてしまう!」
「大食い選手権に負けたら、社会に出て相手にされないし、就職も大変らしい。」

まじめなA君は、チョココロネを欲しているお腹を、その夜もクリームパンで満たすのです。

どうでしょうか?
不思議な世界だと思いますよね?
クリームパンをどれだけ食べられたが将来のキャリアを決めてしまうとA君もA君の母親も信じてしまっている。

更に、A君はクリームパン好きな訳では無いのに、クリームパンを食べられない事で、B君C君に対して劣等感を抱いています。

また、クリームパンなんて将来食べない!という嫌悪感、苦手意識も抱いています。
可哀想なことに、A君は不必要な劣等感、苦手意識を抱いているのです。
A君は、チョココロネを食べていい。
チョココロネが気に入ったら、チョココロネの選手権に出場するのもいい。別に出場しなくてもいい。お腹がいっぱいならしばらくお休みするのもいい。
パン屋さんにある数えきれない種類のパンに、選手権が開催されており、数えきれない優勝が存在する。
新しいパンを作ってもいい。

僕は、A君にクリームパンだけじゃないんだと気づいて欲しい。

チョココロネだって抹茶蒸しパンだって色々あるから、自由に挑戦してみなよ!

失敗してもいいんだ。

親とか、パン屋さんが言ってることがいつも正しいとは限らない。

時代は変わっているよ!

若いからまだ早いとかみんな行ってくると思うけど、そんなの関係ない。

周りの人の言いなりになってたら、僕みたいに自分が生きてる心地がしなくなって辛くなっちゃう。

だから、本当の自分の想いを大切にして欲しい。
心の底から美味しいと思えるパンに出会い、それを食べて欲しい。
飽きたら、また探せばいい。

今の自分をワクワクさせるパンを。

僕ならA君にこう伝えます。

第3章 ある街の高校生、P君の場合

第1章第2章では、パン屋さんに通うA君のお話しました。
A君の世界って不思議だなって少しでも思ったのなら、これからお話するP君の場合も不思議だなって思うかもしれません。

P君は、ある街の高校生です。
P君の通う高校は進学校で大学受験をする人がほとんどです。

今、P君は教室にいます。

隣にはお母さん、机を挟んで向かい側には、担任の先生がいます。三者面談です。

P君は16歳でまだまだ若く経験も浅い高校2年生です。
将来何がしたいとか、
自分は何に向いてるのかとか、
具体的な夢とか、

明確にはっきりと言うなんてとても出来ません。

そんなP君に、先生がこう切り出しました。
「文理どっちに?」

「一応、理系で、、。」とP君。

「科目選択は?」

「物理、化学、地理で、、。はい。」

「志望大学は?」

「まだあんまりわかりません。」

「もう決めておかないとだよ。高校2年の冬から、みんな部活も終わって、受験生になってくるんだ。あらかた目星はつけておかないとね。」

色んな学部が載っている大学のパンフレットを見ても、いまいちピンと来るものもありません。

大学に行かないと勉強出来ないのかな?そもそも大学に行かないとダメなのかな?

医者や弁護士になりたいと思わないし、自分は何になるんだろうか?友人には親が医者で、医者志望のやつも多い。でも、自分は興味無いな〜。

興味あることと言えば、プログラミングとか面白そうだ。
あと、ユーモアで人を笑わせるのが好きだから、お笑い芸人も興味あるな。
そんなもんで、将来のビジョンなんて全く持ててない。

言葉に上手く表現できないモヤモヤした感情がP君の中にあるのです。

ただ、早く大学生にはなりたい。

P君は、きっと大学に行きたいというより、高校生っていう縛りの多い環境から逃げ出したいのでしょうね。

その日の夜、P君は母親に自分がやりたい事を話してみることにしました。

「俺、お笑い芸人いいなって思ってるんだ。」

「あんたがそんなこと思うのね!意外だわ!」
「お笑い芸人で食べていけるのはほんのひと握りの人達よ!」
そのまま夕飯の支度を続ける母親。

ああ、取り付く島もないって感じか。
じゃあこれだ!

「あと、プログラミングとかも面白そうだと思ってんだよな。」とP君。

「そうね。大学に行ったら何でもできるわ。今は勉強に集中しなさい。」

ああ、勉強ですか、、。

色々とやってみたい事もあるけど、母親も学校の先生も
今は勉強だ!
学生の本分は勉強だ!
って言うから、大切なんだろうな。

P君は本心を押し殺して、
机に向かい、古典の受験参考書を開きました。

何に使うか、何の役に立つのかもわからない。
大して興味もない。

でも、世界の貧しい人達の中には、勉強したくても出来ない人がいるんだ!学校に通わせてもらっているなんて恵まれているんだ。勉強しないなんて良くない。

「今は我慢して古典単語暗記やるか!」

現状どうすることもできないと諦めたP君は渋々勉強を始めます。

第4章 全国模試と受験

P君は、学校の先生に全国の受験生が受ける全国模試を受けるよう言われました。
今日が、その全国模試の日です。

P君は一日中問題を解いてきました。
一日全部潰れるし、これから何回も受けるのかと思うと、ウンザリです。

友人のQ君は、医者志望です。
将来はたくさんのがん患者を救うのが夢だそう。
医者へのステップの1つとして、受験も頑張っています。

一方、R君は天才型です。少し喋っただけで分かる知能レベルの高さ。最近は、ブラックホールに興味があるそうです。

その模試でQ君とR君の点数よりも、はるかに低かったP君。

家に帰ると、お母さんがP君にこう言います。

「あんた、しっかりしなさい。」
「普段の勉強が足りないのよ。もっと頑張りなさい。」
「あんたの将来の為を思って言ってるのよ!」

なんだこの世界は!怒
微積分なんてやって何になるんだ?
将来漢文なんて絶対読まないからな!

心の中で煮えたぎるイライラをP君は感じています。

それでも、根がまじめなA君はその夜振り返って見て思うのです。

「自分の為に言ってくれてるんだ。それに、今のうちに勉強しておかないと大学に落ちてしまう!」
「大学に行かなかったら、社会に出て相手にされないし、就職も大変らしい。」

まじめなP君は、プログラミングが勉強できる時間を、その夜も受験勉強に費やすのです。

どうでしょうか?
A君の時と同様、不思議な世界だな〜と感じましたか?
どう感じたかはさておき、もう一度A君のお話を読み返して見てください。
読み返して見て、どうでしょうか。
進学校や必修科目というシステムは、
まるで食パンとクリームパンしか選択肢のない不憫なA君の環境そっくりです。
5教科の勉強をがどれだけやったかが将来のキャリアを決めてしまうとP君もP君の母親も、学校の先生も信じてしまっている。

更に、A君は必修科目(5教科)や受験勉強にやる気を感じている訳では無いのに、模試で点数が取れない事で、Q君R君に対して劣等感を抱いています。
また、漢文なんて将来読まない!という嫌悪感、苦手意識も抱いています。
可哀想なことに、P君は不必要な劣等感、苦手意識を抱いているのです。
P君は、プログラミングをガッツリ勉強してもいい。
お笑いコンテストで手応えが掴めたら、M-1グランプリ優勝を目指すのもいい。別に出場しなくてもいい。最近ずっと疲れているならしばらくお休みするのもいい。
世の中にある数えきれない種類のキャリアや仕事に、やりがいや楽しみがあり、数えきれない人生の幸福の形が存在する。
誰もやった事ない事にチャレンジするのもいい。

僕は、P君に受験や大学進学だけじゃないんだと気づいて欲しい。

高卒ITエンジニアだってお笑い芸人だって色々あるから、自由に挑戦してみなよ!

失敗してもいいんだ。

親とか、学校の先生が言ってることがいつも正しいとは限らない。

時代は変わっているよ!

若いからまだ早いとかみんな行ってくると思うけど、そんなの関係ない。

周りの人の言いなりになってたら、僕みたいに自分が生きてる心地がしなくなって辛くなっちゃう。

だから、本当の自分の想いを大切にして欲しい。

心の底から充実感を感じられる事に出会い、それに取り組んで欲しい。キャリアなんてノープランでいいんだ。

飽きたら、また探せばいい。
(ただし、怠けとは違うぞ!)
今の自分をワクワクさせるものを。

僕ならA君にこう伝えます。

第5章 P君は、どうすればいいのか❓

僕は、P君やその周りの人に気づいて欲しいのです。

大学進学しないと1人前と見て貰えない。とか、

中学生、高校生は英数国理社を真面目に素直にやらなきゃいけない。とか、

「学校には行かなきゃダメだ😕」
「高校課程は基礎教養だからやらないと😖」とか。

それらは、人生の選択肢の1つでしかないことを。

大勢がやってることかもしれないけど、それがあなたにとっての正解じゃないかもしれない。

もっと自分の想いを大切にしてみてもいいんじゃないですか?

A君が美味いと感じられるパンを食べるためには、
・お母さんやパン屋さんに、クリームパンだけじゃない事に気づいて貰う。
・A君自身が徹底してチョココロネを食べる姿勢を見せる。
以上の2通りのアプローチがあります。

P君が充実感を感じられる人生を過ごすためには、
・自分の振る舞いを変える←比較的簡単
・学校制度、教育システムを変える


以上の2通りのアプローチがあります。

その2つの方法の両方をやる。

これらがP君が充実感溢れる毎日を過ごす為の1番の近道です‼️

第6章 最後に(2つの方法について)

【自分の行動を変える】

読者のあなたご自身が、今まさに中高生だ!というのなら、この問題を身近な人に伝えるだけでは、取り巻く環境(学校や受験への道)何も変わらないでしょう。

学校や教育システムが変わるためには、数年、もしくは十数年かかるかもしれません。それを待つのは自分を押し殺すのと一緒です。

今の環境に疑問を抱き、違ったことに興味があり、チャレンジしたい。

そう思っているのなら、今すぐに自分の行動を変えていかねばなりません。

だから、周りの前に、まず

「自分の行動を変える」んです。

学校の支配から解放されましょう!
毎日学校に活動時間の大半を費やしています。
そんな毎日では、何にも本腰入れて取り組んだり、チャレンジしたりするのに支障が出ます。

でも、どうすればいいのか?
学校に突然行かない!なんてできない。

ちなみに、

僕自身は高校2年生から高校3年生の現在まで、
約1年半に渡り、

学校から解放されるため
毎日登校することをやめました😄😄👏

転校や退学は環境的に厳しかったので、
卒業資格を取りつつ、自分の時間を最大限増やす方法を考え、試行錯誤して実践してきました。

僕は、そのおかげで、
普通科進学校に在籍していながら、

400から500時間勉強が必要だとされる
日商簿記検定2級に3ヶ月で合格しました‼️

もちろん完全に0からのスタートで3ヶ月です。

これは、「自分の行動を変える」ことを実践した
からこそ得られた時間であり、成果です。

この1年半に渡って培ってきたノウハウを

約2週間後に公開します🎉

「自分の行動の変え方」がわからない。
学校から解放されるにはどうすればいいのか?
・既存の教育システムのレールに搾取されたくない。

こんな想いに応えるべく、
noteを作成中です💪🔥🔥😤

ぜひとも僕をフォローしてお待ちくださいm(_ _)m

【学校制度や教育システムの問題点を見つめ直すには】

僕のアイデアとしては、
・高校卒業資格を無くす
・中高生にも有給休暇のような制度を取り入れる
等色々あります。

こういった社会全体に関する問題は1人の力では変革することは出来ません。

大きな1人の力より、小さな大勢の力の方が圧倒的に強いのです。

僕や、この記事を読んで頂いたあなたのような方が、親しい友達や家族、ほんの数人でもいいから、この事についてシェアしてもらえればと思いますm(_ _)m

問題意識を持った人が1人でも増えると、教育システムの問題や新たな解決策が出てきて、社会が良くなって行きます。

もしあなたが、いま学校に通われているのなら、あなた自身の問題です。
また、そうでない大人の方でも、愛するお子さんや将来の子供達の為となると無視出来ない問題です。

こういったnoteでの発信をするのは大変なので、この問題を身近な人と共有することだけでもお願い致します。

あなたの行動が、世論を動かし、これから不憫な想いをする子供達を1人でも救えるのです。

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10秒程でシェアできます💪

よろしくお願いします。

お読み頂き、ありがとうございましたm(_ _)m

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