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🔴いつも大安吉日212 〜こんな想いでお店をはじめるよ後編〜

【こんな想いでお店をはじめるよ後編】
〜コミュニティ同士でつながること〜

「物語のあるもの」
「集落から集楽へ」

こんな想いで商店街でお店をはじめるよ前編、中編と二日間書いてきた
「ほー」と気になる人は前編から読んでね
「なんかで絡みたいなあ」って思ってる人は、前編から絶対読んでね、絶対だよっ

読んでみて「はにゃ?」って人は連絡下さい
そこを直接伝えたいし、伝わりやすいようにそこを直して進んでいきたい
「全員に届けっ」てのは厳しいかもしれないけど、たくさん届いたらうれしいからさ

では後編いってみますね
「コミュニティ同士でつながること」
長くなったけど、ぜひ読んでほしいです

🔴多世代交流

自分の暮らす地域のコミュニティをしっかりと意識しておくことは大切だと思う
同じ世代のつながりだけでなく、いろんな家族同士のつながりの大切さも、ここ大日向に来てから強く感じていることなんだ
うちのそうげんが通う大日向小学校で、その大切がとてもよくわかったんだ

公立小学校と私立小学校じゃ、数だけみても圧倒的に違う
ごくごく当たり前に「家の近くの公立小学校に通う」と決めている人は多いだろう
その中で、移住をしたり単身赴任をしたりしながら大日向小学校を選んだ人たち
学校のコンセプトに共感した人たち
その時点で「近い想い」でつながっている

正直まだ開校二年目で整っていない部分もあるけど、「いっしょにつくっていこう」って意識の人には、最高にたのしいときだろう
それもあってか、学校に行けば誰かがいる
世間話やそれぞれの考えを話すこともある
もちろんこどもたちとも触れ合うし、サポーターとして授業に参加することもある

ぼくは、「○○ちゃん」とおかあさんや先生のことを呼ぶこともあるし、こどもたちが「ひろしー」とぼくを呼ぶこともある
ぼくの小学校時代からは考えられない

おなじ学校の保護者同士ってよりは、仲間友達が同じ学校にいるって感覚なんだ
うちのこどもが誰かのおやじさんに怒られてることもあるし、自分の親とか関係なくベッタリ遊んでいるこどもたちもいる

この多世代交流ってのがすばらしい
お互いの家族のことも暮らしのスタイルも知ってて、昔の近所付き合いのようなんだ
「頼れるし頼られる、共に生きる関係」
ひと昔前で言えば、「ちょっと醤油貸してー」と玄関を開けて叫べる関係
近所のおっちゃんに、「こらー」と怒られちゃうようなそんな関係

もちろんこれが正しいなんて話しじゃない
こうしたい人はこう出来て、そうしたくない人はそうしなくてもいい、そんな関係

いろんな世界を見ることにつながると思う
社会性がそんな風に学べたらいいと思う


🔴その土地のつながってきたもの

出来ればここに地元の大先輩も巻き込みたい
この地での暮らしや農のリズムを知りたい

草を見て手に取り大地を感じる
木を育て頂き暖をとり飯を食う
風を感じて季節の移ろいを知り
自然に山に川に敬意を払う


昔に戻れって話しじゃないんだけど、それぞれの土地の「生きた話し」が大先輩から聞けるのは、たぶんもうそんなに長いことじゃない

ぼくらの暮らしにハイテクノロジーが入ってきて、ボタンひとつで「ピッ」てすべてが出来てしまうなんてのはここ数十年の話しだ
カタチは変われど何百年も何千年もつながってきた、「自分の手と足で生きる暮らし」の中でつながってきた技と知恵は、いままさに途絶えてきている
まだ残ってるけどどんどんなくなってきてる

ハイテクの裏にあるのは「どこかの誰かに依存した暮らし」だと思ってる
何もなければそれらは便利でとてもいい
でもいまはその「何か」がよく起きる
地震、台風、大雨、コロナに原発⋯
その設備があっても、たくさんのお金があっても、生きることが厳しいときがある
だから、この時代だから、自分の手と足で生きてきた先人の技と知恵が必要なんだ

だから自分の地域コミュニティを大切にして、しっかりとしたものにしておきたい
すてきな集楽の中にぼくはいたい

🔴コミュニティ同士でつながること

そしてそれらは土地ごとにまるで違う
山に生きる技と知恵、海に生きる技と知恵

去年ぼくは思いがけず被災者になった
家自体は少し床下浸水したくらいだけど、敷地は大きく削れて畑はすべて石に埋まった

山からの水は取れなくなり、いまは砂防ダムの工事が大規模にはじまっている
近所はみんな床上浸水して、いちばん近くの九十歳のおばあちゃんは家を出て行った
近々その家は解体予定だ

大日向を離れた仲間もいるし、大日向に帰ることを辞めた人もいるだろう

今年も台風はすでに各地で大暴れしている
さらには、近い未来に大地震がかなりの確率で起きるとも言われている
日本には原発がたくさんある
災害で一時的に避難を強いられる可能性は、日本のどこにいてもあるだろう
それまで住んだ土地に住めなくなる可能性だってないとは言えないんだ

想像するのも嫌だけど、なくはない話し
だからそのときに備えておくことも必要だ
そんなときに個人でつながっているより、コミュニティ同士でつながっていたら話しは早い
避難場所としての空き家なんかもすぐに見つかるかも知れない
移住を決めたときにも、そこから暮らしをはじめるときにも、コミュニティとつながっていたら単純に人数が多いから、その中から感覚の近い人とつながれる
不安定な精神的な支えにも、引越しなんかの体力的な支えにもなってくれるだろう

しっかりとコミュニティ同士でつながっておけば、「いつでも頼れる仲間がいる」ってことで、いつも安心感を持って生きられる

韓国を歩いて回ったときに、韓国人と日本人とごちゃまぜのメンバーで百日過ごした
いままでとくに想い入れのなかった韓国が「仲間のいる場所」ってことでかなり近い場所になったんだ

そんな仲間のいる場所を増やしていきたい
いつもしっかりとつながっていたい

これがコミュニティ同士でつながっていたい、ぼくのおっきな理由なんだ

🔴場所は用意できた

人はひとりじゃなかなか生きていけない
いつも誰かが支えてくれていることを、忘れないように生きていかないといけない

ひとつひとつのつながりを大切にすること
そのことをしっかり実践していこう

はっきり言ってまだ場所が用意できただけだ
その場所をどうカタチにしていくかは、これからのぼくらの行動と意識にかかってる
いままでのつながりを、いまよりさらにしっかりとした見えるものにしていきたい

あの場所から、自然に土に山に水に、あったかい方に一歩を歩みはじめる人がいたらいい
あの場所から、仲間のコミュニティとつながって、あたらしい世界を広げる人がいたらいい

そんな場所をつくっていきたい
そんな場所があることを知ってほしい
口出すだけでも金出すだけでも、とりあえずいろんな人に絡んでほしい
うまく回せる仕組みをいっしょに考えたい
みんなの得意を持ち寄って、みんなの心地いい空間をつくっていきたい

「よっしゃ」って人は連絡くださいね
これから仲間、アイデア、カンパなんかの募集ももう少しわかりやすく、参加しやすいようにしていこうと思ってますのでよろしく

🔴さあ出航だよ

「物語のあるもの」
「集落から集楽へ」
「コミュニティ同士でつながること」


このあたりを軸にして、「みんなとつくるつながる空間」を目指してやっていくよ

災害にコロナ、大変な想いをしている人がたくさんいると思います
いろいろ想いが揺さぶられることと思います
ぼくもやることやらないとやばいです

確かにおっきな波がやってきてるいま
でもおっきな波は、おっきく引いたあとにまたおっきく盛り上がってくるよ、きっと

そのときにその波をうまく乗りこなせるように、いまできる準備はしておくよ
ぼくだけじゃなくて、もっとみんなを乗せることのできる船を、みんなとつくっておくよ
みんな途中からでも乗船してきてね
ぼくは途中下船しないから、よかったらたのしんで手をつないで波を乗り越えようよ

このおっきな時代の転換期に
商店街のはじまりとおわりの場所から、ぼくはそろそろ出航するよ

「さあみんなも乗っておいでよー」

今日は祝いに、夜の商店街に出航します
前回のように沈没しないようにします

ではみなさん今日もめでたいいちにちを
長い文を読んでもらえてうれしいです


五穀豊穣 子孫繁栄 
大安吉日や さかいひろし

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毎日がめでたいめでたい日でありますように。 めでたい暮らしに使わせてもらいます。 サポートよろしくおねがいします。 サポートしていただけたら、ものすごくうれしいです。 大安吉日や