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両親にとって、福子である。(1029文字)



親孝行ってなんだっけ。


家を建てる、仕送りする、
身辺の世話をする、
孫の顔をみせる、旅行に連れていく、
感謝を伝える、マッサージをする。


それもいいのかもしれない。
だけれど、

ただ生きているだけで、
この世に生まれてきただけで、親を幸せにできている。
自分の存在は、親に幸せを与えている。


厚顔でふんぞり返るのではなく、そう心にとめ、ときどき思い出す。


子の存在が、
生きてくれていることが、
生まれてきたこと、存在してくれていることがギフト。
一緒に生きていられる間も大切な贈り物。

自分が親となり、実感を伴った。




二十歳のころ、水商売をしていた友人が、界隈で評判の易者さんにいくというので同行。
せっかくなので、ついでにみてもらった。そのときもらった言葉のひとつ


両親にとって福子(ふくご)である。



当時の私は、小学校高学年から尾を引く反抗期。
同時に申し訳なさと、親孝行したい気持ちがいつも同居。
福子なんて言葉もしらなかったけれど、
「そうか、福の子か~」と、なにかとってもホッとした。


当時易者さんにかいてもらった走り書き。
ときどき忘れたころに見返し、言われた言葉達をおもいだす。


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占いは、いいところだけを切りとると、だれかの格言や名言のようにジワジワ効くし、
執着や依存が伴わない占いは、立派なセラピーにもなる。
プチプチ占いラムネ、飲んだ勢いで見てもらう道端の手相鑑定、
旅行先のオーラ診断、お正月のおみくじ、朝の情報番組の占い。
ものはつかいよう。占いもつかいよう。

みらいさんの記事を深く頷きながら拝読。



実家にいくと、自室から父が嬉しそうに写真立てを持ってきた。
咥えタバコのまま、幼い私と父が乗り物にまたがる写真。
乗り物というか、とぼけたメロディでゆっくり動くもふもふのぬいぐるみ。

いっぱい愛されていたなんて最近知ったけれど、額にいれたその写真や、
写真をうれしそうに見せる父をみてまた思う。


両親にとって、福子である。


「生まれただけで誰かを幸せにできている」
それを知っていることは、大きな安心の材料となる。

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中国で知った「STR」
陰陽五行説、帝王学をベースに、生年月日などからそのひとの素質や、人との相性をみていくもの。
こちらの団体とはなんの関係もありませんが、このサイトは簡単無料診断できるのでリンク貼っておきます。


相性診断すると、関係性もわかる。

私と夫➤友達関係
私と息子➤親子関係
夫と息子➤親子関係

親は息子で、子はわたしたち。
この結果からみても、試してみるだけの信ぴょう性はあるかもしれません。




いただいたご厚意は、今後の執筆の原動力にさせていただきます。 これからも楽しんでいただける記事を執筆できるよう 精進していきます。 今後とも応援宜しくお願い申し上げます。