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初!新築マンション内覧会。(1474文字)


通りすがりに目にした新築マンションのチラシ。


実物体感!モデルルーム
① みるだけ30分コース
② 資金計画含め60分コース
③ じっくり紹介120分コース



徒歩圏内にできた新築分譲マンション。
「みるだけ大歓迎!」を信じ行ってみると、
スペシャルコース240分になっていた。


*行くまで


「みるだけでいいなら、日本の新築マンションみてみた~い」
軽いノリで申し込み。
日ごろから物件情報を見たり、理想のお家をデッサンしたりすることがすきな息子と、テコテコ歩いてお邪魔した。
賃貸物件なら数限りなく体験したけれど、新築分譲は初めて。


*商談

麦わら帽子の呑気な親子に対応してくれたのは、ビシッとスーツの販売代理会社の営業さん。
通されたのは、商談ルーム。
物件を見る前にまずは雑談というわけ。
雑談するうち、希望物件や予算、ローン、銀行や税の話にまで話が展開。

ちなみにこの段階で一度も部屋は見ていない。

「分譲マンション購入」となると、必然的に話しは立ち入ることになる。

*将来的なライフプラン
*今の財務状況
*家族関係
*人生に対する価値観
*今の価値観や考え方に至るまでの経緯


こちらの話と営業さんのお話、飛んでは逸れ、逸れるたびにどちらかがもどすことを繰り返す。
元々不動産畑だった夫も時折交えながら、気が付くと3時間経過。



*まだ部屋は見ていません。


このままでは部屋を見ずに帰ってしまいそう。
「あの~、そろそろお部屋を…」

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*内覧

夫にテレビ電話で生中継しながら部屋を見学。
やっと話が終わり、探索にいそしむ息子。
「これはなんていう人が描いた絵ですか」
「これはだれかが持って帰るんですか」
真剣に質問し、楽しんでいる。

その横で、消耗しつくした私。


*再び商談


部屋の見学を終え、再び商談ルーム。
一瞬私が席を外しもどってくると、息子と営業さんが話す声が聞こえた。


息子「そうですね~。ぼくはこれからもわかりません。ははは~。
ずっと流されています~。川のようにこれからもきっと流れていきます~」


変化を受け入れ、対応することに長けている息子。
大人びた意見を聞きながら、こうなるべくしてなった息子の境遇を振り返る。


「本日はありがとうございmした。夫と相談して、また連絡します」

全てが終わって帰るころ、
私と息子には営業さんのあらゆる情報がインストールされていた。



帰宅し、夫と話す。
「ローン返済におわれて、今の楽しみを我慢するのはいや」
そう話す夫は、その日上海でコロナウイルスワクチン接種の2回目を終えた。

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*まとめ


・日本のマンションの標準スペックがハイクオリティすぎて仰天。
中国ではコンセントパネルが逆や斜めは当たり前。
土壁でもないのに壁が突然ぽろぽろ剥がれ落ちてきたり、お風呂の水が下の階にもれてしまったり、とマイナートラブルは常。

・質問をしてもらうことで、将来について考える機会になった。
どんな場所に住みたいか、車は所有するか、実家に近い方がいいか、老後の人生設計は、など
・日本の暮らす大半の人が家を所有し、ローンを払う。
額は違っても、おおよその額や内訳をうかがい知ることができた。
毎月返済が沢山あるって苦し~!

この資料によると、日本人の約76%が持ち家。
60歳以上だと82%の人が持ち家だという。すごい数…。
リンク先:公益財団法人・生命保険文化センター


お気軽見学会開催中!のキャッチコピーをうのみにした安易な私でしたが、
行ってよかった。



そして私はこの記事をかきながら、
「鍵まできっちりしめても雨風が吹き込んでくる窓」や、
「ありとあらゆる場所を雑にボンドで固定してある設備」のマンションが少し恋しく思うのです。

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