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画像をつかってくださった方キラリ。

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#詩

【詩】言葉について

言葉が好きだ 心の調べに乗って 時に優しく 時に残酷な旋律をもって わたしと あなたとを 通…

おダメさん
10か月前
5

湯の中

何かやりたいことが あるわけでもなくて この空っぽの時間を 習慣的に、また義務的に ゆっくり…

宙毒
10か月前
3

夏の思い出は線香の香りとともに【詩/エセ・エッセイ014】

散歩の途中で立ち寄った公園で 甘さのどぎついホットレモネードと、 酸っぱいマヨネーズのチ…

だーやま
11か月前
7

【詩】ひとつひとつが無数にある

手がニ 指が十 右手に爪が五 親指が一 親指に関節がニ 手のひらにほくろが一 かさぶたが一 シ…

【詩】夜明け(作:小林亀朗)

浜辺を駆けてゆく馬の 背中に揺れる青羽カゲロウ その透明の透明の 向こうに見える色彩を 目玉…

【短編】溶けたチョコレートみたいな朝焼け

溶けたチョコレートみたいな朝焼けに フーっとため息ふきかけて 冷めたマグカップ こびり付い…

江益凛
2年前
3

【詩】ぎょうにんべん

だめだこんなの 読めたもんじゃない そう言って 隣の席の教師が 投げてきたのは 暗号のような 文字で書かれた 作文だった よく読めば 母ひとり子ひとりの生活が 切々と綴られていた お母さんは ひとりで働いて 自分を育ててくれた 仕事が休みの日は バドミントンの練習に 付き合ってくれる はやくお母さんに 楽をさせてやりたい 僕という漢字は ぎょうにんべんだった

ミュトスの雨<神へ捧げるソネット>#89

佐佐木 政治  ひとつの巨岩が 夜明けのうすい膜に包まれている あなたの沈黙の思考の 時…

8

短編小説『SOS』

俺は人間たちにとても嫌われている 俺が現れると 人間は口々にこう言い出すんだ 「勘弁して…

chiy
2年前
10

日本詩の芸術性と音楽性(4)-若い詩人の皆さんへ「自由韻文詩のすすめ」-

定型詩でも散文詩でもない「自由な音楽性を持つ詩」を「自由韻文詩」と呼んでその構造(つまり…

神坂泰行
2年前
15

俺はX! X! MASKED-X!

俺はX! Xライダー 荒野の砂漠からよみがえった男 カイゾーグを身にまとう 死者の国のメキシ…

dragoniata
3年前
1

【短編】結婚を決めた日〔読み切り〕

私には、学生時代に好きな女の子がいた。 今でも目に焼き付いている。オレンジ色の窓辺で、輝…

あおい
3年前
4

そっとおく和尚さんのお屠蘇

   ちょっと    遠く    そっと    おく    和尚さんのお屠蘇    おし…

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