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只見線のあるまちにて2024/01/15

はい、今日の天気予報は当たったようです。

このぶんだと明日は雪が積もるなと陰鬱な気分になってしまうのです。

最初にすみません、13日の会津高田の大俵引きは行けなかったのです。

雪が降るかどうか心配で起きていたら、そのまま朝まで起きていてしまって、昼間出かけるときになって眠くなってしまったのです。

なんだか去年も同じパターンだったような気もしますが。

そんなことで大俵引きは行けなかったのですが、14日の東山歳の神は行けたのです。

なので今日は東山歳の神をお伝えしたいと思います。

今日はしっかりとエッセイをつけていきたいと思いますので。

それでは、いつも通り生暖かく見てやってください。


・東山歳の神(2024/01/14)

去年の縁起物やらお札やらをお焚き上げする

昨日、会津高田の大俵引きに行けなかった自分は今日こそは、借りを返すぞと言う気持ちで歳の神に乗り込んだのです。でも、到着した時間も早かったせいか、まだいっぱいには集まっていないようだったのです。

寒いから、早くお焚き上げしてほしいって言っているような

お焚き上げされる縁起物には去年の十日市でも売られた、だるまや風車などがあるのです。前日から搬入を済ませていたとしたら、だるまも早くお焚き上げしてほしいなと思っているのかもしれないのです。

東山温泉でも高級ホテルの御宿東鳳が後ろに見える

自分は東山温泉に泊まったことはないのですが、昼間のお風呂と宴会は利用したことがあるのです。その時、利用した御宿東鳳から見える会津若松市内の眺めの素晴らしさといったら、この上ないのです。

今年は革靴でなく長靴なようで一安心の市長さん

寒い寒い寒い、早く点火してくれというなかで来賓あいさつがあります。去年は革靴で参加されていた市長さんも今年は長靴で出席され、挨拶の冒頭、能登半島地震へのお見舞いを申し上げたのです。

市長さんの他、代表の方が点火します

市長さん、東山観光協会会長さんと挨拶が終わるとようやく点火式が行われます。準備するところを見ていたのですが、わずかに灯油をしみこませてあるようで火は瞬く間に燃え広がっていくのです。

一旦、火がつくと一気にぼ~っと燃え広がる

火が燃え広がると、さっきまで寒がっていたであろうだるまが一気に熱せられます。しかし、このだるまちょうどいい部分についていて、なかなか火がつかないので、あったかくて気持ちいいなぐらいでいるのです。

げす(お尻)あぶりに興じる参加者たち

火の勢いが安定してくると参加者は火の近くへと集まってきます。そして、誰ともなくげす(お尻)あぶりに興じます。火に顔を向けると熱いのと、寒さで冷えた身体を温めようとしてるわけです。

スマホを高く上げて炎を撮る参加者

今日は点火式の前にカメラ愛好家らしき人から話しかけられ、にいちゃんわかってるねとうれしいお言葉をいただいたのです。それにいい気になって僕もスマホで撮ってる若者を後ろから狙ってみたのです。

だるまもようやく自分の置かれた状況に気づいた様子

縁起物やお札を取り囲むように作られた竹のやぐらが、あちこち燃えてきてどさっどさっと音を立てて崩れていきます。自分は安泰とばかり思っていた竹の棒の先のだるまも燃える順番がきたようです。

左手に餅の挟まった網を掲げている

今年の東山歳の神のお知らせには、例年の餅、するめを焼くのはご遠慮くださいと書かれていたのです。でも、これがなかったら歳の神の醍醐味はないなと思っていたら案の定、餅を持ってる人がいたのです。

早く焼きたいのはわかるがまだ火が強いような気も

火で焼いた餅、するめは家に持って帰って家族で食べて、家内安全、無病息災を祈るのです。さては、ここのお父さん、早く家へ帰って一杯やりたいなって気持ちで急いで焼いているのではないでしょうか。

お子さんにするめ食べる?と尋ねているのが聞こえる

点火から40分も過ぎだいぶ火がおさまったころ、遅れてやって来た家族がいます。手にはするめを持っているようで、器用に火であぶっては子供に渡して一緒に食べているのが微笑ましいのです。

これが本場の直火焼きのお餅

まだまだ火は強いとはいえだいぶおさまってきたので、あちこちで餅を焼く姿を見ることが出来ます。お孫さんにぷく~っとした餅を見せたいばかりにおじいちゃんは頑張るのです。

お焚き上げする縁起物やお札の最後の残り

縁起物やお札の持ち込みは夕方6時までなのですが、火はまだまだその強さを保ったままです。そんな中、今日最後であろう縁起物やお札の入った入れ物を持ってきて、火の上にくべるのです。

だいぶ帰っていかれた人がいるのか残ってる人数は少ない

例の流行病で規模がめっきりと小さくなってしまった感じがするのは自分だけでしょうか?こんな楽しくて健康になる行事がなくなっては困るので、来年の開催もお願いしながら家路へと着いたのです。


今日はここまでです。

歳の神は各地区ごとにも行われているのですが、会津美里町高田地区のどこぞで行われていた歳の神が今年で終わりだそうです。

とても残念なことだと思うのと同時に、少子高齢化はこんなところにも影響してるのかと悔やむばかりです。

大学進学などで東京へ出るのは仕方ないことだと思いますが、そのまま故郷を見捨ててしまいますか?

東京に出たものの田舎に戻って来た友人を自分は知っています。

やはり生まれ育ったところが一番ですよ。

自分はそれがわかるまで時間がかかりましたが。

この街がすき、そんなことを堂々と言える日が来ることを願って。

それではまた。


追記
お焚き上げするのは去年の縁起物やお札と書きましたが、今年のお正月のしめ飾りなどもお焚き上げするようです。


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