イタリア語レッスン体験記。ー10回目を終えてー
Ciao!
みなさん暑さに負けてませんか?
今年の夏もとっても暑そうですね…。
こんにちは、いくにです。
漫画家をしながら、2022年中のイタリア留学を目指して語学勉強中です。
ただいま、エアコンの効いた部屋からお送りしております。
犬のためです。犬のため。
さて、私は現在イタリア留学に向けてイタリア語レッスンを10日に1度受講しております。元々は独学でやってから行こうと思っていたところ、SNSでレッスン体験者を探していた方からご連絡をいただき。先日10回目のレッスンを終えました。
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今回は、イタリア語レッスン受講中の私が、レッスンを受けた感想や独学との違いなどをお話ししていきたいと思います!
ではでは、お役に立てれば幸いです〜😊
メリット・デメリット。
もうさっさと結論から話しましょう!
独学・レッスン受講、それぞれのメリット・デメリットをお話しします。
何事も表裏一体。
色々吟味して、みなさん各々の目的・条件に合わせて選ぶのが一番だと思います。
【レッスン受講のメリット】
テキストではわからない口語文を教えてもらえる。
発音をしっかり学べる。
臨機応変に自分に合わせて学んでいける。
知りたいことをその場で聞ける、わからないままにならずに済む。
現地の話も聞ける。
①テキストではわからない口語文を教えてもらえる。
これは日本語にも言えることですが、やっぱりテキストで学ぶのはあくまで《基本》。実際話すとなると話順がバラバラになったり、突然脱線したり。日本語で言うところの「ら抜け言葉」のような話し言葉(口語)独特の言葉があったり。
それについていく脳みそも必要ですし、直訳では全く意味がわからない言葉もたくさんあります。
それをしっかり教えてもらえて、“リアルな言語”を学べるのがレッスンのいいところです。そしてこれを知っているかどうかが、「現地語が話せる人」につながる唯一の近道だとも思います。
②発音をしっかり学べる。
確かに最近はCD付属テキストもありますし、Youtubeでネイティブの発音を無料で聴くこともできます。が、あくまで一歩通行であり、自分の口から正しい発音が出るかは別です。
英語では「ジャパングリッシュ(あってる?)」なんて言葉もあるくらい母国語によって発音が変わるのは致し方ないことですが、伝わらない発音は別の話…。
《コミュニケーションツール》という言語の最も大切な要素を守るためにも、「発音を矯正する」ことは最低限必要だと思います。
発音が伝わるかどうか、しっかり教えてもらえるのはレッスンの強みです。
③臨機応変に自分に合わせて学んでいける。
これはいわゆる、「this is a pen.」問題につながることかなと笑
結局自分が誰かと会話するために言語を学ぶわけですから、自分がよく使う単語から学んでいくのが最優先。
私はKPOPが好きなのですが、レッスンではKPOPの話をイタリア人とするために使用するであろう文章・単語を教えていただけました。
私はこれらを「推し構文」とよんでいました笑
「ポメラニアン構文」(ポメラニアンを飼っているので)、「ウォニョン構文」、「ホシ構文」…。どれも私がイタリアで推しの話をする上で必要なイタリア語ばかりです。
また自分自身の話をするときの主語は、「日本人で、大阪に住んでいて、イタリアの文化とか料理とかが好きで、KPOPのダンスを一緒に踊ったりしたいわたし」しか存在しないので。
《自己紹介》をするために「OLしてました」なんて単語を学ぶ必要ないわけです…。(もちろん、相手の話を聞く上では必要ですがそれは二の次)
まずは、自分の身近な範囲から。
ここから少しずつ文法や単語を学んでいくのが手っ取り早いと学びましたし、実際そうだなと感じました。
④知りたいことをその場で聞ける、わからないままにならずに済む。
やっぱり言語を学んでいると、テキスト通りにいかないことも多いです。省略されている単語があることもしばしば。そうなるともう暗号のようです。
そんな時、すぐ聞ける人がいるというのは心強い。
イタリア留学が始まると現地の先生は日本語が話せませんから、スムーズに質問できるのは日本にいる間だけ。
わからないことをわからないままにしない。
それだけで理解度が上がり、自信がつくものです。わかるって楽しい!が増えるとモチベーションも保てますしね…。聞ける相手がいるというのは、とても大切なことでありがたいことだと感じます。
⑤現地の話も聞ける。
基本的に語学の先生は現地に行ったことがある方ばかりでしょうし、実際の現地の話も交えながら聞けるのが嬉しいですね。
方言とかもありますし、地域によって活用の仕方が変わることも…。
そんな実際のお話を聞けるのはやっぱり人と人のレッスンだからこそ。これもまたモチベーション維持に一役買っているんじゃないかなと思いました。
【レッスン受講のデメリット】
ここまで話すとメリットしかなさそうですが、もちろんデメリットもあります。だからこそ、テキスト独学者が存在するのです…。
料金が高い。
まとまった時間を確保する必要がある。
おおきく分けてこの2つが一番だと思います。
①料金が高い。
やっぱりレッスン受講のデメリットで一番ネックなのは「お金」でしょう。
数万円するのが一般的です
。最近はオンライン通話レッスンで格安なところもありますが先生が日本語話者ではないことが多い印象です。ある程度話せてから、もしくは英語が話せる方ならお勧めできますが全くの語学勉強初心者の方にはお勧めできません…。
私も試したことがあるのですが、もう英語とイタリア語の境目がわからなさすぎて「えっ今話してるのは英語?」「どっち話してるの?」って場面がたくさんありました…。
②まとまった時間を確保する必要がある。
テキストで独学なら自分の空いた時間を工面して勉強すれば済みますが、レッスンは一回45分から長くて2時間など、まとまって時間をとる必要があります。
またレッスン後もしっかり復習する時間を取らなければ意味がありませんので、そんなまとまった時間をとることに苦労する場合は精神的にしんどくなることもあるかもしれません…。
かくいう私も、仕事が追い詰められていた時はボロボロでした…。
時間の使い方も学べる、ととることもできますが。あと時間は作るものという格言もありますが、私みたいな時間の使い方が下手な人間はたまにパンクします笑
そういった面では、レッスンという形式がデメリットに働くこともあると感じました。
独学のメリット・デメリットはレッスンの逆だと思ってください。
安価で、自分のペースでじっくり進められる。
見返すことも容易です。
ただわからないことが出てきて解説にも載ってなかった場合は苦労しますし、実際テキスト通りに会話が進むことなんてまずありません。変化球だらけです。あと成果を感じにくいというデメリットもあるかもしれませんね。
▼先生にお薦めしていただいたテキスト。
すごくわかりやすい。練習問題も豊富です。
▼わたしおすすめの一冊。
とにかく基礎の基礎を知りたい方向け。
レッスン受講前と受講後のイタリア語
ここで、お恥ずかしながら私イタリア語レッスンを受ける前と後の、わたしの語学レベルを見てみましょう笑
受講前〜初期。
独学時にやってた日記や、SNSからの引用です。
とってもリアル。笑
コンマを多用して文を区切ったりするところにテキスト構文味を感じます。笑
そういえば、わたしはイタリア語の発音も壊滅的でした。
実はね、舌が巻けないんですよ。
Rrrrrrrr….ってできないんです。
でもイタリア語ではRの巻舌発音はとっても重要。コツを教えていただき、それはもう必死に練習しました。お風呂で、犬の散歩中も思い出したら舌を巻いてました。笑
いまだにrrrrrrrはできませんが、rrくらいならできるようになりました。
後はU(ォウ)、gli(文字にできない…笑)の発音も難しいです。でもどのように意識して発音すればいいか学んだので、音読の際に気を付けて練習していました。
レッスン10回受講後
コンマがない!!!!!!!!!!!!!
接続詞を使ったり、逆に使わずとも意味が伝わる箇所を理解し始めました。
それに半過去・近過去の使い分けもできてきてます!
代名詞もわかってきて、かなり自然になりました。
最近は単語を調べることはあれど、文をまんまgoogle翻訳に頼ることは無くなりました。話すことはまだ苦手ですが、書く分にはかなりスムーズになった気がします。
ちなみに上記の文では、友人が教えてくれた本のサイトの購入ボタンがわからなかったこと、わたしの漫画がイタリアから買えないというので以前別の友人がイタリアから買ったって言っていたよって話をしています。
文面だけでは成長が分かりにくいかもなのですが、書いている時の自分自身の理解度がかなり深まった実感があります。あんまり悩まずに文章が書けるようになってきました。
本当に、後は単語語彙力を上げるだけです。
ちなみに、ここまでの期間およそ半年。
半年間、2日に1回テキストで自習して、10日に1回レッスンを1時間半受けて復習もしてを続けると、ここまで成長できるんだとびっくりです。
仕事しながらの勉強ペース
単語チェック…気が向いた時。2日に1回か、3日に1回。
テキスト本練習…最低でも週に1回。
イタリア語読解…気が向いた時。
レッスン…10日に1回。
最近はちょっと仕事が忙しくて量が減りましたが、最低限1週間に1日はイタリア語の日を作って一日勉強してました。正直語学勉強は、やってなんぼ・触れてなんぼの世界です。
これはわたしが言ってるんじゃなくて、すでに話せる方々がSNSで「語学勉強のコツ」として言われていることです。
だからこそ「留学行かないと話せない」なんて噂もあるわけですが、多分「留学に行った方が上達する」ことは確かだけど「留学に行ったから上達する」はまた別な気がします。
忙しくてできない方へ。
ご自身が通勤通学中の電車で、家に帰ってから、寝るまでの間自分が何してるか振り返ってみたら一番かと思います。
わたしはというと、Youtubeをダラダラみたり、なぜか気がついたら時間が経っていた!ということが多かったです。本来なら何かできたはずの時間。そこを意識して語学学習の時間を作りました。
参考までに、勉強時間や時間の捻出方法を書いておきます…自戒の念も込めて。笑(最近しっかりできてないので。)
参考になれば幸いです。
フルタイムで働いていた時の語学勉強
行きの電車では必ず語学勉強をする。
帰りの電車はしなくていい。
2日に一回、寝る前の30分は単語の復習をする。
土日のどちらかはテキストを1章進める。
フリーランスの現在
2日に1回、テキストを1章進める。発音練習も。
夜は単語チェックorテキスト問題文の復習
レッスン後はレッスン復習、ノートまとめたり。
習慣化のテクニックとして、「何かと関連づけることが重要」という話があります。たとえば
朝起きてすぐ
ご飯食べた後
昼ごはんの後
電車の中
寝る前
お風呂の後
など、「これしたらこうする」というのを決めちゃうと習慣になりやすいそうです。とはいえ、わたしみたいなサボり癖・自分甘々な人間はそれすらサボるのですが…笑
でもうんと、習慣化しやすいかなと思います。
習慣って、毎日やることじゃなんですよね。「2日に1回」「1週間に一回」「2週間に1回」…、決めた期間に決めた回数やることが習慣なのです!
なので無理のない範囲ではじめることをお勧めします。
あれ、これレッスン関係ない話…。
10回レッスンを終えた現在のわたしの感想。
気を取り直して。
タイトルの内容に戻りましょう。
イタリア語レッスンを10回終えた感想は、「はぁ〜難しいなぁ〜」というなんともありきたりな感想です。でも不思議なことに、「言語学習ってシンプルだなぁ」とも思うのです。
結局言語学習の目的は「伝えたいことを伝えて、聞き取り理解する」こと。
すっごいシンプルなんですよね。そして意外と自由度も高い。
地盤をしっかり固めてしまえば、最低限の目標はクリアできる。
そこをクリアできさえすれば、後はわからない単語・文章が来ても「どういう意味ですか?」と聞き返せるので会話に不安はありません。
日本語(母国語)だって意味わからん単語もたくさんあるし、敬語だ尊敬語だって明確に使い分けられている人が何人いるでしょう。
もちろんできた方がいいだろうけど、1番の目的は綺麗な言語を使うことではなく、伝えること。
そう考えると、言語学習ってとっても自由で、成長しやすくて、シンプルで、習得した後の世界の広さがうんと変わる科目だなぁと思うのです。
そう、主人公・七星がイタリア語を話せたことで世界へ飛びだったようにね!
(ここでしっかり自分の漫画の宣伝を入れていく。)
ともあれあまり深く考えすぎず、自分のペースで、コツコツと続けることが大切なのだなあと。
うーん大層まとまりのない記事です。大丈夫かな。
ともあれ10回受けてみて、そういったことも感じたわけです。
さて現在23時前。
明日は13回目のレッスンがあるので、前回の復習と軽い予習をして寝るとしますか!
今日もお疲れ様!
いくに
▼そうしてその後、無事イタリアに半年の留学へ向かった私の留学記はこちら。
2023年4月末に帰国しました!
日本生まれのイタリア大好き漫画家です。好きすぎて留学してました。漫画をきっかけにイタリアに興味をもち、5年以上とあるカフェでバリスタとして勤務していました。