"Ordinarily, events that change our path are impersonal affairs, and yet extremely personal." - Don Juan Matus (From "The Active Side of Infinity") 「総じて、我々の生き方を変えるような出来事というのは普遍性があり、しかし同時に極めて個人的な事柄でもあるのだ。」ドン・ファン・マトゥス 呪術師ドン・ファンから、上記のような「印象
大通りの角で 壁際に立つ僕の姿を見たんだね 君が居る窓辺から合図の光が瞬いてる 一人で居るのもつまらなくて 君は今スリルを求めていて そして何をすればいいのか どこへ行けばいいのかも知ってる 今は僕のために祈らないで 後悔に苛まれる翌朝まで取っておいてほしい 僕のために祈るのは すべてが終わって 後悔に苛まれてからにしてくれ 自分の奥深くに吹き渡る風を感じたら その深遠を覗きこもう もしかしたら 情熱の炎に包まれた世界が見えるかもしれない 他の夢想家たちみたいに いちかば
待ち伏せの場所は 曲がり角か 階段の下 思考を振り切って あいつが居ないかのように振る舞え リビングに潜んで いつも背後につけて 荒唐無稽なことを吹き込むから 耳を貸さない方がいい Oh no yummer yummer man 私に構うな Oh no yummer yummer man 直視したくない あいつは誕生の瞬間から枕元に立っていて お前をしっかり掴んで離さない 天使たちが一斉に羽ばたく時 あいつがお前を捕らえに来たら 逆らわず共に行け あいつが連れて行くのは
知ってるよ 好きなのは曲で、シンガーじゃないんだろ 知ってるよ 自分が君の言いなりになってるって 知ってるよ 罪人なき罪ってやつがお望みなんだろ 分かってる 知ってるよ 逃がれようと足を速めるほど 過去に追いつかれるって 知ってるよ いつも列の最後に回った奴が ろくでなしって言われるんだって 知ってるよ 逃がれようと足を速めるほど 過去に追いつかれるって 分かってる 知ってるよ 君がこんな食い違いから僕を解放するんだって 知ってるよ 安らぎすら感じるほど疲弊しきってる自分
人影もない丘の途中で 自転車がパンクするなんて 一人前の男になるための試練ってことか? そんな時に現れた 目を奪うような車に乗った なかなか魅力的なこの男 助手席のレザーシートの滑らかな手触りを感じたら 人生の複雑さなんて大袈裟に考えなくてもいいや そりゃ今夜は外に出るのもいいけど 着ていく服なんて何も無いって言ったら この男の返事が「こんな美少年がそんなこと気にするのはゾッとする話だな」だって 生意気盛りな厨房の下働きが 身の程をわきまえるなんてことは絶対なくて 「指輪を
どんなに無理を通しても 全然足りない どんなに周りを振り回しても 全然足りない どんなに上手くやり遂げても 全然足りない どんなにやったって どれほど心を揺さぶられても 全然足りない 思いを叶えるために何をしても 全然足りない どんな風に話そうとしても 全然足りない どれほどたくさん話そうと頑張っても 全然足りない どんなに盛大にコケたって 全然足りない どんなに盛大にはみ出したって 全然足りない 最高の笑みが浮かんだって 全然足りない 目いっぱい笑顔になったって 全然足
何の陰りも見えない姿 優美な指先 弾むような女の子らしいヒップ ふっくらと赤い唇 でも空っぽなのに 何を話すの? 使い切ったら 後はどうするの? 信念やら個性やらは捨てて迎える夜 虚しいライトを存分に浴びて 華々しい新星の舞台は 虚栄心を満たす喜びにあふれる 空っぽなのに 何を話すの? 使い切ったら 後はどうするの? 彼女がモノになりそうだと思ったら 早い者勝ちだよ そっぽを向いちゃった 運がなかったね そっぽを向いちゃった 夢中になる相手なんかいない 信念やら個
暗闇の中で目覚めると 口の奥に怒りの余韻が残っていた 壁にそいつを吐き捨てて 咳き込んで更に吐き捨て カミソリの刃で肌を削ぐ 新しい血で化粧して 綺麗に見せなよ 僕についておいで 新しい血で化粧したら 本当に楽しい場所に連れて行ってあげるから ハハハ 君は病んだ犬みたいに気だるくてわがままで 神の寵愛を受けた動物みたいに 頑なに僕を拒む 僕は君の赤毛を根本から鷲掴みにして 切れかけた電球の下で そっと抱きしめる 君の顔 もう君をこんなふうに見ることは二度とないだろう 君
さあ 前に進もう 鎖から解き放たれて また僕らを笑わせてよ それから 何か奢ってもらおうかな それで 今どんな気分? 向こうの世界のことも そこでの役割も忘れなよ 君は亡命中なんだ あの悲惨な場所から逃れて 今 どんな気分? 僕らは腰を落ち着ける性分じゃなくて 君はこの一言であっさり僕らの本心をバラすんだ 「私のことが必要な時は みんなニコニコしてるよね」って 灯りを消して 何か奢ってもらおうかな ねえ 今どんな気分? 向こうの世界のことも あの女の目つきも忘れただろ そ
おめでとう サヨナラだ フツーじゃないほどぶっ飛んで ついにイカレちゃったな 君の男友達に話したよ そいつも死んじゃったかもな 君の女友達にも話したよ それでお終いってことになりそう 君が描いた絵が出てきたから 全部燃やした 君の口紅も出てきたよ 戸棚の隅から 君が写った写真もたくさんあった 寝室の棚にずらっと並べていただろ 君があんなにも綺麗だったなんて悔しい気分だ 見えない場所では ひどい有様だったんだから 君がいなくなったことなんて 誰も気がつかなかったよ い
今夜は時計のネジよりキツく締め上げられてる気分 今夜 僕にここまで我慢させた 君の借りは相当大きいよ 今夜は2人とも何も解決しようとないだろ 僕は何だかどっちも後悔するようなことを言っちゃいそうだし 追い込まれて 熱くなる一方 ひたすら謝るのはもう止めにしようよ だって空から雲が消えたとしても 君は雨の脅威から逃れられない 今夜は騒々しくて 君は返り討ちしか頭にない 今夜は何か起こりそうな雰囲気 近づきすぎたらダメだ 離れていれば君は痛い目に遭わないよ 追い込まれて 熱
別人になりたい そうでもなければ こっぱみじんになって 水面を漂う私の残骸を 鳥の群れが餌にする 私を仕留めたいなら 今すぐにでも 見つければいい 銃とサンドウィッチを手に 待っているから 別に構わない 大したことじゃない 私を仕留めたいなら さっさとドアを蹴破って来ればいい 覚悟はできている
友達と一緒に あの娘 (こ) の思い出が詰まった 赤い箱の中を見返してる 思い出はもう色褪せてるけど 愛はクスリのように 今でも血管に刺さってるみたい そう 自分が望めば 愛は失われたりしない こんな言葉 ソネットには程遠いけど 君には分からなくても 自然が与える第六感ていうのがあるんだよ 涙をためた目を見開いて 天を見上げてると 俺にはそれが分かる そう 自分が望めば 愛は失われたりしない こんな言葉 ソネットには程遠いけど 本体を失くした船よりも 早く沈みながら
一番の親友とドライブだ もう二度と俺をガッカリさせないでくれよ 俺を連れて行く場所は こいつがよく知ってる 俺が行きたい場所に きっちり届けてくれる さあ 出かけようか 一緒に空高く舞い上がって 過ぎゆく世界を眺めてる 降りるなんて絶対嫌だ シラフに戻るのは真っ平だ 一番の親友とドライブだ もう二度と俺をガッカリさせないでくれよ 誰がご主人かを俺がわきまえていれば 家の中みたいに安全なのは間違いない あの失望感を二度と味わいたくない 一緒に空高く舞い上がって 過ぎゆく世
バースデーパーティを賢くやり過ごせ サプライズだらけの狂乱と 派手な花火と 突然の静寂をくぐって 見知らぬ誰かのベッドに横たわって 始まる新しい1日は 高速で駆け抜ける列車や 思いもよらず 予告もなくやってくる 昔の友達みたいだ 乗り潰した車にしがみついて オールナイトパーティやカクテルバーを渡り歩き 待ち受ける際どい罠を切り抜けたら ニヤリと笑ってやれ 踊りが終わる前に しっかりと目を開いておけ 秘密の10月は のるかそるかだ 風の強い 朝の海岸に空から舞い降りた