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Venus in Furs - The Velvet Underground (1967)

眩いばかりに輝く革のブーツ
暗闇にいる女の子は鞭の使い手
ベルの音でやって来る下僕を
見捨ててはならない
女王様、やつを打ち据えて心を治して差し上げなさい

街の灯の幻想に潜む 綿毛のように柔らかな背徳
衣装を贖って 身に纏ってもらうのだ
上等な毛皮に身を包み 高慢さを漂わせたあなたを
セヴェリンがあの場所で待っている 

疲れ果てたよ うんざりだ
1000年の眠りにもつけそうなほどで
1000回も夢を見た頃に 目覚めるかもしれない
私を目覚めさせるのは
涙でできたとりどりの色たち

眩いばかりに輝く革のブーツに口づけを
暗闇で革は輝きを放ち
革紐の下に隠れたタンとベルトが待ち構えている
女王様、やつを打ち据えて心を治して差し上げなさい

セヴェリン 余計な口をきくな
セヴェリン 膝まずけ
たやすくは与えられない愛の鞭を味わい
鞭を味わったら 私のために血を流しなさい

疲れ果てたよ うんざりだ
1000年の眠りにもつけそうなほどで
1000回も夢を見た頃に 目覚めるかもしれない
私を目覚めさせるのは
涙でできたとりどりの色たち

眩いばかりに輝く革のブーツ
暗闇にいる女の子は鞭の使い手
ベルの音を聞きつけて 下僕のセヴェリンがやって来たら
どうか見捨てることなく
女王様、やつを打ち据えて心を治して差し上げなさい



✴︎元ネタとなっているマゾッホの小説に登場する人名のSeverinは、原文のドイツ語だと「ゼヴァリン」に近い発音ですが、本作では「セヴェリン」と歌っているのに加えて個人的にSeverinといえばSeteven Severin (バンシーズのベーシスト)  であり、この曲を聞くと彼の (妖しい) 姿を思い浮かべるので、セヴェリンと表記しました。

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