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治安のあまりよくないエリアでの街歩き

 海外では、一人より二人、二人より三人、一緒に行動する人数が多ければ多いほど、旅の安全性が増すので、旅途中には意識して旅友作りをしている。

よく女性一人だと危険といわれるけれど、男女の差は一概に言えない。
結局、危ないところは危ないし、危ない時間は危ない。

海外のヤカラがターゲットにしやすいのは一人歩きしている人。
体が大きいガタイのいい男は比較的ターゲットになりにくいけれど、相手が拳銃を持っていたらその限りではないけれど。

観光スポットでにぎわっているメイン通りでも、一歩、路地に入ると危険度がぐっと増す。日本人が大好きなハワイでも一緒。

たとえ、質素な恰好でお金を持っていなかったとしても、その日のヤカラの"収穫"が少ないなど、狙われる時は狙われる。
そもそも、ヤカラは相手がいくら持っているかなんて知らないから、襲うだけ襲って、結果的に1ドルでも取れればいいやというヤツもいる。

安全対策は、宿のスタッフや宿至近のお店の人と顔なじみになること。できれば、客になって会話をして仲良くなっておく。
彼らにかかわらず、知らない人は放置しても、知っている人は手助けしてくれる確率が高くなるから。

もし彼らに時間がある時は、地元民しか知らないスポットや楽しみ方を教えてもらったり、なにより一緒に出かけることで安全性が担保される。
地元の人(と一緒にいる連れ含む)に手を出すヤカラは面バレするリスクがあるので手出しをしてこない確率が高い。
ただし、海外では安心しきることは絶対にしない。

あと、しょうがなく危険なエリアに行く場合は、地元で顔の利くヤツ(用心棒的な)をお願いする。
宿スタッフや近所の飲食店に聞いて、もしいれば紹介してもらう。ジャマイカのキングストンのゲットーなどはそんな感じ。

お礼はその国の物価に応じて、少額や軽メシ、ランチで済ませる。あまりお金を渡しすぎると、逆にカモにされるから注意。  

移動といえば、電車やバスの中では絶対に寝ない、目を閉じないこと。
スリは大体、狙いやすい観光客をターゲットにするので、たとえ、他の人が電車やバスの中で寝ていても、自分は寝ないようにすること。
ヤカラにとっては、現地に在住している人と、観光している人の扱いは全く別モノ。

ポケットに財布を入れるなら、前ポケットでできれば手を入れたままにする。誰かが触れたらすぐに感じられるようにしておく。
電車やバスはドアが閉まる直前に、すっと盗んで素早くホームに消えていくパターンが多いので、(ドア付近の人をターゲットにしやすいため) できるだけ車両の中側にいたり、小さな子連れの家族のそばにいること。

路上で、タクシーや観光ツアーなどのうざい勧誘がある時は、声を掛けずらくするためにイヤフォンをしておく。音楽を聴いてるから貴方には、声は聞こえません的にふるまう。
実際は音楽を聴く時は音量を少し絞って、身近で何か起こった時にすぐ気づけるようにしておくこと。

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