私が小学校の先生として、今、見直していること
こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、小学校の一教員として、私が今の時期に気をつけていることを書いてみます。
同業の方や小学校に関わる方、教育に興味がある方の参考の一つになれば幸いです。
目次は以下の通りです。
① 学級の見直し
見直しは、何気ない日常を今一度、ゆっくりと振り返ってみることから始めます。
これまでの半年くらいの間に、少しずつ積み重ねてきたことがあります。
日々の少しずつの変化のため、意外とそのことが今の当たり前になってしまっている側面があります。
要は、子どもたちの成長がちゃんと認識できていない可能性があるということです。
そのため、定期的に行っている何気ない日常の見直しに、いつも以上に本腰を入れて振り返るということをするようにしています。
スタートの時と比べてどうか。
このことに特に力をいれて確認をします。
よくよく確認してみると、何気ない日常に隠れて、成長している点がたくさんあることに気づかされます。
それは、子ども一人ひとりの成長しかり、学級という集団の成長しかりです。
しっかりと変化を見極めて、状況を考えて、今後の対策やこれまでの取り組みの反省をできるようにします。
② 子どもとのイメージの共有
こちらの理想やあるべき像を押し付けるのでは、子どもは窮屈で仕方ないとおもいます。だからこそ、子どもたちと今の状況やこれからのことのイメージの共有が大事だと思っています。
子どもとのイメージの共有は、とても大切だと思っています。
私は、学校の活動は、子どもたちの成長のためだと考えています。
そう考えると、学校の活動は、子どもたちの成長のため、つまり、子どもたちのこれからのためと言えるとおもいます。
子どもたちのこれからのためなのですから、そこには子どもたちのイメージは必須なはずです。
そして、その子どもたちのイメージを担任が共有することは、教育活動をするにあたって、とても大切なことだと思うのです。
そのために、子どもたちの素直な声、日常の会話から、彼らの持っているイメージを集め、確認していくということをします。
普段から行いますが、この時期はいつも以上に力を割いて行うようにしています。
イメージの共有なしに、子どもとの合意形成や一緒に考えるという活動は、難しいので、このことは特に重要視しているところです。
③ アプローチの適切さ
5つのアプローチをもとに自分のアプローチはどうなのか反省をしています。
5つのアプローチについてざっくり書いていきます。
・コーチング
子どもたちの力を引き出すために適切な声がけや見守り、適度な提案ができているかを振り返ります。
個々人単位で考えるため、最も時間を割く点です。
・ファシリテーション
話し合いや活動の舵取りの具合を振り返ります。
自分がでしゃばりすぎて、子どもの活躍の機会を奪っていないかどうか考えます。
また、少なすぎて発揮できる力を眠らせていないかを確認します。
・インターベンション
この項目では、教師主導の介入を振り返ります。
こちらもファシリテーション同様、入り具合は適切かどうかについて見直します。
特にこの項目は、子どもからのフィードバックが受けにくいので、日頃の様子と同僚の意見をベースに客観的に判断できるように配慮しています。
・インストラクション
インストラクションでは、子どもたちにレクチャーしながら伝えている項目について振り返ります。
発達段階や子どもたちの現状に即しているかどうか。
また、子どもたちの望むイメージにちゃんと役立つものなのかについて見直します。
この点が担任の一人よがりにならないために、先述したイメージの共有をしっかり行っておきます。
・コーディネーション
最後の項目です。
この項目では、主に活動の環境、つまり学級の環境について考えます。
学級の環境が子どもが成長するために、良いものになっているかどうかを見直します。
掲示物から、置いてあるものまで、よく考えて、子どもたちのこれからに生きるように最適化できるように考えを巡らせます。
子どもの意見を取り入れながらになるので、相談しながら進めることが多くなる傾向にあります。
おおまかな、アプローチの振り返りは以上です。
これだけでも割と多い気がしますが、やはり最初のコーチングに関してが一番力を入れているところです。
個々人の考えや思いにしっかりと寄り添えているか、尊重できているかということは個人的にとても大事にしていることなので、そうしています。
以上、小学校の一教員のこの時期に気をつけていることについてでした。
何かの参考になれば幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございました!
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