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子どもにとっての学校を「居心地の良い場所」にしたい

【1分で読めて意味のある情報】

こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、「学校のあり方」について考えながら書いていきたいと思います。

今回の記事の内容も個人的な意見ですので、そのことを踏まえた上で、温かく見守っていただければと思います。

目次は、以下の通りです。


①「子どもにとっての学校のイメージ」から考えてみる


子どもにとって、学校ってどんな場所なのでしょうか。

学校は行かなければいけない場所

学校は友達と遊ぶ場所

学校は勉強をする場所

学校は授業を受ける場所

学校は社会に出るための勉強をする場所

学校は自分を成長させる場所

学校はコミュニケーションをする場所

学校は窮屈な場所

などなど、子どもたちは実に色んな捉え方をしていると思います。

また、大体の場合は、これらの捉え方1つだけではなく、いくつかのイメージを合わせて持っているようにも感じます。

例えば、友達と遊ぶ場所でもあり、勉強をするところでもあり、面倒でも行かなきゃいけない場所でもあるみたいな感じです。




学校に対して、どんなイメージを持っているかはそれぞれの子によって違うと思います。

もしかしたら、聞くタイミングによっても違うかもしれません。

楽しいことがあった日は、楽しいイメージだけど、嫌なことがあった日はマイナスなイメージといった具合です。




色んな捉え方があるであろうことは子どもたちを見ていても、自分自身の経験を振り返ってみても容易に想像がつきます。

色んな捉え方があるという前提で、私が思っていることは、

✅学校が子どもにとって居心地が良いなと思える場所であってほしい

ということです。




学校、特に小学校の学級は多くの場合、住んでいる場所が近所だからという理由で、集まった集団になります。

自分の趣味や選択による集団ではなく、近所の集団というわけです。

趣味や進路などの選択を経ていないため、特に色んな人がいる集団でもあります。

ある意味、自然と多様になっている集団とも言えるかもしれません。




✅私は、多様な集団であるからこそ、それぞれの子が居心地が良いと思えるようになれたら、貴重な経験になるのではないかなと思っています。

多様な価値観を認め合い、それでいて、なんだかそれぞれが居心地が良い。

学校がそんな場所であれたなら、そんな経験が子どもの頃にできたなら、きっとその後の生活に良い影響があるのではないかと思うのです。

学校が、多様性を認め合う1つのモデルになるイメージでしょうか。




多様性を認め合うことを主張することは、多様性を認めないことなのではないかという気持ちがあります。

ですので強く主張するというより、「それぞれが居心地良くいられるように、尊重し合ったり、譲り合ったりしていってみてはいかがでしょうか?」くらいの感覚でいます。

もしかしたら、かっちり「こうする!!」みたいな指針というか方向性みたいなものがあった方がわかりやすくて、子どもにとっても、大人のとっても良いのかもしれません。

そうは思いつつも私は、これくらいのやわらかさがないと多様な考え方をつつみこんだり、受け入れたりすることは難しいんじゃないかなと考えて過ごしています。




さて、居心地の良い場所であってほしいと何度か書いていますが、「居心地の良い場所ってそもそもどんなところなのだろうか。」ということについて改めて考えてみたいと思います。




②居心地の良い場所ってどんなところなんだろうか?


集まっている人たちによって、居心地の良さは違うでしょうし、その時々によっても変わるかもしれません。

そのため、「一概にこう」とは言えないものだと思います。

ですが、居心地が良いと感じる時の要素というか土台となる条件みたいなものはあるのではないかとも感じます。

そこで、子どもたちからの意見や私の経験からいくつかの項目を考えてみました。

それがこちらです↓↓↓

【居心地の良い場所とは?】
✅身体的にも精神的にも安全と思える
✅自然体に近い状態でいることができる
✅笑顔になれる瞬間がある




いかがでしょうか。

もしも、この項目から集団のイメージをなんとなくでも、ふんわりと持っていただくことができたなら、嬉しいです。

ぼんやりとしているように見えるかもしれませんが、居心地が良いなと思える場所では、先の3つの項目は不可欠のように私は感じています。




最初の項目である身体的にも精神的にも安全であることは、2つ目の自然体に近い状態でいることにも直結していることですが、一番の土台になることだと思います。

2つ目の自然体に近い状態でいることができるということは、考え方によっては、別に自然体に近い状態でいなくても良いというわけです。

自然体でいるかどうか自分で選択できる余地があることや自然体でいる時とそうでなく時を切り替えてもいいと思えることに価値があると思っています。

最後の笑顔になれる瞬間があるの項目は入れようか迷いました。

ですが、やっぱり居心地の良さと笑顔ってなんだか切っても切り離せないもののように思うのです。

ちなみにここでの笑顔は大爆笑のような笑顔というより、ふっとこぼれるような笑顔をイメージしてみました。




先ほどよりは、ちょっと想像している集団がはっきりしたでしょうか。

子どもにとっての居心地の良い場所のイメージが少しでも伝わったり、「居心地の良い場所ってどういう場所だろう」と考えるきっかけになったりしていれば幸いです。

最後に、学校を居心地の良い場所にするために私ができることについて書いて終わりたいと思います。




③学校を居心地の良い場所にするために私ができること


学校を居心地の良い場所にするために一教員の私ができることは、

・先ほど書いた3つの項目を学級で実現できるようにすること
・子どもたち、周りの教員や大人たちと情報共有すること

の2点と考えています。

まずはここからではないかと思うのです。




・身体的にも精神的にも安全と思える
・自然体に近い状態でいることができる
・笑顔になれる瞬間がある

この3つの項目を実現するには、私自身が子どもとどう向き合うのか、学級という集団とどう向き合うのかということがとても大事になるように思います。

正論を言えば良いわけでも、わがままを許すというわけにもいかないはずです。

0、100や白黒はっきりつけるという向き合い方では実現は難しいというわけですね。

そうなると、私ができることは、日々、その合間でのバランスをとっていくということになります。




どうすれば、学級を色んな考え方を尊重しつつ、なおかつ安全で、楽しい場所になるのかを考えながら、バランスをとっていくということです。

すごい抽象的になってしまっていますので、もう少しイメージしやすいようにすると

✅学校で起きるたくさんの出来事にどうバランスをとりながら対処するか

ということになると思います。





また、学校を居心地の良い場所にしていくためには、私一人の力では全然足りません。

ですので、一緒に過ごす子どもたちと共に試行錯誤しながら模索したりしていくことを忘れないようにしたいです。

私が私が!ではなく、子どもたちと共にというイメージです。

それに加えて、一緒に働く同僚たちや共に子どもに関わる家庭の方々ともこうしたイメージや思いを共有していけたら良いと思っています。

きっと大きな力になってくれるはずです。

私一人ができることは限られていますが、多くの人に情報を共有するという行動をすることでたくさんの力が集まってくれると考えています。




色々な情報が飛び交っている世の中です。

もしかしたら学校に良いイメージを持っていない人も多いかもしれません。

良い思いをした人も嫌な気持ちをした人もいると思います。

ですが、これからの子どもたちにとってこれからの学校がより良い場所になってくれたら良いなと思って日々過ごしています。

学校や学級が子どもにとって居心地の良い場所となるようにできることをしていきたいと思います。

繋がりが多様化してきた時代ですが、そんな中だからこそ、たくさんの時間を過ごす学校が子どもたちにとっての「心のふるさと」の1つになってくれたら嬉しいです。






今回は、以上になります。

お読みいただきありがとうございました。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。

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