やめなさいの代わりのセリフ
みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。
今日は、子どもたちに、話をする際の声のかけ方の一工夫について書いていきたいと思います。
目次は以下の通りです。
① やめなさいでやめるならそんなに楽なことはない
「やめてね」でやめるほど、子どもは聞き分け良くないですよね…(笑)
子育てしている方は、きっと経験があると思うのですが、「優しくやめてね」といっても、むしろOKみたいな捉え方をして、更にやるみたいなことってありませんか。
小学校の現場(主に低学年)だと似たようなことがままあります。
笑えることも多いのですが、中には、笑えないこともあります。
子どもは、無邪気で、時に残酷な時もありますので…
自分や周りのためにならなそうなことは、なるべくやめてほしいのですがそうはなかなかいきません。
シンプルな「やめて」で済むなら、誰も子どもとのコミュニケーションで悩む人なんていないと思います。
悩む人が多いのは、アプローチが難しく、また同じ手がいつも同様に通じるわけではないということを証明していると思います。
では、強めに言えばいいのかというとそれもまた違う気がします。
強めに「やめてほしい」ということを伝えて、やめさせることを日常的にやるのは、成長の様子を見ていてもあまりよくないと感じています。
では、どうやってアプローチするのが良いのか。
多様なアプローチが想定されますし、それぞれの子によって影響の出方が違いますが、今回は、一つ私が気に入っている方法をご紹介します。
② 自分で決めてもらう。
選択肢を提示して、自分で決めてそれを実行するという方法を私は気に入っています。
例えば、ブロック遊びをしている子がいたとします。
もう、時間なので、そろそろ、やめてほしいところです。
そこで、「もうやめて、片付けしようか」とアプローチしても、夢中になっている子は、なかなか首を縦にふらないことは想像に難くありません。
そこで、「そろそろ終わりの時間なんだけど、あと何回やったら終わりにする?」とか、「時間が来ちゃったけど、あと1回遊ぶのと2回遊ぶの、どっちにする?」みたいなちょっとずるいともとれる問いかけに変えてみます。
すると、子どもは、後3回とか2回とか自分で決めることになります。
選択を聞き届けたら、後は、子どもが自分で決めたことを守れるように、支援していきます。
前者の方法だと、子どもに如何にやめさせるかということにたくさんの労力を割くことになります。
しかし、後者の方法では、子どもが選択したことを応援することに労力を割くことになります。
なんとかいうことを聞かせるということに四苦八苦するより、子どもの頑張りを応援するほうがアプローチする方も気持ちいいのではないかと思います。
また、後者のアプローチですと、子どもに「自分で決めたことをやる」という自信を培うこともできます。
何より、声のかけ方が禁止!みたいな方向の声掛けではなく、前向きな応援のような声掛けになるので、子どもも大人もハッピーです。
選択肢に幅がないことや選択を迫られているので、主体性を培うとまでは言えませんが、自分で決めたことをやるという経験を積めるため、言われてやめるより良い結果が生まれる可能性が高くなります。
この自分で選択してもらうというのは、割と色んな場面で使える方法かと思います。
ちょっと注意が必要なのは、屁理屈こねたろうさんです。
私は屁理屈こねたろうさんでしたが、あと何回ときかれて「百回」とか答えるひねくれ少年だったようです。(笑)
相手が、そういう人の場合は、選択肢を狭めて選んでもらうようにするのが賢明かと思います。
自分で決めて、決めたことを行うということを大切にしながら、アプローチの方法は、その子に合わせて、微妙に変えるのがよいかと思います。
以上、子どもたちに、話をする際の声のかけ方の一工夫についてでした。
みなさんが、子どもと関わる時の参考になれば幸いです。
今回もお読みいただきありがとうございました。
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