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安心して過ごせる組織のベース

【1分で読めて意味のある情報】

こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、「安心して過ごせる組織」について改めて考えたので、それについて書いていきます。

今回書いた安心して過ごせる組織のことは、子供の世界だけでなく、大人でも似たようなことが言えると思いますので、ぜひ読んでみてください。


目次は、以下の通りです。


①安心して過ごせる組織のベースになることは?


私は学校で、いわゆる担任の先生をしているのですが、「子どもたちが安心に過ごせる学級にしよう」と考えない年はありません。

今回、改めて、安心して過ごせる組織のベースとは何なのだろうかということについて考えてみました。

そこで考えたのは、

✅子どもが自然体に近い形で過ごすことができることが安心のベースになる

のではないかということです。




自然体に過ごすことができる状態の例をあげると、

・自分で変に気を使わなくても、周りの人に受け入れてもらえる。
・無理しなくても意地悪なことをされることがない。

といったことです。

例に挙げた項目は、2つと多くはないですが、この2つが保たれているだけでも随分安心して、過ごせる組織になるのではないでしょうか。

自分のクラスがこうしたことが保たれている状態になっていれば、子どもはそこまで不安を感じたり、嫌な気持ちになったりすることは多くないのではないかなと思います。




細かく言っていけば、安心して過ごすためには、もっと色々な要素があるように思います。

ですが、他の要素も突き詰めていけばどれも「子どもが自然体に近い形で過ごすことができる」に辿り着くような気がします。

では、どうしたら、より自然体に近い形で過ごせる組織を作っていくことができるのでしょうか。

今の私なりに考えてみたことの一部を次に書いておきたいと思います。




②自然体に近い形で過ごせる組織を作るためには?


自然体に近い形で過ごせる組織を作るためには、

✅目的を共有して、当事者と一緒に考えていくのが効果的

だと今の私は考えています。




よく、学校では、ルールを作ってそれを守らせるという指導が行われています。

4月の最初に教員から学校のルールの話をしたり、クラスや学年のルールを決めたりするのがよくあるパターンです。

私もやっていた時期があるのですが、一定の効果はあると思います。




ですが、途中から、「これで良いのかな?」もっと良い方法はないかなと考えた結果、②の冒頭に書いた目的を共有して一緒に考えていくという方法です。

学校ですので、当事者とは子どもと教員ということになりますが、教員同士の関係にも似たようなことが言えると思っています。

あらかじめ、細かくルールやその意味を説明して、遵守していくというアプローチは、安全かもしれません。

その方が、話し合うという労力もかかりません。

ですが、

✅「どのように学校で過ごしたいか」というところから子どもたちと考えていくと発達段階に応じて必要なことや共通理解することが見えてくる

ように思います。




そうやって合意形成しながら学級という組織を作っていくことは、子どもたちにとっても、教員にとっても良い経験になっていくのではないかと思います。

これは、色んな人と一緒に過ごすからこそ学べる大事なことなように感じています。

「自分達が安心して過ごせる環境を自分達で作っていく」

時に、試行錯誤しながらこうした経験をすることは、大人になってからも確かに役立つと私は考えています。




色んな人がいて、色んなニーズがあるのは当たり前です。

そうした状況下で、自分達に必要なことを話し合いながら考えることで、柔軟な対応力が身についていくのではないでしょうか。

学校の場合、少しずつ教員が手をかけなくても、自分たちの力でうまくやっていくことができるようになっていくと思います。

✅子どもたちと一緒に考えていくという方法は、きっちりルールを守らせるアプローチよりもこのあたりの経験が増えやすいのが魅力

だなと感じています。

当然デメリットもあり、小学生ですと合意形成をしたり、必要なことを見出したりする場面では、教員の手助けや十分な時間がいる場合も少なくありません。

学校現場の場合、デメリットをどう捉えて、クリアしていくか十分考えた上で、行う必要があると思います。




今回は、以上になります。

お読みいただきありがとうございました。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。

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