📰小学校のデジタル教科書について

みなさん、こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、デジタル教科書について書いていきたいと思います。

目次は、以下の通りです。

1⃣小学校で使っているデジタル教科書とは？

デジタル教科書は、その名の通り、普段私たちが使っていた教科書が電子化されたものです。

✅教科によっては、ムービーやアニメーションが入っていたり、音声による読み上げがコンテンツとして入っていてとても便利な代物です。

私のいるところでは、数年前からデジタル教科書が導入されました。

用意するのが難しい算数の教材のアニメーションや国語の音読のお手本等々、様々な活用ができてとても気に入っています。

私は、教科書に書き込みをしたり、アンダーラインを引いたりするのを口だけではなく、一緒に作業して確認するのができる点をとても気に入っています💡

従来ですと、口で説明するだけか、文を板書したり、拡大コピーをしたりして一緒に作業する必要がありましたが、それをしなくてもできるようになったことで、選択肢が増え、助かっています✨

現在、私のところでは、デジタル教科書は、教員用のものがあるだけで、まだ、子ども用のものが配られているわけではないです。

なので、あくまで今は、提示用です。

しかし、これから子どもたちが一人一台のタブレットを持つようになったら、子どもも自由にデジタル教科書を使って学習を進めることができるようになるかもしれません‼

そうなると、活動の幅が広がると思うので、とても楽しみです😁

2⃣デジタル教科書の活用状況

デジタル教科書、便利ではありますが、実はあまり活用されていないという実態があるようです。

※文部科学省によると、「デジタル教科書」を使っている公立小中学校は、２０２０年の３月の時点で、１割にも満たないとのことです。

これは、意外でした…

文部科学省の調査の使っているの定義を詳しく調べたわけではないので、なんとも言えませんが、おそらくあまり使われていない可能性が極めて高いです🤔

※最後のところにリンクを貼っておきますが、昨年末のNHKのニュースでこの情報を知りました。

導入をされていないのか、導入すらされていないのかでも随分違いはあるかもしれません。

しかし、いずれにせよ、個人的には、一人一台の端末が配備される一年前とは、思えない利用状況です💦

ちなみに、文部科学省の資料によると令和２年、１２月の文部科学省の資料によると令和三年度において、小中学校用の教科書９５％でデジタル教科書が発行されるとのこと。
【※子どもの教科書が９５％デジタル教科書になるわけでは、ありません】

いきなり、

「デジタル教科書使って！」

「はい！活用します！」

とはならないこともありますし、そもそも難しいと思います😥

ですので、使える立場にいる場合は、少しずつ活用の道を模索するのが良いかなと感じます。

一人一台の端末がくると、データの媒体の方が、個人で引用する、メモをする等もやりやすくなってくるかと思うので、そうした指導を行っていくためにも、まずは、教員側の慣れも必要かなと思います💡

また、アナログ、デジタル、両面からの多様なアプローチができると効果も上がりやすく、時間効率も良くなると思います✨

ですので、今のうちから、積み重ねておくと、子どもも教員もスムーズに次の環境に適応できそうだなと感じます😌

3⃣デジタル教科書の活用に関わる方針の変更について

現在、デジタル教科書の活用には、授業の二分の一との制限が設けられています。

※恥ずかしながら、私は、このことをしっかり知らなかったです。幸い制限は、超えていませんが、情報収集不足を実感しました。

この制限をどうやら撤廃する模様です。

平成30年度に決定して、令和元年からの導入のものを令和３年から変えるというのは、正直ちょっと違和感があります…

しかし、制度は、現状にあっている方が望ましいので、個人的にはありがたいです。

以下、文部科学省の資料より引用です。

1.検討の経緯

○ 学習者用デジタル教科書(以下「デジタル教科書」という。)は、平成 30 年の学校教育法の一部改正により、令和元年度から紙の教科書に代えて使用 することができるとされ、その使用を各教科等の授業時数の2分の1に満た ないこととすることが、文部科学省告示により基準として示されている1。


○ こうした基準を定めた背景には、デジタル教科書は、その使用がプラスと マイナスの両面の効果・影響を持ち得ることなどから、効果的な活用の在り 方や留意点を見極めつつ段階的にその導入を進めていくことが適当である との制度化当時の判断があったとされる。

引用したのは、一部分ですが、内容を読んでみた感じ、個人的には、段階的導入の時期が早まったと解釈するのが良いのかなと思いました。

経緯はどうあれ、一人一台の端末の導入によって、世の中的にも教育に関心をもってもらうこともできたので、最終的には、良い方向に向かって変化していってくれると私は、信じています😁

こうして、制度も変化し、環境も変わってくる中なので、教員がそれぞれ個人の力を高めたり、委員会レベルで研修などを行ったりしていく必要はもちろんあると思います。

先を見越して、準備をしていくことが、今、一層、教育に携わる人たちに求められているのだと思います💡

教育にICTを本格的に導入することは、別の国の動向を見ても明らかだったので、個人的に驚くことはあまりないですし、嬉しいことです😊

しかし、それで困惑する教員も一定数いるのは、事実だと思います。

変わらずに大切にすべきことや変えていくべきことの共通理解を図りながら、力を合わせていく必要がこれまで以上に大切になってくるのだろうと感じます😌

💌読んで下さった方々へ

最後までお読みいただきありがとうございます。

この記事が、教育に携わる方、興味のある方のお役に立てば、嬉しいです😊

以上、小学校のデジタル教科書についてでした‼

これからも学校現場のことや教育、仕事、生活に役立つことを書いていきます🔥

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⭕今回の内容に関連する記事等の紹介

✅NHKのニュース

「デジタル教科書」 使用制限撤廃の方針固める 政府 | NHKニュース

✅今回引用した文部科学省の資料

学習者用デジタル教科書の使用を各教科等の授業時 数の2分の1に満たないこととする基準の見直しに ついて(案)

令和2年12月デジタル教科書の今後の在り方等に関する検討会

タイトル未設定

✅教科書の電子化のメリット・デメリットについて

✅一人一台の端末について

✅GIGAスクール構想について