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小学校で一人の教員が担任する子どもの人数について改めて考えてみた

【1分で読めて役立つかもしれない情報(923記事目)】

こんにちは、旅人先生Xです。

今日は、「小学校で担任する子どもの人数」について考えながら書いていきたいと思います。

※今回のことはあくまで個人的な意見ですので、温かく見守っていただけると嬉しいです。



目次は、以下の通りです。

①40人は、やはり多い気がする。


場所にもよるかもしれませんが、私の勤め先では、40人が一クラスの人数の区切りになっています。

40人という子どもの人数は、一人の担任で見るには多いなと私は思います。

シンプルに、学習面においても生活面においてもフォローが行き届かなくなりにくいからです。




とりわけ、学習の場面ではすごく深刻だなと思います。

一度の授業で担任が直接フォローできる時間には限りがあります。

また、個々の進度に合わせた指導も必要になるため、分からなくて困っている人、分かっていて暇な人への対処も発生してきます。




子ども同士で教えあったり、子ども自身で新たな取り組みをしたりできるようにする工夫をすれば、ある程度は何とかなるかもしれません。

ですが、なかなか毎回そう上手くいくわけでもありません。

そのため、一人ひとりにかけることができる時間や多様な対応が求められる現状を考えると一クラスあたりの人数が40人というのは、再検討が必要のように思います。




②35人でも多い気がする


上限を35人に変えようという動きや実際に行っている自治体もあるようです。

ですが、個人的には、35人でもやはり人数が多いように思います。

40人よりは幾分か時間は生まれそうですが、それでも手が回らないように感じます。

実際に子どもたちを相手にしている感覚なので、細かく根拠をあげることができないのですが、45分の授業で1人あたり1分くらいしかないというのは、それぞれに応じた学習指導を実現するにはみじかすぎるように感じます。

では、どうしたらいいのでしょうか。

実現が難しいこともあるかもしれませんが、私なりに考えてみました。



③どうしていくのが良いのか個人的に考えてみた


人数的には、20人くらいがよく見られる数かなと個人的に感じます。

ですが、多くの学校は施設的にも教員の人数的にも現状のままでは難しいと思います。

特に、クラス数が増えたらそもそもの教室が足りなくなってしまいます。

この実現には、多くの時間とお金が必要です。




では、人数だけ見てみるとではどうでしょうか。

こちらはまだ何とかなる見込みがあるかなと思います。

いきなり完全な1クラス教員2人制とまではいかなくてもそれに近いことは実現できそうです。

教員のなり手不足と言われていますが、一人あたりがみる人数が減ったり、慣れないうちは副担任のポジションから少しずつやっていったりするようになったら、随分と改善されそうな気がします。




ただ、こちらに関してもお金的な面からすぐには難しいのかもしれません。

しかし、働き方改革に伴う労働環境の改善や個々の子どもに応じた指導を実現していくためには必要なことのように思います。

むしろ、教育をよりよい方向に転換できる機会になるんじゃないかと個人的に感じています。




私が②で書いたことは現在の現場の自分の力だけではどうすることもできないことですが、少しずつ変化させていきたいなと思っています。

「じゃあ今の現場の私たちにできることはないの?」と言われるとそんなことはないとも思います。




✅今の現場の私たちにできることは、子どもたちと向き合ったり、よりよい授業をするための準備をしたりする時間を生み出すことです。

本当に必要なことは何か、大事なことは何かということを軸に、無駄を省いたり、できる効率化をどんどん行ったりすることはできると思います。

これならば、個人や職場単位で実践することができます。

これだけですべてが解決するわけではないですが、少なくとも今よりはもっと状況が改善するはずです。




どうにもならないことを嘆いたり、文句を言ったりするのではなく、できることをやっていく。

そうすることで新たな変化を作っていくことができるかもしれません。

どの職場もまだまだ無駄を省いたり、効率化したりできる改善の余地は残されていると思います。

業務改善をどこの職場でもしっかりやった上で、一人あたり人数を議論してもらったら、今よりも進展が望めるかもしれません。

賛否両論あるとは思いますが。私はまずは自分の目の前のできることをしっかりやっていくことに力を入れていこうと考えて行動しています。

正直、来年からでも20人くらいの学級の規模になったらいいとは思いますが、自分にできることをやろうと気持ちを整理しながら過ごしています。




ぜひ、できることをやっていきましょう!

教員でない方も関係の学校に知恵を貸していただけると嬉しいです。

社会全体で子どもの教育をよりよくしていけたらいいなと思っております!!






今回は、以上になります。

お読みいただきありがとうございました。

この記事が少しでも皆さんのお役に立てば嬉しいです。

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