感染症 "だから" オンライン、ではない!
僕が入学した時、「東工大生」といえば「チェックシャツ」でしたが、今の流行りは「ボーダー」です。更新のほど、お願い致します。
オンライン家庭教師 束進 代表の高山良輔です。
新型コロナに対し、油断できない日々が続きますね。手洗い、うがい、消毒、マスク、徹底しましょう。
また、感染症対策の一つとして、学校では「オンライン授業」の導入を望む声もでています。
「オンライン授業」は従来からあったわけですが、新型コロナを契機に普及が進みそうです。
そんな「オンライン授業」は「感染症対策のため」としての機能しかないわけではありません。
そんなことについて書いてみました。
対面授業の課題とは
そもそもの対面授業には大きな課題がありました。
それは、「学力の乖離が進むこと」です。
つまり、「頭の良い子」と「そうでない子」の差が開くという事です。
そして、それは、「大人数が平等な授業を受ける」ことに起因しています。
全員が同じ授業をうけるから、格差が広がる
これは逆説的ではありますが、指導してきた経験から間違いない事だと思います。
なぜ、こんなことが起こるのかと言うと、子供の中には「授業を活かせる子」と「そうでない子」がいるからです。
授業をうまく使う子は、授業内で理解し、少しの自主学習で効率的に学力を身につけます。
一方、授業の活かし方がわからない生徒は、授業中はぼーっとしているため、学力を伸ばすために自分で勉強しなければなりません。
そして、それができる子は伸び、そうでない子は伸びずにずるずると…
こうして、学力の乖離が起こるのではないでしょうか(私の説です)
授業にこだわり続ける以上、学力の乖離は止まらないと思います。
オンライン授業はどこで活躍するのか
オンライン授業が果たす役目は、既に期待されているように、家で授業をうけることで、学校での密をさけられることでしょう。
そして、それ以外にも、役目があります。
それは、形だけの授業の排除です。
前述の通り、授業をうまく生かしきれない生徒が多い中で、すべての生徒を授業で対応する事には限界があるのではないでしょうか。
当然、対面授業のメリットというのは、たくさんありますので、それ自体をすべて排除するのはナンセンスだと思います。しかし、選択肢の一つとして、オンライン授業を残すことメリットも多いのではないでしょうか。
民間のオンラインサポートは最大限の力を発揮する
オンラインについて、できることは授業だけではありません。
束進でも重視している点ですが、「自己管理のサポート」というのは、オンラインでも十分効果を出せるものだと思います。
これに関しては、賛否両論あると思います。
「子供の自己管理を他人がして良いのか」
「甘やかしすぎなのでは」
「生徒の自主性を阻害しないか」
しかし、「自己管理が苦手なだけで、学力が落ちる」ことの方が問題ではないでしょうか。
子供には将来があります。
その将来を左右させるかもしれない「学力」について、その責任を「子供の自己管理」に押し付けて良いのでしょうか。
そもそも、興味のない勉強を自分で管理するなど、ほとんどの場合無理でしょう。私も、そんな生徒は見た事がありません。
対面授業を残す一方で、民間による「自主学習サポート」が広まることが、教育現場の課題を解決につながることだと、私は信じています。
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