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学校教育に企業人として携わっており、主に学修者の主体的な学び(探究学習など)について書…

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学校教育に企業人として携わっており、主に学修者の主体的な学び(探究学習など)について書いていきます。東京在住。

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探究と研究は違う??

こんばんわ。 この話は高校教員とのミーティングで、私が必ずと言っていいほど話す内容です。 この「探究」という言葉は厄介な言葉だなとつくづく思います。 ・そもそも「探究」の意味って何? ・「探求」と何が違うの? ・進路講演って探究でしょ? もう挙げればキリがない…。 とある学校の時間割を見ると、「総合的な【探究】の時間」なのに、「総合的な【探求】の時間」となっていたりする場合もあります。 あえて意図的に【探求】と使っているのであれば理解はできるが、果たしてそうだろうか…?

    • 教員を目指します!

      こんにちは、今日は近況の報告となります。 突然ですが、教員免許をとるために大学に入り直しました! とはいっても、仕事はしつつ、通信で通うことになり、たまに大学にいくかと思います。 帝京平成大学で高校の情報の教員免許取得を目指します! そのあたり、決意と共に書こうと思います。 教育に興味があるならば。現場にいる教員の方々と話すと当たり前だけど必ず教育の話になります。 もっといい教育とは?そのためには何をすべきか?教科教育ももちろん、それ以外もどうすればいいか? もうこの手の話

      • ウェルビーイングと探究

        こんにちは。 今日はウェルビーイングと探究について話をしたいと思います。 先日UPされた東京学芸大学 高校探究プロジェクトの動画が非常に興味深く、この動画を元に記事にしたいと思います。 総合的な探究(学習)の時間のツールキット | Page 3 of 10 | 東京学芸大学 先端教育人材育成推進機構 高校探究プロジェクト (g-tanq.jp) 世界平和の構築に向けて正直、この考えは今までありませんでした。豊かなコミュニティが実現すれば確かに世界平和の構築がされやすくなると

        • 第5回 未来の教育を考える会

          こんにちは。今日は第5回未来の教育を考える会のレポートとなります。 今回は教員の働き方について考えるがテーマでした。 第5回 未来の教育を考える会~教員の働き方について考える~ | VIEW next ONLINE (benesse.jp) Benesse様が主催のイベントで第2回目に参加したのですが、非常に良かったため、今回も参加しました。 第2回目のレポートはこちらです。 働き方改革=学級安定につながる!「働き方改革」というと何を思い浮かびますか? 例えば、時短に代

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        探究と研究は違う??

          探究の時間が増えてきた!?

          こんにちは。年が明けると次年度の話もチラホラ出てき始めます。カリキュラムは既に決まっていることも多いので、それを実際どのように運営していこうという話になるのかと思いますが、「総合的な探究の時間」もしくはそれに相当する時間を増やす学校が多く見受けられます。カリキュラムを動かすことは相当大変だと思いますし、ましてや総合探究なんかはある意味自由度高いので「時間数増やしたはいいものの何やればいいのか…」という感じになる可能性もあるかと思います。今日はそのあたりを話したいと思います。

          探究の時間が増えてきた!?

          2024年に向けて

          こんにちは。知人から紹介されて始めたnoteも気づけば9か月経ち、あっという間に年末を迎えることになりました。このnoteを始めたことで知り合いも増えましたし、個人的に思っていたことを発信する場として、大変重宝しています。2023年を振り返り、2024年に向けて話をしたいと思います。 教育とは何か?2023年はこのテーマについて考えることが非常に多かったです。キャリア、進路、探究、そしてあまり考えることがなかった各教科などなど多くの発見がありました。個人的に一番の発見は授業

          2024年に向けて

          意思決定の変更について

          こんにちは。今日は「意思決定の変更」について話をさせて頂きたいと思います。 一度決めたらやり抜くとか後戻りできないというのが、学校現場だと結構ある気がします。例えば、学校でよくある文理選択とか最たる例かと思います。私が高校の時も高2で文理クラス分けをして、文転、理転は原則認めない方針をとっていました。(今は分かりませんが…。) 社会人になった時に思うのは、変更が認められないかというとそんなことはないという現実です。 その辺り記載させて頂きたいと思います。 進路選択など重要な

          意思決定の変更について

          高大における学びの接続を考える

          こんにちは。今日は高大の学びの接続について話をしたいと思います。 最近、大学生の発表を見る機会があったのですが、色々と思うことがありました。 人によって違うという前提はありますが、「この発表内容なら、高校生の方が良いんじゃないか?」と思う内容もあったのも事実です。 今後の高大の学びの在り方を個人的な見解を元に述べさせていただきます。 高校の探究が高度化した先には…高校では、総合的な探究の時間が始まって、また、大学入試も自己推薦系の入試がますます増えていくはずです。 今後、高

          高大における学びの接続を考える

          長期ゴールの対するタスク管理について

          こんにちは。 今日は長期ゴールの対するタスク管理について話をしたいと思います。 特に、1年間かけて一つのテーマを扱う探究学習においては長期的なゴールに対してのタスク管理が必要不可欠になります。 ただ、このタスク管理を教えている学校は非常に少ない気がします。 ただ、これは社会人になってからも使えるスキルです。 短期のゴール設定におけるタスク管理含めて私の考えを述べさせていただきます。 長期目標を管理する場合はタスクの細分化を仕事でも長期的なゴール、例えば半年、1年とかかる仕事

          長期ゴールの対するタスク管理について

          探究におけるセルフマネジメント方法を考えよう!

          こんにちは。 今日は、探究におけるマネジメント方法について書きたいと思います。 探究において、生徒さん自身のマネジメントが必要不可欠な要素だと考えています。このあたり浸透している感じは少ないので、何が必要なのかを考えていきます。 マネジメントは様々あり、社会人になった時に必要不可欠!マネジメントを考えた時に、「自己」「チーム」「タスク」「時間」「長期」「短期」「リスク」「お金」「ストレス」「アンガー」「体調」などなど色々あるかと思います。 いずれも、社会人になった際に必要な

          探究におけるセルフマネジメント方法を考えよう!

          授業作りに関して

          こんにちは。 本日は授業作りに関して記載したいと思います。 最近、学校で授業を任せられる機会が多くなってきて、更新がなかなか出来ずにいたのですが、やはり授業作りは大変だな…というのを実感しています。 特にキャリア教育系の授業に関して任されることが多くなって来たのですが、学校によってオーダーが違うので、いくつものパターン持っておく必要があるかと思います。 このあたり詳しく記載したいと思います。 当たり前だけど、準備が大変…任されてる授業で大変なのは、やはり連続した授業です。8

          授業作りに関して

          教育格差の正体とは(学校ごと)

          こんにちは。今回は「教育格差」の中でも「学校ごと」の観点で話をしていきたいと思います。これに関しては私の見解がかなり含まれておりますので、ご了承いただければと思います。 教育をテーマにした探究学習を見ていると…探究学習のテーマで、10人いれば必ずと言っていいほど1人は「教育」について探究テーマにしている方がいます。 また、その中で「教育格差」について深掘りしている方も一定数います。 ただ、その「教育格差」に関しては、エリアごとに区分けして考えている方が多い気がします。そのエ

          教育格差の正体とは(学校ごと)

          教育格差の正体とは(地域ごと)

          こんにちは。今回は「教育格差」をテーマに話をしたいと思います。 このテーマは最近教育に興味ある方々と話している際に、頻繁に出てくるワードです。 このあたり私の見解も含めて話をしていきたいと思います。 色々な角度から見ていくことができるかと思いますが、今回は地域ごとの格差に関して話をしていきたいと思います。 進路の選択肢の幅は確かに違う地方に行くとそもそも教育機会が少ないという話を聞くことがあります。 確かにそのような面も否定はできません、進学校であれば、みんな地元の国公立大

          教育格差の正体とは(地域ごと)

          フィールドワークにおける学びとは

          こんにちは。今日はフィールドワークにおける学びについて話をしたいと思います。生徒さんのフィールドワークでご一緒させて頂く機会を頂きまして、私自身も色々なことが見えてきたので、それをまとめます。 @城ヶ島でのフィールドワーク京急線での終着点でもある三崎口駅から更にバスで南に移動すると城ヶ島という島があります。 私は場所も知らなかったのですが、ここは地学では有名な場所らしく、色々めぐりました。 見事に晴れたのですが、夏で日陰がないので、大変でした笑 自然が生み出したいくつも

          フィールドワークにおける学びとは

          探究を指導する人を増やすために

          こんにちは。今日は社会と学校との連携について話をしたいと思います。 探究学習を本格的にやり始めた時に「指導する人が足りない」ということになっている学校も決して少なくないはずです。 とはいえ、人を増やせないのはどこも同じかと思います。 会社でもそう簡単に従業員を増やすとは出来ないのと同じく、学校現場も教員をそう簡単に増やすことは出来ないと思います。 そんな中でどうすればよいか、個人的な意見を書きたいと思います。 外部人材を活用しよう結論を言ってしまうとこの一言に尽きます。 「

          探究を指導する人を増やすために

          TOKYO SATRTUP GATEWAY 2023

          こんにちは。今回は自分がエントリーしてみたTOKYO SATRTUP GATEWAY (TSG)2023について少し話をします。 あまり自分がやっていること、やりたいことを発信する機会がないので、このnoteもそうですが、ちょうどいい機会と思ってエントリーしてみました。 起業のスタートアップコンテスト絶対に起業をしたいか?と言われればやりたいことを行う一手段としてアリではあるが…ぐらいでエントリーしてみてみました。 幸いにして、今所属している会社でやりたいことはとりあえず出

          TOKYO SATRTUP GATEWAY 2023