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高大における学びの接続を考える

こんにちは。今日は高大の学びの接続について話をしたいと思います。
最近、大学生の発表を見る機会があったのですが、色々と思うことがありました。
人によって違うという前提はありますが、「この発表内容なら、高校生の方が良いんじゃないか?」と思う内容もあったのも事実です。
今後の高大の学びの在り方を個人的な見解を元に述べさせていただきます。

高校の探究が高度化した先には…

高校では、総合的な探究の時間が始まって、また、大学入試も自己推薦系の入試がますます増えていくはずです。
今後、高校の探究学習においてもどんどん高度化していくはずです。
そうなった時に、大学で何を学べばよいか?が問題になってくるはずです。
高校の時と同様のResearch Question(以下、RQ)をたてるわけにはいかないと思います。
より、高度なRQをたてるか、更なる分析力を身につけるかなど考えられるのですが、いずれにしても、大学の学びは、高校の時よりも更に高度な学びが求められるはずです。

学びの接続の仕組み作り

学びの接続の仕組みが整備されているかというとそこまで整備されていないと思います。
初等中等教育と高等教育は別で動いている感じがします。
例えば、高校と大学の教職員向けの研修などは完全に別ケースが多く、附属高校がある大学も、ほとんどの場合は、高校の教職員は大学の事を知らず、また逆も然りです。
もちろん、各高校、各大学でやっていることは違うので、一概に仕組み作りといっても難しいのは百も承知です。
とはいえ、高校と大学の関係者がお互いどのようなことをやっているか情報共有するだけでも違ってくるのではないでしょうか?

生徒、学生自身が「何をしたいか」を考える

最後は生徒、学生が何をしたいかが重要になってくると思います。
「何がしたいか」がベースになって、それを出来る大学を目指して、入学する流れがもっと加速していくことが重要になってくると思います。
高校のうちに、やりたいことが見つかり、それを出来るようにしていく。
高3になると嫌でも進路を考えることになるので、多くの生徒はその流れに乗らざるを得ないと思いますが、出来れば高1のうちから何がしたいかを考えて、実践する流れを作りたいですね。
自分の中で専門性を考え、その分野について学ぶのもひとつですし、いろんな分野を学び、その中から特に学びたいことを選ぶのも一つだと思います。
高大の学びを考えた時には、既存の学力も重要だけではなく、自分自身がやりたいことを明確化しないと大学4年間が非常にもったいないと思います。

一人でも多くの人がやりたいことを見つけて、実践できるような世界が出来るよう私自身もその一助になれることが出来るよう進んでいきたいと思います。


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