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教育格差の正体とは(学校ごと)

こんにちは。今回は「教育格差」の中でも「学校ごと」の観点で話をしていきたいと思います。これに関しては私の見解がかなり含まれておりますので、ご了承いただければと思います。

教育をテーマにした探究学習を見ていると…

探究学習のテーマで、10人いれば必ずと言っていいほど1人は「教育」について探究テーマにしている方がいます。
また、その中で「教育格差」について深掘りしている方も一定数います。
ただ、その「教育格差」に関しては、エリアごとに区分けして考えている方が多い気がします。そのエリアは〇〇地方ごとなのか、もっと広いと世界の教育で…とか。
教育について探究している中で、「学校ごと」の教育格差について考えている方はいない気がします。
まぁ、当たり前といえば当たり前で、知り合いでもいない限り、他の学校の事を知らないので、実態はよくわからないと思います。

「教育コンテンツ」は比較しやすい

探究では、物事を色々比較してみて…的なことが言われると思います。
その考えに当てはめると正直よくわかります。一例をあげると、A高校では文化祭(体育祭)に物凄く力を入れている、B高校では英語が非常に重要視されている、C高校では、生徒の課外活動を積極的に促している…など色々あるかと思います。
コンテンツにおける力の入れ方の違いは特徴ともいえるので、そこは入学したい学校を選ぶ時の基準にもあると思います。

「教育観」は比較しにくい…

一番厄介なのが「教育観」の違いで、これは表に出てくることがなかなかないと思います。表に出てくることがない以上、比較しようがないかと思います。同じ、東京都内、もっというと同じ区内においても全然違うことがあります。いくらコンテンツが充実していても、「コンテンツ」と「教育観」が一致していなければ、教育の充実とはならないかと思います。
例えば、協働的な学びをするために、ICTツール、ソフトを導入したとしても、そもそも協働的な学びをする「教育観」がないと導入した意味がありません。いくら「本校ではICUツール、ソフトで〇〇を導入している」と話したとしても、その「教育観」の一致も必要なことになるかと思います。

「教育観」と「教育コンテンツ」を一致させるためには…

つまるところ学校ごとの差はこれが出来ているか、出来ていないかが重要と考えています。これは地域とか関係なく、学校ごとの差と考えています。
例えば、一方向の講義式の授業をする「教育観」があるとすれば、それに特化してもいいんじゃないかと思います。講義を受けるのが好きな方も一定数いると聞きます。講義式の授業をするのにICTツールも要りますか…?という議論があっていいかと思います。
これが一致すると、それは「学校ごとの格差」ではなく、「学校ごとの特徴の差」になると思います。
特徴の差はあるべきと考えているので、教育コンテンツを考えるときには、学校の特徴を考える機会にあると非常にいいことだと思います。
色々な特徴ある学校が増えてくることを切に期待しています。

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