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教育格差の正体とは(地域ごと)

こんにちは。今回は「教育格差」をテーマに話をしたいと思います。
このテーマは最近教育に興味ある方々と話している際に、頻繁に出てくるワードです。
このあたり私の見解も含めて話をしていきたいと思います。
色々な角度から見ていくことができるかと思いますが、今回は地域ごとの格差に関して話をしていきたいと思います。

進路の選択肢の幅は確かに違う

地方に行くとそもそも教育機会が少ないという話を聞くことがあります。
確かにそのような面も否定はできません、進学校であれば、みんな地元の国公立大学に進学を目指す、実業高校であれば、地元で就職する…そんな方程式めいたものがあると聞きます。私は都内の私立高出身なので、そのあたり実体験としてはないのですが、かなりの方から同じ話を聞くのでそうなんだろうな、と思っています。
では、都会はどうなのか?
東京を例に出せば、国公立だけでも10大学以上あり、私立大に至っては、早慶上智、MARCHなど有名大含めた選択肢はたくさんあります。
地方に住んでいる方が行こうとすると、下宿する必要があり、そもそも行こうとしなくなる可能性が高くなるのは否定できません。

選択肢の幅が教育にも影響する?

例えば、「みんな北海道大学を目指す!」という風潮がある学校なら、極端な話、それに対応した教育をすればいいだけで、他の事はする必要がない(学習指導要領上最低限の事だけをする)とも言えます。
そうなれば、自ずと教育機会が狭まってくると言えると思います。
東京の学校であれば、多種多様な選択肢がある、大学受験だけとっても一般、公募、総合型など様々あるので、それらを幅広く考えた場合、色々な教育機会を提供しないと対応できないと言えるかと思います。色々な学校に伺わせて頂いてますが、色々な教育機会を提供している学校はやはり首都圏の方が多いと思います。

それぞれの立地の特色を活かす

地域の産業や地理的要素を活かした教育をしている学校もあると聞きます。
例えば自然公園があれば、そこへのフィールドワークなどを行うこともひとつだと思いますし、名産を活かして授業(生産、調理など)を行うことも一つだと思います。首都圏にあって、地方にあるものもあれば、逆もしかりだと思います。ないものをいくらねだっても無理なので、あるものを活かした教育が重要かと思います。もっと地域ごとの良さを活かして学びに繋がることになればいいなと思ってます。

「教育格差」ではなく「教育意識格差」

個人的には、「教育意識格差」を考えるべきかと思います。
みんな〇〇大学を第一志望、模試で全国順位〇番以内をとるなど狭まった考えだと、どうしても教育コンテンツも狭まってしまうと思います。
結果として、色んな教育機会を逸する、格差が生まれる…私はそのように思って思っています。
これは地域ごとの話だけではないので、そのあたりは次回にしたいと思います。
いずれにしても、柔軟な考えをもって「教育とは何なのか?」を考えてくれる方が増えることを切に願っています。

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