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探究学習の事例を活かすためには

こんにちは、久しぶりの投稿になります。
おかげさまで色々な学校に伺わせて頂いて、その中で「面白い学校ある?」「いい事例ってない?」などを聞かれることが多くなってきました。
この他の学校の事例ですが、活かし方は色々だと思いますが、
「自分だったらこう活かす!」
というのを書いていきたいと思います。

自分の組織、学校に合うものは?

事例といってもたくさんあるので、「自分のいる組織、学校に合う、行かせる事例か」はとても大事なことだと思います。
特に、人によって解釈が違いがちな「探究」だとなおさらだと思います。
探究学習を行った先の目指す方向性が同じか、生徒にどのような能力を付けて欲しいか、学校の校風は同じような感じか、など、ここが合わないと事例として活かしづらいかと思います。
また、コマ数も重要です。最近では、総合的な探究の時間を特徴的な授業と位置付けて、一般的な3年間で3コマではなく、4コマ、5コマという学校も増えてきました。自ずと狙いややる内容も違ってくるのでないでしょうか。
もちろん授業テクニックとかそのようなことであれば、今書いたことはあまり重視しなくてもいいかと思いますが、個人的には、目指すビジョンは大事にして欲しいと思います。

単に「事例」であれば100ぐらい必要?

とにかく事例を見たい!という考えもあるかと思います。それであれば、100ぐらい必要かなと思います。それぐらい見れば活かせることが出てくると思います。実際そのぐらい見てる強者もいるんですよね…笑
他事例を参考にする際の一般論として、単に事例を見て「面白い事例だなぁー」と思うのは、まぁ割とある光景だと思います。
それだけでなく、そこから一歩踏み出すためには、やはり数は必要と思います。勉強するためには必要な事だと思いますが…。

自分たちの良さを更に活かすために…

個人的には、「自分たちの持っている良さ、認めてもらっていることを更に伸ばすために他の事例を参考にする」が考え方として重要だと思っています。自分たちが持っていないことを付け加えることはできなくはありませんが、やはり現実的ではありません。予算や人員が潤沢にあるなら話は別ですが、そんなことはほとんどないはずです。
一般論になりますが、自分の事、所属している組織のダメなことはたくさん上がるが、良いところはなかなかあがってきません。
まずは自分たちが持っている良さを言語化する、再発見することを始めてみませんか?
このことが学校の探究が良くなる、ひいては、学校そのものがよりよくなることに繋がると思います。



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