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今までの人生53(悪夢からの現実3)

アホな私は一旦、戸籍謄本の事には納得し
大晦日の夜を向かえ
眠りについていた。

俗にいう初夢
私は普通によく夢をみる。
夢の内容は前に見た
父を病院案内するときの夢だった。
(夢の中であー、あの時と同じ夢か・・・
と私は思ってる)
*夢の内容は今までの人生37(サンタがくれたモノ)

夢の内容はほぼ同じだった
が、父の最後の一言が前回のとは
違っていた。

「実はお姉ちゃんに話しておかなきゃ
 ならないことがあるんだ。」


(前の夢とは違う。なんだろう・・・
嫌な予感がした)

「今だから言うけど・・・」

(やめて!聞きたくない聞きたくない言わないで
夢の中の心の中で叫ぶ私)

「お姉ちゃんはお父さんとお母さんの
 子供じゃない
んだ。」

そう父に言われて
号泣し目が覚め
2016年の元日の朝を迎える。

母はすでに起きており
私が急に号泣し始めたと思ったら
飛び起きてきたのですごく驚いていた。

「お母さんの初夢何だった?」

号泣しヒックヒックしながら母に聞く。

「たぶん何か夢見たけど覚えてないわぁ。」

と、半笑いしながら母は言う。

「お姉ちゃんは急にそんなに泣き出して・・・
 どんな夢見たの?」

心配そうに私に聞く母。

私は泣きじゃっくりしながら

「前にお父さんを病院に案内した夢見たって
 言ったでしょう?
 お父さんが逝ったと電話もらう瞬間に
 見てた夢!」

ウンウンと頷きながらその時の夢見て
泣いていたのか・・・
という感じで母は朝のコーヒーを作っていた。

「でもね・・・
 最後にお父さんが言ったの。
 お姉ちゃんはお父さんとお母さんの子供じゃ
 ないんだって・・・」

母はまたその話か・・・
と困った顔をしていた。

しつこいなぁ・・・
なんで同じこと何回も聞くんだろう・・・
なんでそんなに気にするんだろう・・・

と、母は思っていただろう。

うつ病真っただ中の私は
多分、相当母を困らせていた。

「コーヒー冷めちゃうから
 お父さんに挨拶してからコーヒー飲もう。」

とだけ私に言い、
泣きながら私は仏壇にお線香をあげる。

椅子に座りコーヒーを手にするが、
泣いているので飲めない。

母は
あんなに強気で活発だった私が
うつ病になるとこんなにも泣いてばかりいて
ちょっとしたことも気になって
何度説明しても理解してもらえなくて
何度も同じことを聞いてきて
泣いては寝て、夢見て泣いて起きて・・・

どうしたものかと多分悩んでいただろう。

相変わらず私の涙は止まらず
コーヒーは飲まないまま
すっかり冷めきっていた。


今日はここまで


メリークリスマスイブ!
8年前の夜に見た夢。
今までの人生37(サンタがくれたモノ)

今でも忘れられない。
一生忘れないだろう夢。
クリスマスが嫌いなわけではない。

皆様
素敵なクリスマスイブを
どうかお過ごしください。

30代後半でうつ病になり、 病気になった原因や、 51歳を機に第二の人生を歩もうと未来を望むことを決めた、 これからのことを綴っていきたいと思います。