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分からないことを、無理に分かろうとするので無く、分からないまま心に留め置く。
運転中、ラジオから聞こえてきた言葉に心を打たれてしまった。
元東京大学総長の矢内原忠雄の肉声がラジオから流れていた。
人生の問題とは、何もかも分かってしまうことではなく…
また偉い先生だから明快に答えを教えてくれるわけでもなく、
分からないことがたくさんあり、
その分からないことを、分からないからどうだとか、無理に分かろうとか…
そうではなくて、
その時が来たら分かる。
その人が分かるように、
分からせてくれるものだ。
だから、分からない事があっても、自分の足元だけは明るくしておく。
その時が来た時、掴めるように、
行動できるように、自分の動ける範囲で動き、考え続けておくことが大事なのではないか。
分からないことを、分からないままに
心に留め置いて良いこと。
その時が来たら、その人に分かるレベルで
理解できるような出来事が訪れるということ。
諦めるのではなく、自分のできる事だけをやり続けること。
(なぜでしょう…?
すごくストンと心に落ちました。
私の何かに共感したんでしょうね…)
矢内原忠雄は
第二次世界大戦の直前、
反軍・反戦を訴えたことが問題となり東京大学の教授を辞職させられた。
私(矢内原忠雄)は医者の息子で、医者になるつもりでしたが、外科手術が怖くて法科へ逃げました。
私が高校2年のころ、母が亡くなり、同じくして父も失いました。死の深い悲しみ、罪の苦しみに、人生の喜び楽しみのほとんどが無くなったようでした。
その秋、内村鑑三先生の講義を聞き、思い切って先生に人生の問題について質問したところ、「私にも分からない」と意外な答えが返ってきました。
偉い先生でも、分からない事があるのか。
このエピソードの後、
先ほどの言葉につながります。
たまーに、何気なく聞いたラジオから刺さる言葉が見つかったりするんですよね。
気づきのメモをシェアさせて頂きました🙌
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