鈴木雅人(不動産税理士/税理士講座講師)

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鈴木雅人(不動産税理士/税理士講座講師)

不動産と相続のwebマガジン maruishi-media.jp 不動産と相続の専門家集団マルイシ税理士法人で税理士をしています。TAC税理士講座で講師(所得税法・住民税)をしていました。 税理士試験に関する情報を発信していきます。

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最近の記事

ミニ税法についてのQ&A【#税理士試験】

皆さん、こんにちは。 前回記事からだいぶ期間が空いてしまいました。 note以外の他の媒体でも税理士試験について書いておりますので、 こちらもご覧ください。 また、税理士試験の投稿を続けられるように頑張ります!笑

    • 税理士試験の持ち物【#税理士試験】

      税理士試験会場に向かう際、どんなものを持って行くのか考えたことはありますか。 受験票、青か黒のボールペン、電卓、これらがあれば受験できます。究極的には自分の身体とこれらだけで受験できるのですが、その他どんなものを持っているのか、自分の体験をまとめてみます。 1.学習教材旅行に行くのだろうかという大きなキャリーケースにテキストいっぱい詰め込んでいる方を見たことがあります。 あんなに持ってきてできるのだろうかと心配になるくらいに。 僕は理論マスターしか持っていきませんでした。

      • 理論の解答について思うこと【#税理士試験】

        税理士試験は簿記論を除けば、理論問題が存在しますり この理論問題は単純に専門学校の理論教材が暗記できているものを問うものもあれば、事例に理論教材で暗記した法律を当てはめて解釈を問うもの(以下、『事例問題』と表記します)もあります。 事例問題の解答は自身で作文するようなところもあり、その解答は十人十色だが、やはり人間が採点するものなのである程度読みやすい文章を書く意識を持って欲しいと思います。 何万枚もの答案を採点してきた経験から思うところを記します。 1.良い文章は一文

        • 理論問題の解答方法【#税理士試験】

          税理士試験では税法の理論問題が大きなウエイトを占めます。 前回は、暗記の仕方について書きましたが、今回は暗記をしたものをベースにどのように解答を作っていけば良いのかをまとめてみます。 本試験における理論問題は、大別すると2つになります。 ①個別理論 ~事業税・住民税などミニ税法に多い~ 理論マスターの理論を、そのマスター番号のまま、または、一部抜粋して回答を作成するパターンです。 ②応用理論 ~所得税法・法人税法・消費税法などボリュームの多い税法に多い~ 特に法人税法には

        ミニ税法についてのQ&A【#税理士試験】

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        • 税理士試験
          12本

        記事

          理論暗記の手助け【#税理士試験】

          税法の学習の中で最も大変だと言われているのが、税法の暗記です。 税法(特に法人税)では、理論マスターの一字一句の暗記をせずに理解中心で解答できると言われてはおりますが、とは言え、自分の言葉で作文するにも暗記をしなければ中々文章表現をするのは難しいと思います。 税法の学者になるならまだしも、早く実務の世界に飛び出すのであれば、さっさと税理士試験の突破をした方がいいのではないでしょうか。 それには、理解できるまで税法を研究するよりも、暗記してそれを答案用紙に書いてきた方が早い。

          理論暗記の手助け【#税理士試験】

          税法の総合問題の時間配分【#税理士試験】

          本試験の解答時間は、たったの120分。 限られた時間の中で合格答案を作るには、正確にスピーディーに解答を作らねばなりません。 「この問題は解けるから」や「この論点は好きだから」でなく、程よくすべての論点に手を付けるために今回は、時間配分と解答順序について書いてみます。 1.時間配分税法の問題は、理論と計算があるのがそれぞれです。一般的には、理論と計算の配点は50点ずつなので、均等に60分ずつ時間を割り振るのが良いのかなとも思えます。 しかし、問題によっては「理論50分・計算

          税法の総合問題の時間配分【#税理士試験】

          問題への取り組み方~答案作成の際の心掛け~【#税理士試験】

          答案作成時に意識していることはありますか。 職業柄、年に何千枚もの答案を見る、一日で何百枚を見ることもあります。 そんな中で気づいたことがあるので書き留めておきます。 どうしても採点するのは人間です。 マークシートの試験とは違う注意点がありますので、その点に意識を持っていただけるようになると合格に繋がると思います。  1.合格に繋がる答案の作り方を意識する    答案は試験委員と受験生が対話できる唯一のツールです。 あなたがどれだけ努力をしたとしても、悲しいかな試験委員は

          問題への取り組み方~答案作成の際の心掛け~【#税理士試験】

          所得税法と住民税の演習問題の解き方【#税理士試験】

          ここのところ、何回か「こんな勉強法をしていました」を書いておりました。 それと同じような形で今度は具体的な科目(所得税法と住民税)にしぼって問題に対するアプローチとそのアフターフォローについて書いてみます。 勿論、全員に当てはまる方法ではないと思います。 ただ、自分に当てはまらなかったとしても他者の工夫を知ることで自分の解き方にも何か影響が生まれると思います。 参考にしてみてください。 1.流し読みをする問題を解く前に一度、全体感を見て、問題文の難易度、ボリュームを大枠と

          所得税法と住民税の演習問題の解き方【#税理士試験】

          自分の勉強法を講師として見た感想③【#税理士試験】

          自分がどんな勉強法をしてきて、それがどんな結果をもたらしたのかを書いて3回目。 1.「要は何か」を一言でまとめる。 理論マスターもそう、計算テキストもそう。 そのページ、その柱で要は何が書かれているのかを一言でまとめる。 講義を聴いているのであれば、講師はこの論点を長々と説明しているが、「結局、一言で言えば何が言いたいのだろう」を常に意識しておくといいと思います。 理論の暗記が苦手だという方は、まずマスターのタイトルを見て、この規定は何の規定なのかを意識すると暗記がしやす

          自分の勉強法を講師として見た感想③【#税理士試験】

          自分の勉強法を講師として見た感想②【#税理士試験】

          自分がしていた勉強法が果たして良いものだったのか、また改めて振り返ってみようと思います。 正直、勉強法は色々試してみました。 勉強法の勉強していたくらいです。笑 そんな暇あったらもっと税法の勉強しておけば良かったなあ。。 1.条文番号を覚える理論でも計算でも、重要性の高い条文については、規定の名称だけでなく条文番号を覚えるようにしました。所得税の36条、37条、法人税の22条、消費税の30条など。 ○実際にやってみていた際の感想 解答を作成する際の小見出しで、規定の名称で

          自分の勉強法を講師として見た感想②【#税理士試験】

          受験仲間へありがとう 【#税理士試験】

          最近は、WEB講義の環境がますます増え、教室ではなくご自宅で学習している方も多いです。 ご自宅の近くに専門学校がある方でもあえて自宅での受講をされることを選ぶ方もいます。 確かに、スマホやタブレット端末の進化により移動時間など隙間時間を利用して学習できるので、 忙しい現代人が効率的に学習する環境としては良いのかも知れません。 移動も時間取られますし(それに僕は人混みが苦手なので、人混みにいるだけで精神的に消耗します笑)、 外に出るから身だしなみも気にする必要があり、 学習

          受験仲間へありがとう 【#税理士試験】

          自分の勉強法を講師として見た感想① 【#税理士試験】

          みなさん、こんにちは。 税理士試験の内容をご存知の方も多いと思います。 模範解答や配点箇所が公表されないだけでも、対策も立て辛くとてもハードな試験だと言えます。 そんな中でも一定数は合格するので、周りよりも確実に点数を取れば合格できることは確かです。 では、どういう勉強をしたら合格できるのか。 正直、勉強法は人それぞれなところがあると思います。 よくTwitterやYouTube、書籍などご自身の勉強法を紹介している方を見受けます。 それを参考にして、自分なりに消化できて

          自分の勉強法を講師として見た感想① 【#税理士試験】

          税理士試験科目選択(講師・実務家目線)【#税理士試験】

          前回記事では、税理士試験の科目取得について、受験生目線での思考について書きました。 それに対して、専門学校の講師目線や実務についた上ではどう思うかを書いていきます。 科目選択にお悩みの受験生は、参考にしてください。 1.講師として思うこと正直、科目の選択はどれでも良いと思います。 自分の興味はフィーリングに合う科目で良いと思います。 こんな内容だと、投げているように思われると思いますが、(笑) 正直、そこまで固執しなくても良いのではないかと感じます。 税理士試験には特

          税理士試験科目選択(講師・実務家目線)【#税理士試験】

          税理士試験科目選択(受講生目線)【#税理士試験】

          おはようございます。 税理士試験合格に向けた受験生の皆様の朝は早いと思います。 税理士試験は毎年8月に実施され、その9月にはもう来年の受験を見据えた次のカリキュラムがスタートします。税理士試験の合格発表は、12月なので試験から発表までの間にとても時間があります。 ですので、「次の科目の勉強を始めるべきか」、出来具合では、「もう一度今年と同じ科目を受験するか」など年内の選択が難しいところです。 次の科目に進むにしても、会計科目(簿記論・財務諸表論)は必須科目なのに対して、

          税理士試験科目選択(受講生目線)【#税理士試験】