『新編鎌倉志』(巻之一)「鎌倉大意」
「かまくら」=「かまど(竈)+くら(洞)」か?
「かまくら」と聞いて思い起こすのは、秋田県横手市の「かまくら」である。「かまくら」の語源には、
①形が竃(かまど)に似ているから「竃蔵(かまどくら)」
②内部に水神を祀るので、神の御座所「神座(かみくら)」
など諸説あるが、私は、形が竃に似ており、中で火を焚くことから「竃+くら」だと思っている。また、同様の「雪洞」を新潟県魚沼地方では、「ほんやら洞」という。「くら」は、蔵、倉といった建物(倉庫)ではなく、「ほら(洞)」の方言だ